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一同とは?/ マイワン

[ 760] 法政大学での弾圧事件に抗議する有志一同:ホーム
[引用サイト]  http://www.geocities.jp/housei_kougi/

私達はインターネット上のブログやWeb、掲示板などを運営し、あるいはその固定読者として偶然に知り合った個人です。そして同時に、去る3月14日に法政大学で発生した学生たちへの大弾圧事件に対し、それぞれの立場や考えから、大きな憂慮を抱く者でもあります。
私達はネットを介して連絡をとりあい、今回の事態に自分達も何かできないかをメールなどで話し合いました。その中で私達は、自分達の考えを、法政大学への抗議・要請文としてネット上で公開し、さらに多くの賛同者を募った上で、今回の弾圧の現場責任者である、学生部長、安東祐希氏に送ろうということになりました。
もちろん私達は、弾圧された学生達のとった行動や、とりわけその運動の先頭に立っていた一部の学生の所属団体(=中核派)に対しては、様々な評価や考え方を持っており、一様ではありませんし、それはここを読んで下さっている皆さんもそうだと思います。
しかしながら、ここ数年の公安警察の増長、思想や表現行為そのものを取り締まり、逮捕する、「政治警察」化の従来を倍する一層露骨な進行、そしてそれへの「良識の府」たる大学の屈服、これらに歯止めをかけ、思想・信条・表現・言論の自由を防衛していく必要性において、私達は完全に一致しました。そしてその一点をもって、お互いの考えの違いを乗り越え、以下のような抗議・要請文をまとめるにいたったのです。
私達の行動は、小石にも満たない小さな砂粒かもしれません。しかし今は「できないこと」を数え上げるのではなく、各人が一つでも「できること」を積み上げていくことが大切だと思います。
すべてをできる人はいません。しかし誰でも何かができます!どうか私達の自由と未来を守るために、ネットの片隅でおこったこの小さなムーブメントに、あなたの声を束ねてくださるよう、心からあなたに要請します。
※こちらのページにある抗議・要請文をご一読いただき、もし、納得していただけるようでしたら、「呼びかけ人」に名前をつらねてください。
※こちらのページに「呼びかけ人」と「賛同」への署名フォームがあります。どうか必要事項を記入の上、送信ボタンを押していただきますよう、お願い申し上げます。
『今回の弾圧に際して、さまざまな立場の違いはあっても、法大当局と警察権力の弾圧に対して抗議の声を上げてくださったことに、心から感謝いたします。これだけの反撃の声がわきあがったことが、学生たちを12日間だけで取り戻すことができた最大の力であると確信しています。本当にありがとうございました』(続きを読む)
25日釈放された反対派の学生達に対し、法政大学と学生部は全員に「自宅謹慎処分」を命じて、学内に登校させないという姑息な暴挙にでました!絶対に許せない!
皆様、引き続き圧倒的な賛同署名へのご協力を!私達の声を安東学生部長に叩きつけよう!すでに署名された方も、周りの方やお友達に、このページを紹介して下さい。
皆様からいただいた抗議の声を、郵便局を通じて法政当局と安東祐希氏に叩きつけてまいりました。くわしくはこちらをご覧下さい。引き続き賛同署名を受け付けています。第二次、第三次と叩きつけていく予定ですので、さらに!さらに!一人でも多く抗議の声を届けましょう。
・資料集のページに「安東祐希教授はなんで言論弾圧なんてやっているのかを占う(ヨセフアンドレオン)」を追加しました。
・資料集のページに「安東祐希先生、枯れ葉剤なんて使っちゃいけません(ヨセフアンドレオン)」を追加しました。
・資料集のページに「釈放の報告ならびに絶大な支援への御礼を申し上げます(法大救援会)」を追加しました。
・抗議文を発送しました!皆様からいただいた抗議の声を、郵便局を通じて法政当局と安東祐希氏に叩きつけてまいりました。くわしくはこちらをご覧下さい。
・引き続き賛同署名を受け付けます。追加のご署名と皆様のコメントも、定期的に安東学生部長に送付いたします。
・本日が第一次集約の締切日です。明日の朝までの賛同名簿とコメントを添えて、法政当局に送付いたします。どしどしご賛同お願いします。
・法政OBの方より「学生部長の名前は『安藤』ではなくて『安東』である」というご指摘をうけました。皆様と安東氏には謹んでお詫び申し上げると共に訂正させていただきます。

 

[ 761] 吉岡家一同おとうさんのブログ/ウェブリブログ
[引用サイト]  http://pokemon.at.webry.info/

ジャイアンツの開幕戦はともかく、長期低落傾向を続けている NHK の朝ドラなんですが、今回も視聴率を落としたようです。先週で終わった「ちりとてちん」は年度前半の「どんど晴れ」なんかよりずっとよかったと私は思っていたんですが、世間一般の評価はそう高くもなく、関西人的な感性にマッチしていただけかもしれません。引用にもある通り、「ちりとてちん」も関西では少なくとも過去最低ではないようです。とっても残念な気がします。ちなみに、朝日新聞の記事の元ネタはビデオリサーチのサイトにあります。ついでに、 NHK の朝ドラのサイトに原作者や出演者なんかが表になっていますから、合わせて読み解くと面白いかもしれません。
今日は、朝から雨が降っていたんですが、午後には上がって、お天気は急速に回復しました。今日は気温が上がりませんでしたが、明日には少し暖かくなり、明後日以降はかなり気温も上がるとの天気予報です。
今日は私が仕事を休んで一家そろって出かけました。この週末は春休みど真ん中だったんですが、下の子が活動しているボーイスカウトのキャンポリーがあって、少し予定がズレ込んでしまいました。午前中は傘を差して渋谷の映画館に行き、ケロロ軍曹の劇場版映画を見ます。『超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!』です。このブログの今月上旬3月3日付けのエントリーで、春休みの子供向け映画のレビューの中で紹介した通りの内容なんですが、最後の方の最終バトルの画像の美しさなんかは、劇場版映画として第3作となりますから、かなり完成度を高めているように感じました。同時上映の『武者ケロ』も10分ほどの短編で済ませていますし、来年の劇場版第4作は同時上映なしになる予感があります。また、渋谷のシネアミューズで見たんですが、Yahoo 映画の劇場紹介のオススメに従って、最前列で見たものですから、サウンドも大音響で迫力がありました。ただし、ひとつだけ難点を言えば、ケロロ軍曹は本来はギャグ漫画なんですが、劇場版としては致し方なくシリアスな内容に仕上がっており、その点は、シリアスな内容を含みつつもギャグ満載のクレヨンしんちゃんのシリーズほどの完成度を達成しているとは思えません。劇場版映画においても本来のギャグ漫画としての完成度や成熟度を高めるのには、もう少し時間を必要としそうな気がしないでもありません。下の写真は『超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!』の映画館にて記念写真の子供達です。昨年はドロロ兵長とタママ二等兵に扮した人がいっしょに写真に入ってくれたんですが、今年は平日に行ったためか記念写真用のボードだけでした。
映画を見て昼食を食べた後、午後から日本橋本石町へ出て日銀見学に加わります。最近まで子供達を理科教室に通わせていたんですが、日銀見学は社会科教室の野外実習のような位置づけです。最初は竹下景子さんご出演の紹介ビデオを20分余り見て、後は30分余り本館と新館のツアーです。実は、私は役所に入った直後の20年以上も前から日銀には何回か行ったことがあり、今日のツアーにも含まれていた、通称「松の廊下」も見せてもらったことがあります。「松の廊下」とは赤じゅうたんの廊下の両側に歴代総裁の肖像画が並んでいるところなんですが、20年以上も前に見せてもらった当時は、私の記憶が正しければ、直前に総裁を交代したばかりの前川元総裁の肖像画をその時点で描いている、と聞いたような気がします。古い記憶なんで不正確かもしれません。もちろん、今ではもっと後の総裁の肖像画もあります。我が家の下の子がもっとも高く評価したのが本館地下の金庫です。少し前まで実際に使っていたとの説明があり、もちろん、今では見学用に改造されているわけで、ホンモノが置いてあるわけではないんでしょうが、日銀券や金塊が置いてあるように見える作りになっていて下の子はそれなりに感激していました。将来、この業界に進むことになれば、今日の体験がきっかけになるのかもしれません。下の写真は日銀見学を終えた子供達で、下の子が手に持っているのはお土産コーナーで買い求めた金塊チョコです。この時点で雨は止んでいました。
私の仕事はそう忙しくもないんですが、おにいちゃんの勉強は増えるし、下の子のスカウト活動もいろいろあるしで、先週木曜日に下の子を連れて行った将棋会館道場といい、今日の映画と日銀見学も、春休みの家族サービスは平日になってしまいました。年々、子供達の勉強が増えていますから、今日のように職場に不義理して年休を取ったとしても、子供達と遊べるのも残り少なそうな気がしないでもありません。貴重な成長の記録として、写真とともに残しておきたいと思います。
先ほどのエントリーでも書きましたが、今日のデーゲームは下の子を駅まで迎えに行って3時ころに帰宅してからテレビ観戦でした。いきなり、下位打線であっさりとツーアウトになったものの、赤星外野手と平野内野手がデッドボールとフォアボールで出塁し、赤星選手の盗塁の後に、2人でダブルスチールし二三塁になったと思ったら、最後は新井内野手がタイムリーで1-2番を返すという、いかにも阪神らしくて理想的な点の取り方から見始めたことになります。1-2番が出て3番が返すという展開ですから、昨夜もヒーローインタビューを受けた金本外野手の出番がありませんでした。ついでながら、今日の金本外野手は確かに冴えなかったんですが、今岡三塁手はそこそこ打っていた印象があります。投手に目を転じると、と言うか、今日の試合は福原投手の完封勝ちでしたから、JFK などのリリーフ陣は出番なしです。開幕2試合ですでに出番が多いですから、少し休ませてあげましょう。福原投手に戻ると、完璧なピッチングでした。逆に言うと、今年は福原投手にこれ以上の結果を出せと要求するのが難しそうな気すらします。
今日の試合展開にはほとんど何の関係もなく、私は全く知らないもので、少しフォード外野手を注目しようという意欲はあったんですが、まったく目立ちませんでした。私が別のことをしている時を狙って打席に入っていたりしたんでしょうか。何をしているんでしょうか。試合終了後にニッカンスポーツのサイトで確かめると、開幕3試合でノーヒットみたいです。桜井外野手あたりを起用してみてはいかがでしょうか、と岡田監督にオススメしたくなってしまいます。何せ、テレビを見ていても印象に残っていないので、いまだに黒人か白人かも知らなかったんですが、トラックバック先を探してアチコチの虎ブロを見ていて、ようやく白人と知りました。
