メールとは?/ マイワン
[ 52] 電子メール - Wikipedia
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一方で、インターネットの普及以前にコンピュータ通信手段として広く行われていた、いわゆるパソコン通信でも、加入者同士で文書のやり取りを行うシステムが「電子メール」として提供されていた。ただし、パソコン通信では、一般的に、通信が1つのパソコン通信システム内にとどまっていたので、他のシステムとの間での電子メールの交換機能などの相互通信機能は、一部のケースを除きほとんどなかった。また、各パソコン通信システムごとに独自のシステムが構築されていた事が多かったため、ユーザインタフェース等についても互換がなかった。しかしその後、インターネットの普及に伴い、大手パソコン通信システムとインターネット間で相互に通信が可能にもなった。メール友達(メル友)も、流行になった時期があった。 インターネットが普及し始めた頃(あるいは現在も)はBBSの書き込みやブログのコメントさえも含めて「メール」と呼称していたライトユーザが多かった。 また、携帯電話やPHS間でごく短い文字メッセージ(メール)をやりとりする、ショートメッセージサービス(SMS。iモードなどのサービス開始前より行われている)も、広義の電子メールに含まれる。 一般的には、加入プロバイダや勤務先・通学先の企業・学校などのアドレス(アカウント)になっていることが多い。 容量については理論的には制限はないが、送受信可能な最大容量は、プロバイダの提供する容量で制約を受ける。一般的には、ダイヤルアップ接続時代の名残の数メガバイトから、近年のブロードバンド対応として大容量を謳ったものでは100メガバイト程度に設定されることが多い。これ以上の大容量のデータのやり取りにはFTPやP2Pなどが使われることが多い。 無料アドレスの場合はフリーメールサービスを利用する一般的な電子メールソフトではなく、Webブラウザを使いWebページ上で、送受信を行うWebメールがほとんどである。 現在、インターネットでは、メールサーバ間での通信およびクライアントからの送信には、一般にSMTPが使われる。古くは、また現在でも希に、UUCPが使われる。メールは、数々のサーバをリレーのように経由して目的のメールサーバに伝えられる。なお、電子メールには、送信者の使用メールソフトや経由サーバなどのヘッダーと呼ばれる情報が付属されている。 なお、あるファイルデータをメールに添付して送る場合、添付ファイルとしてMIMEなどによってテキスト化(エンコード)をしてメール本文に埋め込んで送信し、受信側で元のデータファイルに復元(デコード)する方法が取られる。添付ファイルには、コンピュータウイルスも仕込む事が可能なため、受信時に添付ファイルを自動的に開く設定になっていると、やはりコンピュータウイルスが侵入する被害を受けるなどの危険もある。そのため、一部では添付ファイルはしないでメール本文に記載するようにメール受信側から促している場合もある。 一通一通それぞれのメールは、本文とは別に、ヘッダフィールドと呼ばれる各種の特殊な情報が記載された領域を持つ。殆どのメーラーでは、何らかの方法(メーラー毎に異なる)によって、このヘッダフィールドの情報を参照可能である。この情報は、脅迫メールやスパムなどのメールが届く場合などに、送信元の特定などに威力を発揮する。ただし、偽装も可能で必ずしもすべてのヘッダフィールドを付加する必要はないため、完全に判断することはできない。 このヘッダの記載は送信者がメーラーの設定によって自由に変更できる。このような電子メールの仕様から、いわゆる「なりすまし」などの悪用を完全に防ぐことは困難とされる。 それぞれカーボンコピーとブラインドカーボンコピーの受取人のメールアドレス(名前も含めることができる)。#CcとBccを参照。 メールを初めて利用する人はもちろん、それなりに使い慣れている人にしても、この機能の本来の使用方法を理解していない事も多い。この機能を使うに当たっては、よく理解して使えばとても便利であるが、私用・公用に限らず、Cc機能とBcc機能の違い・それぞれに指定されて送信された相手に見える自分以外の送信先をよく理解して使わないと、例としてメールアドレスの個人情報漏洩など、色々な意味で面倒な事になることもある。 To:で指定した本来の送信先以外にも、一応コピーを送っておきたい相手などがいる場合に使用する機能である。 To:で指定した本来の送信先以外にも、一応コピーを送っておきたい相手がいる、しかしTo:とCc:に指定した相手にはこのBcc機能を使ってコピーを送った相手、もしくはその相手がいることを知られたくない、という場合などに使用する機能である。 複数のメーラーから単一のメールアカウント・サーバにアクセスする場合には、Bccを活用したテクニックがある。Bcc:にFrom:(自分自身)と同じアドレスを指定する(メーラー (MUA) による常時設定も可能)事により、自分が送信したメールがそのままの内容で自分のメーラーの受信箱にも配信される。