目を大阪の京セラドームから東京に転ずると、我が家からほど近い神宮球場でジャイアンツがスワローズに3連敗です。試合展開の中身を全く知らないんですが、最終スコアを見る限りはボロ負けという気がします。ストーブリーグであれだけの補強をしながら、この結果では投資収益率が極端に悪いように感じます。ここ半年くらいの東証の日経平均株価のように、マイナスなのかもしれません。でも、プロ野球はマーケットの競争にさらされているわけではなく、かなり閉鎖的な世界ですから生き残れるんだという気がします。
今日は、朝から雲が広がり、午後からパラパラと雨が降り出し、夜には本格的な雨になりました。花曇りや花冷えとはよく言ったもので、今日は気温が上がらず肌寒かったです。
昨日からの港地区のボーイスカウトによるキャンポリーが今日で終わりました。上の写真は大きな荷物を抱えて帰宅した下の子です。バックは満開に咲き誇る団地の桜です。私も朝からママチャリの自転車を飛ばして、少し活動を見て来ました。ウチの子はカブ隊の仲間とともに班ごとに活動しているようで、首からスタンプカードのようなものをぶら下げて、いろんなコーナーで遊び回っていました。昨日はカブ隊が民俗芸能、ボーイ隊がお菓子作りに挑戦した後、今日はベンチャー隊とローバー隊がパイオニアリングの競技に臨み、作った後の信号塔で今日から合流したビーバー隊とウチの子たちのカブ隊が遊んだりしていました。お天気が心配だったんですが、家に帰り着く直前からパラパラと雨が降り始めたくらいで、本格的な雨の前に帰宅しました。実は、雨が降り出しそうになったので、私が最寄りの駅まで傘を持って出向きましたので、2人で傘を差して帰って来ましたが、街行く人々の中で傘を取り出した人はまだ半分ほどでした。もうひとつの心配は食事の量で、昨夜の夕食はともかく、今日の昼食は豚汁の用意だったんですが、これだけで足りるのかと心配していたところ、帰宅した下の子に聞いたら、豚汁に五目ご飯もあったと言っていましたので安心しました。
話は大きく変わりますが、3時に帰宅するとプロ野球中継を見ます。ちょうど、我が阪神タイガースが4回の攻撃に入るところでした。今年はこんな攻撃が出来るんだとびっくりしました。アッサリと8番9番でツーアウトになった後、トップに返って赤星外野手が出塁して二塁盗塁、平野内野手も出て一二塁となった後、ダブルスチールで二三塁に進塁して新井内野手のタイムリーで2点取るとは、ひょっとしたら、今年は昨年よりも強いんではないかと期待してしまいました。まだ試合は続いているようですが、先発の福原投手の調子も上々ですから、今日も勝って3連勝でしょう。いつでも横浜ベイスターズはいいお客さんです。
最後に、ブログのテンプレートを変更しました。小規模な手直しか、大規模に変更したかは議論のあるところですが、いつもの通り、レンタル元の提供してくれている出来合いのテンプレートではなく、好きな画像を用意して自作しています。
今日も、朝からまずまずいいお天気でした。気温もそこそこ上がりました。我が家の団地の通路の両側には桜と花水木が植えられており、桜は満開で花水木は少し散り始めています。この取合せは米国の首都のワシントンを思い出させます。
ボーイスカウト東京連盟港地区が出来てから25年になるのを記念して、我が家の近くの区立中学で港地区のスカウトが集まってキャンポリーをしています。上の写真はウチの子とカブ隊の仲間です。我が家の下の子がひときわ大きいです。今日は私も午後からこのボーイスカウト港地区のキャンポリーの手伝いに行きました。何の手伝いかと言えば我が家の下の子が活動している団の夕食の準備です。今日の夕食と明日の朝食はキャンポリー全体ではなく、団ごとに準備するそうです。まあ、分野が分野ですから、私はほとんど何の役にも立ちません。計量モデルをフェア・テイラーに従ってフォワード・ルッキングに解くとか、VAR モデルでグランジャー因果を計測するとか、観察不能変数を状態空間表現したモデルをカルマン・フィルターで解くとか、なんかでしたら、今までも経験があるので役に立てそうな気もするんですが、2週間前の3月16日のエントリーで取り上げたように、鶏肉や野菜を切ってチキンのトマト煮を作る料理の分野では、私の能力は大きな限界があります。加えて、立ち仕事が多いので、腰痛持ちには少しツラいです。
取りあえず、エプロンと頭を巻くバンダナを持って集合時刻に集まって、お料理を始めます。私はタマネギの皮をむくのを担当します。次には、プチトマトのヘタ取りです。そして、コンロに火をつけて大鍋の底が焦げないようにかき混ぜます。力が必要なので、トマトの缶詰めを缶切りで開けます。途中は抜けて、最後に出来上がった大鍋を運びます。何とか我が団の夕食の用意に参加したといったところでしょうか。下の写真は夕食を食べる下の子です。カブ隊の隊長さんなんかが、「みんなのおかあさんが作ってくれたので、いっぱい食べるように」と言っていましたが、おとうさんは数に入っていなかったです。当然です。
夕食を終えると最後はキャンプファイヤーです。ウチの子なんかはキャンプがしたくてボーイスカウト活動を始めたようなもんですから、夕食とともにもっとも楽しいひと時です。今夜は少し風が強くなる時間帯があり、アチコチに火の粉が飛んで、小さい子がワーワー騒いでいたりしました。ボーイスカウト定番の「キャンプだホイ」とかを歌ったりしていました。私も何回か聞いたことがあります。でも、私はさすがに慣れない作業で少し疲れてしまい、キャンプファイヤーの最後までお付き合いすることなく、途中で失礼させていただきました。都心の真ん中でのボーイスカウトのキャンプですから、すぐ近くには見上げる高さで東京ミッドタウンが隣接しており、その脇には六本木ヒルズも見えます。少し左に角度を変えれば、東京タワーもライトアップされています。何枚か夜の写真も撮ったんですが、東京ミッドタウンや東京タワーの写真は、私の腕前と5年落ちのコンパクトカメラでは限界がありました。夜の写真で何とかまともに撮れたのは下のキャンプファイヤーくらいです。
今夜はウチの子のカブ隊は区立中学の体育館で寝袋を持って泊まり込み、ボーイ隊以上は校庭にテントを張って野営するようです。サポートする親の方も少しタイヘンですが、ウチの子なんかにはもっとも楽しい活動なんだろうと思います。
今日も、少し雲は多かったものの、朝からまずまずいいお天気でした。気温もそこそこ上がって、日中は暖かな春の陽気でした。でも、夕方ににわかに雲が広がって風も強くなり、パラパラと雨が落ちて来ました。夜には本格的な雨になりました。なお、桜は満開を迎えたような気がします。
今日はいくつか2月の経済指標が発表されました。総務省統計局から家計調査、消費者物価と失業率が発表され、厚生労働省から有効求人倍率をはじめとする一般職業紹介状況が発表されました。まず、いつもの NIKKEI.NET のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
家計調査結果は実質で見て前年同月比でプラス・ゼロ、季節調整済みの前月比で▲2.9%減だったんですから、うるう年効果を考え合わせると、一見、振るわないように見えます。すなわち、総務省統計局はうるう年の調整をしておらず、昨年の例から見て前年同月比で2.3%ポイント程度の上振れが生じている可能性があることを公表しています。これを考慮すると、2月の実質家計消費はかなりのマイナスだった可能性があります。しかし、少し見づらいんですが、上のグラフでも見られる通り、詳しく見ると、減少しているのは住居費で、逆に、破線のグラフの住居費を除く家計消費は1月の3.1%増に続いて、2月も2.4%増となっています。技術的なことをいえば、GDP の個人消費には住居費は含まれませんから、この住居費を除くベースの家計消費が景気を計る目安となる可能性が十分にあると言えます。
消費者物価は生鮮食品を除くコア CPI が前年同月比で1.0%の上昇になりました。上の引用にもある通り、5ヶ月連続のプラスなんですが、前年同月比で1%に達したのも久し振りだという気がします。もう毎月同じことを書いていて、ハッキリ言って、飽きてきたんですが、原油価格などの一次産品価格の高騰に起因するコスト・プッシュの物価上昇です。でも、一昨年に5年おきの基準改定が実施された際には、▲0.5-0.6%ポイントも下方改定されたんですから、基準年から3年たった現時点に引き直すと▲0.3%ポイントくらいの上方バイアスがすでに生じていても不思議ではないわけですから、計測誤差の範囲内ともいえるかもしれません。特に、上の表に見る通り、欧米タイプの食料やエネルギーを除いたコアコアの CPI が依然として▲0.1%の下落を続けているんですから、この程度の物価上昇は歴史的に見れば無視出来る範囲だという意見もあり得ると思います。ただし、わずかとはいえ、所得が伸びない中での物価上昇は家計に響く可能性は否定できません。また、今月のトピックは連日報道されているように、ガソリンの暫定税率廃止に伴う値下げが4月以降に実現される可能性が高まったことで、もしも、リッター当たり25.1円の値下げが実現すれば、CPI には▲0.5%程度の引下げの寄与となります。
最後の失業率などの雇用統計は、景気減速とともに反転した可能性が指摘できます。季節調整済み完全失業率は2月には3.9%と、1月より0.1%ポイント上昇しましたし、就業者数が前月比▲22万人減と2ヶ月連続減少する一方、完全失業者数は引用にあるように前年同月比では減少していますが、前月比では6万人増と3ヶ月連続で増加しています。加えて、新規求人数は2007年以降は明確に増加率の反転が見られますし、最初の引用にはなかったんですが、下のグラフに見られる通り、有効求人倍率も1月の0.98倍から2月には0.97倍に、わずかとはいえ低下しています。特に、新規求人倍率は1月の1.49倍から2月は1.40倍に低下しています。春闘相場が盛り上がらなかった背景として指摘できそうな気がします。労働市場では景気の減速が確認されたように私は捉えています。でも、これが消費に現れるには一定のラグを伴うことになりそうな気がします。
毎月のように指標を見ているわけですから、同じような状況が続いていて、景気が減速している以上に決定的な景気転換局面に入ったとの気配は現時点では感じられません。日米の温度差の違いかもしれません。なお、新味を出そうとして、今夜のエントリーは総務省統計局や厚生労働省からのプレスリリースから図表を取ってみました。かなり縮小をかけたことも悪かったのかもしれませんが、我が同業者のエコノミストから送られて来るニューズレターの出来栄えに比べて、別の意味の同業者である公務員が作っている役所の図表は見づらいということがよく分かりました。
今日も、少し雲は多かったものの、朝からいいお天気でした。気温は昨日ほどは上がりませんでしたが、まずまず暖かな春の陽気でした。霞が関官庁街の桜は満開を向かえつつあるんですが、外務省前のは散り始めているのも出て来たように聞きました。お花見の人出はこの週末くらいがピークなのかもしれません。
今日は午後から年休を取って、下の子と自転車で出かけました。将棋会館道場のビギナーズセミナーに参加するためです。毎週木曜日の午後の1時から、3時から、5時からと3回開催され、各1時間半ほどです。事前の予約が必要で参加費は子供1000円です。講師は新進気鋭の天野貴元三段が務め、駒の動かし方などのルールをまったく知らなくても不思議ではないビギナー向けですから、子供や女性にも親切に教えてくれます。石田和雄九段の門下生だそうです。青山からですから私と下の子は自転車で行きましたが、将棋会館道場は千駄ヶ谷駅の南口の神宮外苑のやや西の外れにあり、我が家から見れば国立競技城の脇の鳩森八幡神社の近くの緑豊かな地区にあります。
ビギナーズセミナーの定員は18人で、将棋盤が18並びます。今日も10人を超えていました。開催されている曜日と時間帯からして、多分、私のような中年のオッサンは対象外で、今日も参加者はみんな小学生と女性でした。参加者のレベルによって違うんでしょうが、ウチの子の場合、最初は詰め将棋から入りました。もっとも、駒の動かし方から始めている子もいました。最初は一手詰めから始めて、ウチの子がそれなりに出来るので、三手詰めになります。これが30分ほど続きます。詰め将棋で各参加者のレベルを判断して何枚落とすかを決めているんだと思いますが、後半の1時間ほどは参加者と講師の天野三段との対局になります。講師の天野三段は全員と同時に対局するわけです。ウチの子の場合は十枚落ちでした。すなわち、天野三段の方は王と歩の一列だけで、飛車角はもちろん、金銀も言うに及ばず、香車と桂馬まで落としてくれました。実は、我が家の下の子は飛車角の二枚落ちなら、私に勝つくらいですから、十枚落ちなら天野三段にも勝ちました。その上、天野三段から「次に来る時は、金を付けて八枚落ちでやろう」と言われて大得意でした。
上の写真はビギナーズセミナーを終えて、講師の天野三段といっしょに記念写真の下の子です。うららかな春の陽気に誘われて、子供の春休みに合わせて仕事をサボって出かけた甲斐がありました。
今日も、朝からいいお天気で、気温も花粉の飛散量も昨日を上回った気がします。桜の開花も進んで、霞が関官庁街では五分咲きから七分先くらいになっているようです。
財務省が26日発表した2月の貿易統計速報によると、中国からの食料品の輸入額が553億円となり、前年同月に比べて28.0%減少した。中国の祝日(旧正月)などの影響で輸入総額も15.1%減ったが、食料品の減少幅はこれを上回り、1986年7月(30.5%減)以来、約21年半ぶりの大幅な落ち込みとなった。1月末に発覚した中国製冷凍ギョーザの中毒事件を受け、加工食品などの輸入が急減したのが響いた。中国からの食料品輸入額は216億円減少した。ギョーザなどが含まれる「穀物類」の輸入額が39.4%減り、数量ベースでも59.0%減と大幅に縮小した。魚介類や肉類、野菜や果実などの輸入額も2割を超えるマイナスとなった。ギョーザ事件がどの程度響いたかは特定できないが、中国製の食品を敬遠する動きが広がったことを裏付けたといえそうだ。
朝日新聞の夕刊なんかでも、中国からの食料品輸入が3割減との見出しだったような気がします。でも、貿易統計をよく見ると、もう少し細かい分類ながら、中国からの衣類・同付属品も▲27.2%減だったりしますから、一概にギョーザ事件だけでなく、中国側の要因としては、旧正月や大雪、もちろん、日本側の要因として、景気減速も影響しているんだろうと思います。
ギョーザはこれくらいにして、貿易黒字が市場予想を下回ったにもかかわらず、今回の貿易統計は堅調な結果と見なされています。ひとつには、2月下旬に原油や天然ガス等の鉱物性燃料の輸入の伸びが急拡大したことにより貿易黒字が市場予想を下回ったためであり、輸出は米国向けの減少にもかかわらず、全体では金額で前年比8.7%増、数量では14.8%増と堅調な伸び率を続けているからです。もっとも、輸出の中にはアジア向けの船舶輸出が前年同月比で206%増で計上されており、船舶を含むアジア向けの輸送機械が50.5%も伸びています。詳細は不明なんですが、一時的な要因である可能性も十分にありますから、この点は割り引いて考える必要があります。それにしても、2月の平均為替レートは1ドル106.90円と1月から4円ほど、前年同月の2007年2月からは14円余りの円高になっているんですが、それにもかかわらず、輸出は堅調に伸びているわけです。地域別に見ても、先月2月19日付けのエントリーでも紹介したように、明らかに景気後退に入った米国に続いて欧州の景気動向も少し怪しくなって来ていたんですが、日本からの輸出は増加を維持しており、対 EU 輸出は前年同月比で7.2%増となっています。加えて、ロシアや中東の産油国向けには自動車を中心に輸出の増加が続いています。
でも、やっぱり気になるのは米国への輸出動向です。上のグラフは米国への輸出動向なんですが、2006年中には伸び率がピークを打ち、2007年後半から減少が始まっていることが読み取れます。これから景気後退が本格化すると、このマイナス幅が拡大するのかもしれません。外需への依存度の高い成長を続けている我が国もピンチであることは言うまでもありません。それを象徴しているように見えるのが、輸入数量が減少を続けていることです。輸入金額の方は原油などの鉱物性燃料の価格上昇により増加しているんですが、貿易指数で発表されている数量の方は昨年6月にマイナスを記録してから9ヶ月連続の減少です。その前の2006年5月も0.5%増でしたし、2006年3-4月も▲6%台のマイナスを記録していますから、日本経済もかなり減速していることは確かです。
為替が大きく動いている中で、デフレータを読みづらいんですが、これまでの貿易統計を見る限り、少なくとも1-3月期GDPの外需はかなり堅調だと見られます。しかし、今春闘も渋い結果に終わりそうで、消費が景気をリードする形には至らないことが予想されますから、その上に、現時点では堅調な結果を示している外需が米国の景気後退入りとともに一定のラグを伴ってマイナスに寄与するようになれば、我が日本経済も大いにピンチなのかもしれません。
今日は、朝からいいお天気で気温も上がり、暖かな春の日和でした。先週から今週や来週あたりにかけては春らしく、お天気の日と雨の日が周期的にやって来るようです。
国土交通省は24日、2008年1月1日時点の公示地価を公表した。全国平均は「住宅地」、「商業地」、工業地などを含む「全用途」でいずれも2年連続で上昇した。上昇幅も拡大し、資産デフレの収束も見えてきた。ただ、昨年後半から大都市圏の中心部で上昇率が鈍った地点が多かった。これは、昨年夏に表面化した米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付き問題の影響で、欧米の金融機関などが日本の不動産投資から手を引く動きが広がったためだ。全国の調査地点のうち、上昇した地点は、住宅地で48.4%、商業地で49.9%とほぼ半数だった。中でも東京、大阪、名古屋の3大都市圏の商業地は3年連続の上昇で、上昇率は18年ぶりに10%を超えた。地方圏は住宅、商業地とも1%台の下落となった。
右の地図は朝日新聞のサイトから取ったんですが、住宅地だけを取り出して、今年1月1日現在での公示地価の昨年比で上昇、下落幅縮小・横ばい、下落幅拡大に区分して色づけしてあります。一目瞭然で分かりやすいと思います。大雑把に首都圏から京阪神圏まで東海道線の通っている都府県が上昇していて、言葉は悪いですが、西日本のやや周辺部が下落幅を拡大しているのが明らかです。西の住宅地から目を北の商業地に転じると、商業地の上昇率1位は仙台駅前の40.1%だそうです。いわゆる3大都市圏ではなく、上位10地点の半数を仙台や福岡などのの駅前や繁華街が占め、昨年の大都市中心部の上昇の勢いが地方都市に及んでいます。大都市圏でも上昇地点が都心のど真ん中から郊外にも広がりを見せ始め、大阪圏を除き上昇率が拡大しています。ただし、東京都心8区の住宅地など、大都市圏の都心では上昇の勢いが鈍っているようです。大阪、名古屋圏も減速した地点が多く見られました。地方圏は4年連続で下落幅が縮小したものの、住宅地、商業地ともに下落はバブル崩壊後16年連続となり、地域差が広がっているように見られます。なお工業地は全国平均で0.5%上がり、1991年のバブル崩壊以来17年振りに上昇に転じています。国土交通省は「地価の急速な上昇に需要がついて来られなくなった」と分析しており、首都圏のマンション契約率は高値のためもあって、昨年8月から好調の目安とされる70%を切った水準で推移しています。また、地価回復を支えてきた外資などの不動産ファンドはサブプライム問題をきっかけにリスク許容度を低下させて、我が国の土地に対する投資姿勢を慎重にしている面もあります。最後に、地価の最高額は商業地で2年連続トップの東京都中央区銀座4丁目の山野楽器銀座本店だそうです。1平方メートル3900万円となり、バブル絶頂期の1991年当時の銀座と新宿の過去最高額である3850万円をついに塗り替えたようです。
以上が大雑把な報じられている事実関係です。私のこのブログでは、今までも地価と地域間格差について何度か取り上げて来ましたし、今夜のエントリーのタイトルも「公示地価に見る地域間格差」としてみたんですが、今回の公示地価は非常に微妙な結果だという気がします。都心一等地のミニバブルがはじけた、という意見もあります。典型例は読売新聞の今日の社説です。「米国のサブプライムローン問題が発端となった世界的な不動産価格の下落の波が、日本にも及んできたのだろうか。日本の大都市の一部で起きていた前年比40%-30%上昇という地価のミニバブルに、反転の兆しが見え始めた。17、18年前のバブル崩壊で起きた地価の長期下落再来を懸念する声もある。今後の地価動向を注視する必要があろう。」との書出しで始めています。格差の観点から論評すれば、都心一等地の地価上昇率が鈍化し、郊外にも及んで来たのは確かなんですが、それが、都心でないまでも都市部に止まっていて、地方圏まで及んでおらず、周辺部ではまだ地価下落幅を拡大している状態である、ということになろうかと思います。つまり、都市部の内部での格差は縮小傾向にあるものの、都市圏と地方圏の格差は決して縮小していません。もっといえば、私のこのブログのエントリーの中で、もっともリファーされたのが2006年2月2日付けの「デフレが終わってバブルが生じている?」なんではないかと思うんですが、これを書いた2年以上も前と今の状況は控えめにいっても大きく変わっているとはいえません。要するに、デフレが続いているわけです。この意味からも、繰返しになりますが、デフレ脱却に失敗した福井総裁と武藤副総裁の日銀執行部はまったく評価できませんし、5年間の在任期間に合格点を与えられようハズもありません。