POP3等のメールサーバでサーバからメーラーへ受信したメールをサーバから除去しない(数日後に削除する)設定をメーラーにすることにより、1つのメーラーから送信したメールが他のメーラー全てにコピーとして配信される。これにより、通常は送信したメーラーの送信済み箱を見ないと分からない所が、複数のメーラーで送信メールを確認できる。 Re:は返信されたメールのサブジェクトに付加される。この略号は、メーラーの機能で自動的に付加され、これがあることによって返信されたメールであることがわかる。しかし、送信者が送信時にサブジェクトから意図的に削除することもできる。 Fw:は、転送されたメールのサブジェクトに付加される略号である。この略号もメーラーの機能で自動的に付加されるもので、Fw:が連続していれば何度も転送されたメールだと言うことが分かる。これもRe:同様、送信者が送信時にサブジェクトから意図的に削除することもできる。Fw:の連続はチェーンメールに多いため、チェーンメールかどうかを判別する1つの手段にもなる。そのため、転送時にFw:を削除するように指示する内容が記述されたチェーンメールもある。 電子メールはインターネットに先行して開発された。既存の電子メールシステムはインターネットを作るに当たって重要な道具となった。 最初の電子メールは1965年、メインフレーム上のタイムシェアリングシステムの複数ユーザーが相互に通信する方法として使われ始めた。正確なところは不明だがその類の機能を持つ最初のシステムとして、SDC(ランド研究所からのスピンオフでSAGEのソフトウェア開発を行った会社)のQ32システムとMITのCTSSがある。 電子メールは間もなくユーザーが異なるコンピュータ間でメッセージをやり取りするための「ネットワーク電子メール」に拡張された。1966年には異なるコンピュータ間で電子メールを転送していた(SAGEでの詳細は明らかではないが、もっと早い時期に実現していたかもしれない)。 全てのコンピュータやコンピュータネットワークが直接相互に接続されるわけではないので、電子メールのアドレスにはメッセージの伝達「経路」、つまり送信側コンピュータから受信側コンピュータまでのパスを示す必要があった。電子メールはこの経路指定方法でいくつものネットワーク間(ARPANET、BITNET、NSFNET)でやり取りすることができた。UUCPで接続されたホストとも電子メールをやり取りすることが可能であった。 経路は「バングパス」と呼ばれる方法で指定された。あるホストから直接到達可能なホストのアドレスを書き、そこから次に到達可能なホストのアドレスをバング(感嘆符=!)で接続して書いていくアドレス指定方式である。 電子メールの不着及び遅延の主な原因となっているのはスパムメールである。ある報告[3]によると、2007年中に送信されたメールのうち90%から95%がスパムメールであったという。大量に送信されるこれらのスパムメールはメールサーバーに過大な負荷を与え、メール配送遅延の大きな原因となっている。たとえば2004年7月下旬から8月上旬にかけて、大手インターネットプロバイダ@niftyで、海外から大量に送信されたスパムメールによりメールサーバーに断続的な負担が掛かり、メールの受信に支障が生じる状態が続いた[4]。 また近年、トロイの木馬などのマルウェアに感染しゾンビ化したコンピュータ群によって引き起こされるDDoS型のスパム送信の割合が急激に増加しており、ますますメールサーバーに多大な負荷を及ぼすものとされている(→ボットネットを参照)。 また、スパムメール対策としてサーバー上、クライアント上でのフィルタリングが普及してきたが、誤検知により通常のメールがスパムであると判断されてしまい、不着となるトラブルが増えている(→電子メールフィルタリングを参照)。 スパム以外に配送遅延の大きな原因となるのが、いわゆる「年賀メール」である。新年を迎えると同時に大量のメール送信が発生し、サーバーに負荷がかかり遅延が発生することがある。ここ数年はメールサーバーの処理能力向上により、かつてに比べると問題となることは減ったものの、特に携帯電話・PHSのメール機能は「即時にコミュニケーションを取りあう手段」としてチャット的に利用される傾向があるために年賀メールの発信も多く、遅延や輻輳の可能性も高い。このため毎年年末の、特に年をまたぐ時間帯には各キャリアが年越時間帯のメール、コールの自粛を呼びかけている。また、平行して発信制限も行っている。 かつてパソコン通信が全盛だった時代には、処理の集中を防ぐため、あらかじめ年賀メールをサーバーに予約送信しておき元旦に順次配送するといったサービスも提供されていた。 パソコン通信やインターネット等における文字だけのコミュニケーションに見られる問題(炎上、Flaming)は電子メールにおいても見られる。メールの真意、感情が相手に伝わらず、度々トラブルに発展するケースが挙げられている。英語圏では、メールの真意を読み取り間違え、感情に任せて送るメールの呼称(スラング)にFlame Mailというものがある。 |
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