今夜のエントリーの最後に強調しておきたいのは、地価は単純に景気の減速を反映しているということです。格差ではなく、これをメインに据えようかと思ったほどです。金融市場の撹乱的なマネーの動きが確かにありますし、限界的に大きな影響を及ぼすこともあり得ます。しかし、米国経済が景気後退に入ると素直に商品市況は下落しますし、円高も進みます。先日2月11日付けのエントリーでジョージ・メイソン大学カプラン准教授の "The Myth of the Rational Voter" を取り上げた際に、anti-market bias に言及しましたが、「アラブの王様とロックフェラー家が原油価格を決めている」というほど荒唐無稽ではないにしても、東京の主婦の円キャリー取引や外資の不動産ファンドの都心一等地への投資など、必ずしもファンダメンタルズに基づかない投機的な資金の動きがマーケットを規定する要因になる場合は少ないと私は考えていますし、控えめにいっても、過大評価するべきではないと思います。
今日、内閣府と財務省が法人企業景気予測調査の結果を発表しました。朝日新聞のサイトから取った左のグラフを見ても一目瞭然で、今年1-3月期の大企業の景況感 DI は▲9.3で、昨年10-12月期の+0.5から大幅に落ち込んでいます。原油をはじめとする原材料の価格高騰や円高などが企業業績を圧迫し、2004年4-6月期の調査開始以来、過去最低の水準を記録しました。なお、中堅企業は▲14.1、中小企業も▲30.4と、いずれも過去最低を更新しています。ただし、こういった企業の業況感については、もっとも注目されている日銀短観が来週4月1日に発表されますので、日銀短観が発表された時点で改めて詳しく取り上げたいと思います。なお、日銀短観の予測も出始めており、マーケットでは規模別や製造業・非製造業の業態別を横断して、前回調査から▲5-6ポイントの下落になると見る向きが多いような気がします。いずれにせよ、今夜の段階では軽く触れるに止めます。
ということで、今日は我が家の子供達が通う小学校で終業式があり、通知簿をもらって帰って来ました。もっとも、4月から6年生に上がるおにいちゃんは、明日も卒業式があって5年生だけは代表として卒業式に出席するようです。4月から4年生の下の子は明日から春休みが始まります。日本では春休みはそんなに長くありませんが、我が家が住んでいたジャカルタなんかにある海外校では、どうしても、先生方の人事異動を春休みに行う関係で、夏休みよりも春休みの方が長かったような気がします。
この3学期終了にあわせてでもないんでしょうが、ベネッセの「子育て生活基本調査」の速報が発表されています。1998年の第1回調査、2002年の第2回調査に続いて第3回目の調査だそうです。私は毎日新聞のネットで見かけました。明日の朝刊に掲載されるのかもしれません。まず、私が見かけた毎日jpのサイトから記事の第4パラまでを引用すると以下の通りです。
小中学生の母親が、子供に高学歴を求める傾向が強まっていることが、ベネッセコーポレーションの「子育て生活基本調査」で分かった。学力低下への不安が高まったことが背景にあると、専門家は分析している。調査は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県在住で、小中学生の子供を持つ保護者約1万人を対象に07年9月、質問紙に記入する方法で実施。回答があった約7300人のうち、母親約6800人のデータを分析した。母親の平均年齢は42歳。小学生では4割、中学生では3割が専業主婦だった。調査は98年、02年に続き3回目。子供の学力について、「できるだけいい大学に入れるよう、成績を上げてほしい」と考える母親は26%。98年調査では18%で、02年の20%から一気に6ポイントも増えた。逆に「学校生活が楽しければ成績にはこだわらない」「高学歴よりも、資格を身につけるほうが将来役に立つ」は02年と比べ7-5ポイント減っており、学歴を重視する傾向が分かった。子供を4年制大学まで進学させたいと考える母親は56%で、特に、大学卒の母親では71%に上る。同社の06年の調査では、東京都内の小学生のうち「4年制大学まで」を希望するのはわずか18%にとどまっており、対照的な結果になった。
上のグラフは、ベネッセの調査の図3-1です。母親が子供をどの段階まで進学させたいかの回答で、4年制大学+大学院が60%を超えています。引用にもある通り、これが、大学卒の母親になると比率がハネ上がり、4年制大学+大学院で8割近くになります。もちろん、性別による差も見られ、男の子の方が高学歴を期待されています。男女差別なのかもしれませんが、世間一般の常識的な結果だと受け止める向きもありそうな気がします。
上のグラフは母親から見た子供の学力観や勉強観に関する質問に対する回答から抜粋したもので、まだまだ、小学校3-6年生の母親では「将来ふつうの生活に困らないくらいの学力があればいい」との回答が約半分を占めるんですが、引用にもあるように、「できるだけいい大学に入れるよう、成績を上げてほしい」と成績を重視する母親が年々増加しているのが読み取れます。逆に、「学校生活が楽しければ、成績にはこだらわない」との回答者の比率は年々低下しています。
高学歴を望む結果として、取りあえず、小学生のころには中学受験を考えるのが自然なんでしょうが、そのためには教育費の負担も生じます。上のグラフは中学受験の予定の有無により教育費に生じる差を現しています。私が見た毎日jpでは、このグラフが取り上げられていました。
私自身も中学受験を経験しているので、我が家の子供達も同じ道を歩むのかもしれませんが、ベネッセの統計を引くまでもなく、このような傾向は着実に進んでいるように実感します。子供達の通知簿を見て、将来を考えて見ました。
いいお天気に誘われて、午後から久し振りに原宿のキディランドに行きました。おにいちゃんは勉強で忙しいんですが、ヒマを持て余した下の子と私で自転車に乗って行きます。おにいちゃんは行かないから、ポケモンカードの拡張パックを買って来て欲しいと依頼されます。主たるお目当ては、下の子がたまごっちカップのアーケード・ゲームをしたいと言うことだったんですが、何と、いつものキディランド地下から、たまごっちカップのゲーム機が撤去されていて遊べませんでした。仕方がないので、ポケモンカードの拡張パックだけ買って帰ります。最近出た新しい順に、「秘境の叫び」、「怒りの神殿」、「月光の追跡」、「夜明けの疾走」と1パックずつ2人分、合計8パックを買い求めます。普通のお店、例えば、前にいた松戸の駅前のイトーヨーカ堂のおもちゃ売場なんかは、レジで店員さんが勝手に持って来てくれるんですが、キディランドとポケモンセンターでは自分で拡張パックが選べますから、下の子が慎重に吟味します。なぜかと言うと、スターターパックなどのようにどれにも同じカードが入っているのと違って、拡張パックに入っているポケモンカードはパックごとに中身が違っていて、当然、当たり外れがあるからです。今ならレベル X のポケモンとか、昔なら EX ポケモンなんかが入っていると当たりなんですが、単なるキラカードだけなら、外れとみなされる場合もあります。まあ、私のように確率を重視するエコノミストから見ればどれも同じなんですが、後悔したくないなら自分で選んだ方がいいような気がしないでもありません。
家に帰ると、キディランドでたまごっちカップを遊ばなかったため、余りに早くに帰宅してしまったものですから、おにいちゃんはまだ勉強を始めていませんでした。それなら、いっしょに来ればよかったのにと思わないでもありませんが、それはともかく、早速、子供達が拡張パックを開封します。おにいちゃんも下の子も、兄弟仲良くレベル X のポケモンカード1枚ずつゲットしました。
カードを買ったので、早速、下の子はポケモンカード・ゲームをプレーするのかと私は待機していたんですが、結局、デッキがうまく組めないようで、対戦はお預けになりました。確かに、ポケモンカードは対戦するだけでなく、デッキを組むのもそれなりに高度なスキルを要求されます。例えば、たねポケモンを入れておかないと、1進化のポケモンに進化させられませんし、ポケモンのタイプとエネルギーのマッチングも考慮する必要があります。もちろん、ポケモンとエネルギーの比率も重要です。このあたりは分かる人にしか分からないでしょうが、要するに、よく考えてデッキを作る必要があるわけです。私が子供達にポケモンカード・ゲームを子供達に推奨している根拠の一つでもあります。加えて、ポケモンカードそれ自体もきれいに仕上がっていて、ゲームをしなくても、コレクションとして集める対象にもなりそうな気がしないでもありません。持っているだけでも楽しいのは確かです。
穏やかな春の週末に、春休みを控えた子供達とチョッピリ楽しんだひとときでした。久々に、このエントリーはポケモンの日記に分類しておきます。
今日も、朝からいいお天気で気温も上がりました。昨日から甲子園でセンバツ高校野球が開幕し、東京と静岡で桜が開花したそうです。もうすぐ春本番だという気がします。でも、西から天気は下り坂で、東京も明日は雨が降るとの天気予報です。
昨日、買い物に出かけて暗くなってから帰宅すると、郵便でディスクが送られて来ていました。名古屋の叔父が送ってくれたようで、祖母の百賀の記念写真が50枚近く収められていました。写真1枚につき4MB前後のサイズの画像ファイルですからディスク全部では200MBほどになります。手紙が同封してあり、100歳にもなると祖母は起きている1日と寝ている1日があり、あいにくと、100歳の誕生日の当日は寝ている日に当たってしまったそうです。名古屋の叔父もとっくに定年を過ぎているハズなんですが、本人曰く「ボケ防止」でパソコンのキーを叩いて手紙をくれました。名古屋の叔父は昔から写真を趣味にしており、手紙によればカメラはニコンの一眼レフ D40X に AF-S18-135mm のレンズを使っているそうです。我が家のソニーのサイバーショットのコンパクトカメラとは写真の出来栄えが違うような気がします。さすがに、これだけのボリュームの写真を送るのはメールに添付するわけにもいきません。ディスクで送ってくれた理由がよく分かりました。でも残念ながら、そのままネットにアップするには大き過ぎるので、私の方で 500KB くらいになるようにリサイズしました。ちゃんと exif データは引き継いでいます。
上の方の写真は祖母しか写っていないので明らかなんですが、一応、下の方の写真の解説をしておきますと、中央の車イスが祖母で、後ろは右から、総理大臣の表彰状を持っているのが京都の叔父で、祖母の真後ろが写真を送ってくれた名古屋の叔父、祖母の手を取っているのが大阪の叔母です。この3人の兄に当たるのが私の父なんですが、5年前に往生しました。右側のテーブルの上に我が家から送ったお花のバスケットと祝電が見えます。なお、画像をクリックすると別画面でリサイズ後の元画像がご覧いただけます。リサイズしてもかなり大きいです。
この週末は出かける予定もなく、昨日も今日もヒマにしているので、少し、長寿のお祝いに関するウンチクを傾けます。まず、京都の叔父は祖母の100歳の誕生日を「百賀」としていますが、これ以外にも百寿ともいいます。百賀にせよ、百寿にせよ、そのままスンナリ理解できると思います。また、紀寿というのもあります。これも世紀の紀ですから、分かりやすいと思います。分かりにくいのが上寿と称する場合です。60歳を下寿、80歳を中寿、100歳を上寿とするのだそうです。それから、100歳を超えると、毎年のように百一賀、百二賀なんかのお祝いをするようですが、正直言って、そうそう毎年のように特別のお祝いもしていられないような気がしないでもありません。以下に、ウンチクを傾けた結果、調べ上げた60歳の還暦以降の長寿のお祝いの表を掲げておきます。ただし、最初のお断りで、昔は数え年で年齢を考えたんでしょうが、今では満年齢でしか数えないでしょうから、そのあたりは少し混乱しているかもしれません。ご容赦いただくとともに、ひとつの目安としてご覧ください。
お祝い年齢由来還暦60歳十干十二支の暦では60年で一巡することから。古希70歳唐の詩人・杜甫の曲江詩「人生七十古来稀なリ」から。喜寿77歳草書で書いた喜の字が七十七に読めることから。傘寿80歳傘の略字が八十と読めることから。米寿88歳米の字を分解すると、八十八と読めることから。卒寿90歳卒の略字が九十と読めることから。白寿99歳百から一を取ると白になることから。百賀百寿紀寿上寿100歳文字通り100歳になったお祝い。茶寿108歳茶の字を分解すると、十が二つと八十八になることから。珍寿110歳文字どおり珍しいことから。皇寿111歳皇の字を分解すると、白 (99) と十二になることから。大還暦120歳二回目の還暦を迎えることから。
私も白寿あたりまでは知っていたんですが、それ以降になると馴染みがないような気がします。その昔の人生50年の時代には還暦もめずらしかったのかもしれませんが、今では人生80年とか、85年の時代ですから、定年とともに第一線を退く際の行事になっているような気がします。古希については、私の母も3年前の11月に満年齢で70歳の誕生日を迎えましたから、一家で古希のお祝いをしました。このブログの2005年11月3日付けのエントリーで取り上げています。上の表にある通り、120歳の大還暦までしか私は調べられなかったんですが、平均的な寿命が延びれば、今後、もっと先までお祝いもするのかもしれません。
昨日に続いてヒマにしている週末に、一連のエントリーの続きとして祖母の100歳をお祝いする意味で、記念日の日記に分類しておきます。
京都の叔父から祖母の百賀を記念する風呂敷が送られて来ました。100歳の誕生日当日の祖母の写真や叔父の孫の写真なども同封されていました。風呂敷はかなり大判で、左の写真に見るように華やかな花紋の柄です。創業はそんなに古くはなくて明治年間だと思いますが、京都の室町にある有名な風呂敷や袱紗を扱っているお店のものです。もともとは袱紗から始まったお店ではないかと記憶しています。風呂敷の結び方を解説した資料も同封されていました。普通のお使いものの結び方はもとより、スイカや一升瓶を持ち歩く時の結び方なんかも解説してありました。これで、我が家には3枚目の風呂敷です。私が在チリ大使館に勤務していた時に、総合商社の事務所移転記念でもらったもの、一昨年の子供達の小学校の創立100年記念で買い求めたもの、そして、この祖母の百賀を記念する風呂敷です。同封されていた写真は、亡くなった私の父の兄弟、すなわち、祖母の子供達で、ついでに、叔父一家の写真も入っていました。いっしょに写っていた叔父の方の跡取り息子は、私から見れば従兄なんですが、私と同窓の京都大学ながら、経済学部の私と違って医学部を出て医者をしていますから、我が権三の吉岡家も安泰というものです。
なお、ブログで紹介したいので、祖母の誕生日のデジカメ写真をメールに添付して送って欲しいと、私から京都の叔父に依頼しておいたんですが、まだ届きません。ホントは zip で圧縮してひとつのファイルにまとめて、オンラインストレージにでもアップしてもらえば一番なんですが、そこまでのスキルがあるとは考えられません。もう少しレベルを下げて、デジカメ写真を整理してホームページにアップしたり、ブログに取り込んだり出来るスキルまでは要求しませんが、ひょっとしたら、画像をメールに添付するのも慣れない方には難易度が高いのかもしれません。ディスクに入れて送ると連絡があったようですから、気長に待ちたいと思います。
ヒマにしている土曜日に、先日のエントリーの続きですし、祖母の100歳をお祝いする意味で、記念日の日記に分類しておきます。
今日は、朝のうちは昨日からの雨が残っていたんですが、昼前には止みました。でも、雲が張り出して陽射しがなく、気温は上がりませんでした。今日のお天気は冴えなかったんですが、この週末はいいお天気と暖かな陽気が戻るようです。
今日は、日本では昨日の春分の日と明日からの週末の飛び石連休の谷間で、欧米のキリスト教国ではイースターに入って、グッドフライデーと呼ばれる聖金曜日です。週末前ですから、軽い話題を取り上げたいと思います。というのは、友人に教えてもらったんですが、3月に入ってから、ファン待望のハリー・ポッター第7巻『死の秘宝』の表紙が発表されているようです。静山社のホームページにあります。上の写真の通り、ベースカラーは鮮やかなロイヤルブルーです。今までのシリーズと共通のイメージをベースにしたデザインのように思います。上巻の方の絵柄は左下にハグリッドらしき大柄な人物が、これもシリウスからもらったと思しきバイクに乗っていて、右上にはセストラルに乗って飛んでいるハリー・ポッターらしき人物が描かれています。なお、現在まで出版されているハリー・ポッターの邦訳シリーズのベースカラーは、第1話の『賢者の石』が濃い紫、第2話の『秘密の部屋』が濃い茶色というか臙脂色、第3話の『アズカバンの囚人』がやっぱり濃い緑、第4話の『炎のゴブレット』からベースカラーが薄くなって薄い紫、第5話の『不死鳥の騎士団』が鮮やかな朱色、第6話の『謎のプリンス』が青緑となっています。そして、最終巻第7話の『死の秘宝』がロイヤルブルーとなるわけです。去る3月4日のエントリーで我が京都大学のスクールカラーが濃青で、東京大学が淡青と、英国のオックスフォード大学とケンブリッジ大学を真似たと紹介しましたが、東京大学のスクールカラーに近い気がしないでもありません。
なお、映画の方の話題ですが、我が家が一家そろって昨年夏休みに第5話の『不死鳥の騎士団』を見た後も、順調に第6話の『謎のプリンス』の撮影が進んでいるようで、この第7話の『死の秘宝』は2部構成になるそうです。出来るだけ原作に忠実に映画化しようと思えば、この方法がいいのかもしれません。題名は単純にパート1とパート2とかになるらしく、映画プロデューサーのデイビッド・ヘイマン氏が明らかにしています。どのあたりで切るかは私は知らないものの、ホグワート校の戦いが大きなクライマックスとなりますから、第31章が "The Battle of Hogwarts" となっていて、まさに、ホグワーツ校の戦いが始まる章なんですが、その少し前の第26章 "Gringotts" でグリンゴッツ銀行に侵入した後のどこかで切るんではないかという気がします。米国での公開が、第1部は2010年11月、第2部は2011年5月と予定されているらしいです。なお、一時はスピルバーグ氏の登板も噂されていた監督は、第5話の『不死鳥の騎士団』を撮り終えて、第6話の『謎のプリンス』を撮影中のデイビッド・イェーツ氏が続投し、脚本もスティーブ・クローブス氏が引き続き担当するとのことです。スピルバーグ監督のハリー・ポッターを見てみたい気もしないでもないんですが、何となく、安心感のある布陣だと受け止める向きもありそうに思わないでもありません。
今日は、朝から雨が降り続きました。陽射しがなくて気温は上がらなかったんですが、真冬並みの服装で出歩くと湿度が高くて少し汗ばむくらいで、地下鉄の電車や駅構内では少し送風をしていたように思います。
昨年の2月から始まって1年間通った理科教室も今日で最後です。朝から下の子を連れて行き、午後からはおにいちゃんです。上の写真は、すでに、マンネリを通り越してオクネリかチョウネリくらいになった理科教室にて白衣姿の下の子です。メガネ姿もさまになって来ました。今日は気候のクラスだったようです。ラジオの録音を聞いて天気図を書くマネゴトのようなことをしていました。
午前中が下の子で、午後からはおにいちゃんなので、一家で集まりやすいターミナルの新宿近くで昼食です。下の子の強い要望で食べ放題にします。いろいろと検討した結果、新宿ルミネの柿安三尺三寸箸にします。女房に事前に予約を取っておくように言ったんですが、予約は受け付けておらず早い者勝ちで、ルミネの開く10時半から店頭にて受付を始めてノートに氏名を記入し、開店の11時からこの順番に従って呼び込まれるというので、下の子を理科教室に預けた後、私がルミネに出向いて10時半過ぎにノートに記入し、11時の開店を待ちます。開店とともに呼び込まれて席を確保し、少し待つとおにいちゃんと女房が着きましたので、私が交代で席を立って、今度は、理科教室に下の子をお迎えに行きます。正午前から一家4人そろってランチタイムなんですが、私と下の子が着いたころにはおにいちゃんと女房はほとんど食事を終えていました。食べ放題ですから、料金は時間制で90分大人1800円、小学生1000円でした。特別にびっくりするほどおいしいわけではありませんが、お値段も高くなくて場所も便利ですのでオススメです。
食後、おにいちゃんを理科教室に連れて行きます。ランチタイムとの関係でクラスの開始よりかなり早めに着きますので、途中の書店で「コロコロ・コミック」を買います。小学生の時間つぶしには最適ではないかと思います。上の写真は理科教室に着いて白衣に着替えて「コロコロ・コミック」を読むおにいちゃんです。今日のクラスは地球環境だったそうです。私の小学生時代には考えられないようなテーマです。もっとも、社会科で公害問題なんかはあったような気がしないでもありません。
昨年2月から1年余りにわたって子供達を月1回くらいのペースで理科教室に送り迎えしたのも今日で最後です。その記念というわけでもないんですが、一家で食べ放題ランチも楽しんで来ました。子供達は「コロコロ・コミック」世代まっただ中で、私と女房は子育て世代まっただ中です。
昨夜のエントリーで図表入りで取り上げたリーマン・ブラザース証券とゴールドマン・サックス証券の決算は12月通期の決算ではなく、12-2月の第1四半期決算でした。米国の投資銀行の多くはは11月決算だということをすっかり忘れていました。
今日は、朝から雲が広がり、午後からは雨が降り出しました。降り始めてからしばらくは、傘を差す必要がないくらいだったんですが、夕方からは多くの人が傘を広げました。陽射しがなくて肌寒かったです。
まったく別の理由で日米の金融が危機的な状況を迎えています。米国は業界5位のベア・スターンズ証券の事実上の破綻を機に、証券会社の業績や資金繰りが悪化していることがここ数日の金融混乱の直接的な原因です。もちろん、根源的な原因は昨年来のサブプライム・ローン問題です。このため、昨日、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会 (FED) は定例の連邦公開市場委員会 (FOMC) において指標となる政策金利の FF レートを75ベーシス引き下げて、2.25%にすることを決めました。日米欧の政策金利は上のグラフの通りです。米国のコア消費者物価は2%を超えていますので、実質金利はほぼゼロとなりました。日本ではほとんど注目されていませんが、ダラス連銀総裁のフィッシャー理事とフィラデルフィア連銀総裁のプロッサー理事が反対票を投じています。FOMC の声明文によると "preferred less aggressive action" ということになっています。慣例により、FED では政策変更をする場合は全員一致を尊重することが多いんですが、反対票が2票あったということは、そうでなくても後手を踏んで信任を低下させている FED への風当たりがさらに強まるような気がしないでもありません。でも、今年は大統領選挙の年ですから、公的資金の導入なんかは言い出せるような状況ですらなく、FED の舵取りは重要です。
NY 市場ではベア・スターンズ証券に続いて、18日に通期の12月決算を発表したリーマン・ブラザース証券とゴールドマン・サックス証券が、かなりの減益となりながらも利益を計上したことを好感してダウ平均株価は上げました。でも、朝日新聞なんかでは1997年に自主廃業した山一証券に例えているようですが、かなり上の世代のエコノミストに言わせると、その前の1965年の山一証券に対する日銀特融を思い起こさせるらしいです。日本でも米国でも、やっぱり、危ない橋を渡っているのは商業銀行ではなくて投資銀行=証券会社なのかという、誤解した論調が出ないように願っています。というのは、黒木亮さんの『巨大投資銀行』の読書感想文を取り上げた2年前の2006年2月6日付けのエントリーで書いたように、投資銀行が自己勘定で積極的にリスクを取りに行くのは、金融商品の組成などの本来の期待される活動から外れているように私は感じているからです。
それはともかく、まったく別の原因で日本の金融にも不安が生じています。毎日の新聞に取り上げられているように、日銀総裁の空席が確定したからです。上の表は最初の武藤総裁案が政府から提示される前にどこかの新聞に掲載されたものですが、影響は大きいとするエコノミストから軽微と考える論者まで、いろいろな意見が聞かれます。私は少し前まで影響は軽微と考えていました。誰が日銀総裁になったところで、少なくとも年内は金利を引き上げられるハズもなく、逆に、思い切った利下げを断行できるような見識ある人物が日銀総裁になるような政治情勢でもなく、要するに、金融政策は動きようがないと考えていたからです。でも、econ-econome さんの「日々一考 (ver2.0)」の昨日のエントリーにあるように、米国はケチャップを買ってでも金融緩和を進めるでしょうから、ひょっとして、「いっしょに、ケチャップを買ってくれ」と要求されなくもありません。少し前に、我が国のメガバンクに対してサブプライム問題解決のためのファンドに出資するよう打診があったとの報道も見かけました。私のブログの昨年12月13日付けのエントリーでも取り上げましたが、米欧5中銀がサブプライム対策で足並みをそろえて資金供給を行った際にも、またその後の米欧中銀の協調行動にも日銀は参加しませんでしたが、もしも、もしもなんですが、強いリーダーシップを欠いた現状でズルズルと FED に協力させられると、国内的には何の金融緩和効果もないままに日銀のバランシシートだけが悪化するハメにもなりかねません。政策効果が期待できるのであれば、日銀のバランスシートを悪化させることは何ら問題ないと私は考えているんですが、国内に対する特段の政策効果なしに国際協調だけで中央銀行のバランスシートを悪化させるのは、控え目に言っても好ましいことではありません。そのためには、諸外国と対等に渡り合える総裁が必要ではないかと考えないでもありません。
最後に、今夜のタイトルの金融危機の範疇には入らないのかもしれませんが、日銀総裁を空席にしてしまうような日本の政治危機の方が、米国の金融危機よりも日本経済により大きなマイナスの影響を及ぼしかねない懸念を感じるエコノミストがいそうな気がします。
今日は私の祖母の100歳の誕生日です。昨年のゴールデンウィークに家族そろって施設に訪ねましたので、私は京都まで駆け付けることはしませんでしたが、祝電とお花を送っておきました。おそらく、私の叔父や叔母に当たる祖母の子供達が集ったんではないかと想像しています。なお、京都の叔父に聞くと、昨年9月の敬老の日に、今年度内に100歳を迎えるということで、当時の安倍総理大臣と京都府知事から表彰されたそうです。誠におめでとうございます。
ということで、今日は我が吉岡家のルーツについて記録に残しておきたいと思います。まず、家紋は左にある丸に九枚笹です。私が身に付けたのは結婚式の折りに紋付を着た時1回だけです。我が家はいうまでもなく京都南部の家系で、私の父は仔細あって家を継ぐことをせず、今では郷里の吉岡家は私の叔父が継いで私の本籍地に当たる住所に住み続けています。私はチリとインドネシアと海外勤務を2回経験し、赤道をまたいだ引越しを2度もしましたが、私の叔父は生まれて以来、会社を定年退職した今まで、一貫して同じ住所に住み続けて引越しをしたことがありません。昔はともかく、21世紀の現在では、これもめずらしいと思います。明治以前は農民でしたから名字帯刀を許されていたわけではないんですが、一応、明治維新前から吉岡の姓を名乗っていたようです。近くに吉岡姓の家が何軒かあり、区別するために屋号があります。我が家は吉岡本家からの分家筋に当たり、権三の屋号を名乗っています。京都南部から京阪奈丘陵にかけての地域は大きな領主もなく、よく、碁盤の目のように入り組んでいると称されますが、我が家の家系は近衛さまのご領地だったそうです。亡くなった私の父によれば、我が家は江戸時代を超えて軽く500年くらいはさかのぼれるそうです。山城国一揆の際の山城のひとつの稲葉山城の一番名乗りを上げた吉岡彦左衛門を、私の父は無理やりに先祖にしていました。ものすごく怪しいと私は考えています。
その後、明治維新前後に権三の我が吉岡家は一度血統が絶え、近衛さまのご当主だか、ご隠居だかが使用人に生ませた女子を養女としてもらい受け、養子を招いて生まれたのが私の祖父です。ですから、私にも近衛さまの血が流れているのかもしれません。それはともかく、別の見方をすれば、私の祖父には血統として吉岡家の血は流れていません。だからというわけなんだと思いますが、今日100歳になった私の祖母は吉岡本家から権三の我が家に嫁いで来ています。吉岡家の DNA を入れたということなのだと私は解釈しています。近衛家から養女に来た私の曾祖母は、なかなかの文人だったようで、明治直前の慶応年間くらいの生まれだったと聞きましたが、当時の京都南部は識字率が高かったものの、中には文字の読書きが出来ない人もいて、代読や代筆をしていたりしたそうです。明治期の文学者として著名な堺の与謝野晶子とも消息のやり取りがあったと言います。
明治維新後の大きな歴史の節目は太平洋戦争なんですが、私の父が第1子の長男として生まれたのが昭和一桁ですから、終戦の年の昭和20年には20歳に達しておらず、また、私の祖父は逆に中年に達していたこともあり、戦争に徴兵された人間はいません。当時の風潮からすれば戦争に貢献していないということも出来るかもしれませんが、我が家からすれば年代的にエアポケットのような家庭だったとも考えられます。でも、徴兵された人間はいないんですが、立派なシェパードを飼っていて、この犬は徴用されて戦死したそうです。今では愛犬家も多いので、こういう言い方をすれば不謹慎に感じられるかもしれませんが、当時のかなり極限的な時代背景からいえば、犬で済んだのはラッキーともいえます。
このブログでも何度か書いたように、宗教は一向宗=浄土真宗の門徒です。京都南部は浄土宗が多くて、我が家も昔は浄土宗だったらしいいんですが、いずれかの時点で浄土真宗に宗旨替えしたようです。でも、浄土宗と浄土真宗は名前からしてもごく近い親戚筋に当たる仏教ですから、仏門に入る方々の神学論争は別にして、信心している我々庶民レベルでは大きな違いは感じられません。要するに、特段の自力の努力なくても、「南無阿弥陀仏」と念仏を称えれば極楽浄土に往生できるという、私のような怠け者には有り難い宗教です。
今夜は少し遅くなったのもあって、亡くなる前に私の父から聞き覚えた我が吉岡家のルーツについての覚書でした。どこまで真実でどこまでが作り話なのかは私には分かりようもありませんが、我が家の子供達にも伝えて行きたいと思います。私の場合は父が権三の吉岡家を継がず、私も京都を離れて東京に出て来てしまったんですが、やっぱり、アイデンティティーとしては大学まで住んでいたわけですから、父祖の地として京都を大切に思います。
このブログの2月7日付けの「日銀総裁人事のゆくえ」と題するエントリーで取り上げて以来、一応、私は政府の一員でもありますので口をつぐんで来ましたが、日銀総裁の任命手続きが混迷の度合を深めています。先週、政府が国会に提案した武藤総裁、白川副総裁、伊藤副総裁の案は、参議院で武藤総裁と伊藤副総裁が不同意となり、とうとう今日は再提示に至りませんでした。
私はコメントすべき立場にないことは明らかですが、東京大学の林教授が「私は時論は書かないことにしているが、ここ数日の日銀総裁指名騒動のあまりのお粗末さに促されて、思いつくままの感想を公にします。」との書出しで、多くの良識的なエコノミストの最大公約数にもなり得るようなポイントを含む7点の「感想」を「日銀総裁・副総裁: 私の提案」と題して3月14日付けで明らかにしています。知り合いから教えてもらいました。誠に失礼かとは思いましたが、もともと箇条書きなのを番号を振って、出来るだけ新しく書き加えない形で、私なりに要約して引用すると以下の通りです。でも、要約には不正確さがつきまといますので、是非、上のリンクから林教授の原文をご覧下さい。
民主党の仙谷氏が述べた、武藤昇格反対の理由には、あきれた。民主党には政権を任せられないと多くの人が思っただろう。
武藤氏にとって不本意な結末だろうが、財務省と日銀から庶民では想像もつかない金額の退職金がもらえるので、コンサル会社を設立し、自分自身の努力で顧客を獲得してもらいたい。
伊藤隆敏東大教授・白川方明前日銀理事は副総裁としてベストの人事。民主党が伊藤氏を否決したことは残念。
最後の7点目の具体的な人事提案とか、ましてや、4点目の武藤副総裁のコンサル会社設立とか、あるいは、3点目の民主党に対する批判の表現振りも加えていいかもしれませんが、もちろん、多くの議論のあるところで、必ずしも7点全部がエコノミストの最大公約数とは言えないようにも私は思わないでもありません。でも、6点目の日銀総裁人事の透明性の向上が評価できる点なんかは、エコノミストでなくても多くの賛同を得られることと思います。
武藤副総裁の評価にもいろんな意見があり得るんだろうと思います。繰返しになりますが、2月7日付けのエントリーで、私は福井総裁に合格点を与えられないと書きましたし、同じ評価を武藤副総裁にもしています。福井総裁の進めるカギカッコ付きの「金融正常化」に対して、一時は、私も武藤副総裁に期待しないでもなかったんですが、そこは、昨年2月の金融政策決定会合において、執行部の一員でありながら反対票を投じた岩田副総裁とは評価が大きく異なることは言うまでもありません。林教授のように賛成とか反対とか、ましてや、国会で同意すべきか不同意すべきか、なんかとは別に、福井総裁を評価していないのと同じ観点から、武藤副総裁の5年間にも合格点は与えられないと私は考えています。
官公庁も民間企業もトップの意向が強い日本の組織では、日銀でも副総裁よりも総裁の人事に注目が集まるのは当然で、海外からの注目度も低くないように感じます。円高が異常なスピードで進行し、株安も止まるところを知らない勢いで、金融市場の混乱と呼ぶ人もいる現在、断固たる覚悟でデフレ脱却に取り組んでくれるような、我が国の通貨の番人にふさわしい人物が日銀総裁に就任してくれることを願っています。
今日も、朝からよく晴れていいお天気で、気温もかなり上がりました。下の子と自転車でカブ隊に行ったんですが、帰りは上着なしで風を感じながら自転車で走っていました。
今日の午前中は、下の子とカブ隊の活動に行きました。長い冬の季節も終わり、久し振りに親子で自転車のタンデムで集合場所に向かいます。もっとも、下の子はそのままカブ隊の活動に行き、私は近くの小学校の会議室の父兄の集まりに行きます。今月末のキャンポリーの説明会です。上の写真はカブ隊の活動を終えて自転車で家に帰る時の下の子です。
我が家の下の子が参加しているカブ隊は日本ボーイスカウト東京連盟港地区に属しているんですが、この港地区がそれまでの港区・品川区が合同した栄地区として活動していたのから別れて出来たのが25年前の1983年4月だとかで、港地区発足25周年のキャンポリーが今月末の週末に開催されます。東京都港区にあるボーイスカウトの合計9団が近くの中学校に集まって、ボーイ隊以上は校庭にテントを張って、カブ隊は体育館で寝泊まりし、ビーバー隊は泊まらずにキャンポリー第2日目だけの参加だそうです。当然、夜はキャンプファイヤーなんだと思います。
父兄向けにキャンポリー説明会と称して、寝袋なんかのご説明もあったんですが、中心は、キャンポリーの食事の準備で、第1日目の夕食と第2日目の朝食をどうするかでした。食事はキャンポリー全体ではなく、団ごとに準備するんだそうです。我が家の下の子は食事はどうせカレーに決まっていると、半ば諦め口調で言っていたんですが、ご議論の末に夕食はチキンのトマト煮に決まりました。次の日の朝食は、これに水とコンソメを足して、さらにマカロニなんかを加えてミネストローネ風にしたスープとロールパンにするようです。参加していたのは私の他にもう一人だけ男性がいましたが、大多数の5−6人は女性で、司会進行も最初は男性のカブ隊隊長さんでしたが、途中から隊長の奥さんの副長さんに交代し、議論はおかあさん方のペースで進みます。私は大食漢の下の子を代弁して、少しでも量を増やす方向でしか発言できませんでした。
キャンポリー当日には、いろんな演し物が用意されていて、各団共通にカブ隊は【世界の民話】、ボーイ隊は【スイーツ対決】、ベンチャー隊は【パイオニアリング】だそうです。スカウトでも何でもない私には最後のがよく分からないんですが、聞くところによれば、登って遊べる高さ約5メートルの信号塔を、丸太とロープで作り上げるらしいです。ウチの子は世界の中でもヨーロッパのダンスを披露するとかで、決して見に来てはいけないと釘を刺されてしまいました。でも、食事の準備の関係がありますので、ほとんど何の役にも立たないし、同時に、期待もされていないんだと思いますが、私もキャンポリー当日はお手伝いに行きます。
25周年を記念したワッペンを下の子が持ち帰りました。東京都心の港区らしく、東京タワーや六本木ヒルズっぽい高層ビルをあしらった立派なワッペンです。この先1年間、港地区のスカウトはこのワッペンを胸に付けるのだそうです。
今週、役所の回覧で「読売ウィークリー」3月23日号(3月12日発売)が回って来ました。左の画像にある通り、東大・京大合格クロス表が売り物のようです。「読売ウィークリー」に限らず、今週号の新聞系週刊誌、「週刊朝日」や「サンデー毎日」なんかでも、前期試験の判明分まで東大や京大などの合格者の高校別ランキングを特集しています。なお、今日のエントリーは「読売ウィークリー」3月23日号の26ページの情報を基にしています。もちろん、この時期ですから、前期試験の結果だけですし、なぜか、いつものことで、国立大学の付属高校の結果は判明していませんから、完全な情報からはほど遠いんですが、私の出身高校は何と東大の方でも京大の方でも両方でトップテンに入っていました。チラッと見た範囲では、両大学でともにトップテンに入っているのは我が母校だけだという気がします。立派なものです。私はもう30年ほど前の卒業生ですが、後輩たちを誇りに思ってしまいます。でも、逆に言うと、京大には見向きもしない灘高校のような例もありますので、学校の方の進路指導に戦略性が欠けているのかもしれません。
繰返しになりますが、この時期の情報ですから、後期試験の合格者が欠けているのは言うまでもありませんし、国立大学付属高校の情報も欠けています。私の知る限りの30年ほど前でも、京大の場合は京都教育大学付属高校からの進学者は少なくありませんでしたし、実際に、京都教育大学付属高校から京都大学を卒業した役所の先輩もいます。また、東大の場合は、筑波大学(昔の東京教育大学)付属高校や同じく駒場高校がリストにありません。これらの学校は官界にも多くの卒業生を輩出しています。我が官界に脱線したついでに、日銀総裁候補として参議院で不同意になった日銀の武藤副総裁は開成高校のご出身と記憶していますが、去年の今ごろの時期に財務省からの天下りとして話題になった林元次官は筑波大学付属駒場高校のご出身ではなかったかと思います。
東大合格者のトップは27年連続で開成高校とありましたが、京大のトップは洛南高校だそうです。京大の2番目には西大和学園が入っています。私はこの2校はよく知りません。洛南高校の方は近鉄線の東寺駅の近くにあるんだということは、かすかに認識しているんですが、少なくとも私が京大に通っていたころには、京都大学にこれほど多くの卒業生を送り込める高校ではなかったような気がします。実は、私の役所にこの洛南高校から東大を卒業している後輩がいて、率直に質問したことがあります。要するに、学校の経営戦略が大きく変化したということなのでしょう。また、西大和学園についてはどこにあるかも、卒業生も知りません。京大だけでなく東大にもかなり合格しているようですから、そのうちに、ウチの役所にも入って来るかもしれません。
我が母校は私が卒業した後、20年くらい前に移転して生徒数も増やしています。私が通っていたころは1学年2クラスで100人足らずの小さな中学・高校でした。実は、私は大学を卒業して東京に出て来てしまったものですから、移転後の校舎に行ったことがなかったりします。奈良市内から近鉄線で少し京都の方に寄った所に移転したと記憶しています。大雑把に、私が卒業した年で、100人足らずの卒業生に浪人生を合わせて、東大に10人、京大に30人くらい進学したと記憶しています。特徴的なのは、お医者さんや歯医者さんの子供が多くて、我が家のような並みの家庭にはとっても望めないような私立の医大なんかに進学していたクラスメートもいっぱいいました。かなり前に、私の親しい証券会社の同業者のエコノミストとランチをともにしていた時に、先方のお嬢さんの小学校のお受験の話になり、ついでに我が家の方に振られて、我が家の2人の小学生が2人とも私立の医大に進学したりしたら、私が80歳まで働いてもとっても追いつかない、なんて冗談を言っていたりしました。やっぱり、格差は大きな問題なのかもしれません。
今日は、ヒマにしている週末の土曜日に、寒い受験シーズンを終えて、春を迎えた「サクラサク」の明るい話題でした。もっとも、単なる母校の自慢話だったりします。まだ、後期試験もあったりするのかもしれませんが、試験を終えた受験生をねぎらうとともに、これから試験を迎える受験生にエールを送ります。
今日は、朝から雨が降り、昼ころには一時止んだ時もありましたが、夕方からまた降り出して、夜にはかなり強く降りました。でも、気温はそれなりに上がって、夜に入っても下がっていません。午前中に外出した時、信号が変わりそうだったので交差点で走ると汗ばむくらいでした。
円高の経済的帰結は一言で言えば交易条件の悪化です。ごく分かりやすい例で言うと、一定の量の原油を輸入するのに自動車を輸出する台数を増やさねばならないわけです。もちろん、これは一例であって、小麦と大画面テレビでも何でもいいんですが、要するに、輸入品に対して輸出品がディスカウントされるわけです。ですから、輸入物価に対して輸出物価、あるいは、国内物価がディスカウントされて、価格面からデフレ的な圧力が強まります。直感的にも、輸入品価格が下がりますから物価下落圧力があることは理解できると思います。これに関係して、よくある少し誤解した意見は、円高になれば原油価格をはじめとする輸入原材料価格の上昇の影響が緩和されるのではないか、との見方がありますが、これは私は間違いだと考えています。輸入品は円建てでディスカウントされるのと同じ割合で輸出品が外貨建てでディスカウントされますから、日本経済全体として一方の果実だけを受け取れるハズがないからです。
もうひとつは純輸出、すなわち外需への悪影響です。良し悪しは別にして外需に依存した成長を続けていた我が国経済への悪影響があります。要するに、需要が減少するわけですから、直接的には輸出企業の収益が悪化し、設備投資や株価にも影響が及ぶには当然です。ただし、上のグラフに見るように、実質実効為替レートはまだかなり円安の水準にありますから、逆に言えば、ドル建て輸出比率の低下や輸出先の多様化などが寄与していますから、心理的な1ドル100円割れの影響は決して小さくないんでしょうが、実体経済面からの影響は昔ほどは大きくない可能性も考えられます。ただ、あくまで昔と比べての議論ですから、需要面からもデフレ圧力が強まることは言うまでもありません。
私が今回の円高局面で少し不思議に思っているのは、いわゆる円キャリーの巻戻しがどれくらいあるのかです。一時は、円キャリーの巻戻しの影響を緩和するために、早期の金利引上げを正当化する議論があったのは事実で、現在の円高にどの程度寄与しているのか、私にはやや不明です。さらに、すでに大部分は織込み済みとは言うものの、来週には米国の連邦公開市場委員会 (FOMC) で金利引下げが予想されているんですから、従来の議論のラインに沿ってさらに円キャリーの巻戻しがあってもおかしくないと考えられます。他方、別の話ですが、原油などの一次産品市場に大量の投機マネーが流入しているとの説もありますが、円キャリーも含めて、これらの市場撹乱的な要因を過大に評価するのは疑問を感じてしまいます。
3月1-14日まで奈良の古都に春を呼ぶ東大寺のお水取りが行われています。正確には、二月堂の修二会(しゅにえ)といいます。壮大な夜を徹した勤行です。毎夜上がる松明の中でも、特に12日の夜は、一回り大きい籠松明(かごたいまつ)の登場がありました。いつもの asahi.com のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
奈良・東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)は本行(3月1-14日)終盤の12日、毎夜上がる松明(たいまつ)の中でも一回り大きい籠(かご)松明の登場を迎えた。11人の練行衆(れんぎょうしゅう)(こもりの僧)の足元を照らして付き人の童子たちが1本ずつ抱え、二月堂正面の舞台に上がると、詰めかけた約3万3000人の参観者に火の粉の雨を降らせた。籠松明は長さ8メートル、重さ60キロ以上。童子たちが杉の葉やフジのつるなどを巧みに組み合わせて作った。肩に食い込む重みに耐えて舞台を駆け抜けるのは、童子にとって最高の見せ場だ。約30分の松明が終わった後、堂内からは練行衆の声明(しょうみょう)が響いた。
東大寺二月堂の修二会は、唐の玄奘三蔵の訳になる十一面神咒心経(しんじゅしんぎょう)に基づくもので、その本尊である東大寺二月堂の十一面観音に対して僧侶たちが世の中の罪を一身に背負い、代苦者、すなわち一般の人々に代わって苦行を引き受ける者となり、苦行を実践し、国家安泰等を祈る祈願法要です。この法要は、もともとは旧暦の2月1日から2月14日まで行われていた行事で、旧暦の2月に修する法会として「修二会」と呼ばれています。もちろん、現在は太陽暦を採用して、3月1日から3月14日まで二月堂で行なわれています。中でも、3月12日の夜に籠松明の登場でクライマックスを迎えます。
奈良の行事ですから歴史は飛び切り長く、天平勝宝4年、西暦では752年に、東大寺開山の良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟である実忠和尚(じっちゅうかしょう)によって始められたと伝えられています。以来、戦争があろうと何があろうと途絶えることなく続けられ、今年は1257回になります。私は詳しくないんですが、毎年続けられている記録があれば、ギネスブックに登録されていても不思議ではありません。
松明が活躍するのに、どうして「お水取り」と呼ぶかといえば、若狭の遠敷(おにう)明神にまつわる故事があります。修二会を始めた実忠和尚がその行の中で諸国の神々を勧請していたんですが、若狭国の遠敷明神が釣りをしていて遅刻してしまい、遠敷明神はお詫びとして若狭国から香水を送りましょうと言うと、二月堂のお堂の傍らの岩が割れ、黒と白の二羽の鵜が飛び出て来て、そのあとから水が湧き出て来たそうです。この跡が閼伽(あか)井屋となっています。
この行事に3万人を超える人々が集うのは、単に観光行事というだけでなく、二月堂の周囲の舞台に陣取って火の粉を浴びると、その年は幸いと健康を得られると言われているからです。東大寺はこの宗教的なご利益を否定しているようですが、我が家の祖母にはご利益があったようです。60台半ばだと記憶しているんですが、東大寺のお水取りに一晩行ったことがあり、長生きを続けて来週には100歳になります。誠におめでたい限りです。
今日、昨年10-12月期のGDP統計の2次速報、いわゆる2次QEが発表されました。上の表の通り、私を含めた大方のエコノミストの予想と違って、設備投資などの下方改定は大きくなく、季節調整済みの前期比で+0.9%増は1次QEから変わらずで、前期比年率も+3.5%成長の小幅改定に止まりました。先週3月5日のエントリーで取り上げたように、設備投資は法人企業統計では季節調整済み前期比で▲2.7%減だったわけですから、かなり大幅な下方修正が考えられたんですが、サンプル・バイアスの調整などでGDP統計上はこのような結果になったようです。また、法人企業予測調査における金融・保険業の設備投資が大幅に増加する結果が盛り込まれている可能性も十分あります。
私の感想は3点あって、第1に、今回出た昨年10-12月期成長率がかなり高めでしたし、今年の1-3月期もうるう年効果があるとすれば、それなりの数字が残る可能性がありますから、春先以降の4-6月期や7-9月期の年央にマイナス成長の可能性があります。米国経済や昨日取り上げた中国経済の景況感からして、日本経済もマイナス成長を記録するということが、どういうインパクトで受け止められるか、やや心配な面もあります。第2に、生産のピークは昨年10月でしたから、昨年10-12月期から今年1-3月期の成長率次第では、景気のピークになる可能性もありましたが、少なくとも、直近をピークにした景気後退局面入りは避けられた可能性が高いことを示唆しています。第3に、逆に、うるう年であるにもかかわらず1-3月期にナイマス成長を記録すれば、日本の実体経済が急激に悪化していることになります。やっぱり、昨年10-12月期がピークだった可能性も出て来ます。持って回った言い方ですが、3点を取りまとめると、昨夜のエントリーと同じで、"Half empty. Half full." のような感想となるものの、全体として考えれば言うまでもなく、この2次QEの結果は日本の景気後退の確率をかなり下げました。米国が雇用統計の結果から景気後退入りが明らかになったのとは対照的です。
最後に、この2次QEの結果をテクニカルに捉えると、エコノミストにとって、1次QEの時点での先行き予想を変更する必要が小幅で済んだのは幸いなんだろうという気がします。私の同業者の中には「拍子抜けするほど改定が少ない」と表現したニューズレターもありました。しかし、昨年4-6月期統計の際も指摘されましたが、設備投資に関して法人企業統計とGDPの関係がやや不透明になったと感じるエコノミストは少なくないように私は感じています。
今日は、朝からいいお天気で気温もグングン上がりました。4月並みの最高気温だったようです。季節が一気に1ヶ月の先に進んだようでした。私は今シーズン初めてコートなしで出勤しました。
もちろん、カレンダーの影響もあります。今年は1月ではなくて2月に春節、いわゆる中国式のお正月があり、生産が一部でストップしたこともありましょうし、また、2月の中国は記録的な大雪で、輸出品などの輸送体制がかなり追い付かなかったこともありますが、逆に、今年はうるう年で昨年の2月よりも営業日が多いことを考え合わせると、輸出の伸び率が大きく鈍化したとも言えます。輸入の方はうるう年効果を着実に反映して、かつ、大雪にもかかわらず大きく増加しているんですから、うるう年や大雪が輸出と輸入で非対称に作用したとは考えにくいとすれば、やっぱり、輸出先の米国などの景気後退や景気減速の影響が現れていると考えるのが自然であるように考えられます。ただし、先進国の貿易統計と違って、中国の場合は統計の詳細がもう少し先まで入手出来ません。いずれにせよ、単月の統計で趨勢が変化したと考えるのはリスクが伴いますから、来月の全体統計や今月の詳細統計が明らかになれば、中国の輸出の鈍化と輸入の増勢の強まりが統計から確認できることになるかもしれません。ただし、注意が必要なのは、中国の場合は為替がはなはだ人為的に決められている面がありますから、海外の所得動向だけでなく、為替の価格動向にも貿易が左右されることを忘れるべきではありません。
最後に、中国の貿易黒字が縮小するということは、デカップリング論の破綻を意味するのではなく、逆に、それまで中国からの輸入に漏れていた諸外国の所得の漏れが小さくなることを意味しますから、外需がプラスになることから米国などの景気を押し上げる要因ともなります。ただし、その前提は、中国が持続的に内需が牽引する景気拡大を続けることであり、米国などの外需が落ち込んで中国経済までが減速することになれば、やっぱり、デカップリング論は成り立たないことになります。
現時点で、中国を中心とする新興国が米国経済の景気後退をカバー出来るまでのデカップリング論が成り立つと考えているエコノミストは少ないと思いますが、世界経済の多様化や多極化と各国経済のグローバル化の進展は、決して悪くないことなのだということが出来ると思います。なお、今夜のエントリーのタイトルの「中国の貿易統計はデカップリング論の破綻を示しているのか?」については、決して Half ではあり得ないんですが、Half empty. Half full. に通ずる答えになるような気がします。
いずれにせよ、今日のエントリーのタイトルである「米国雇用統計は景気後退を示しているか?」に対する回答は、"Definitely, it does." で間違いありません。しかし、他方で、今日発表された日本の統計を見ると、機械受注統計とマネーサプライの銀行貸出でやや強い数字が出ましたので、米国経済がすでに景気後退に入っているとしても、日本経済も急速に景気転換局面を迎えるという確信は持てません。でも、我が国も外需に依存する景気拡大を続けているわkですから、米国の景気後退の深さと長さによっては、米国の道連れになる可能性は十分にあり得ると私は考えています。
今日は、朝早くに起き出して、おにいちゃんが理科教室の化石採集に行きます。集合場所でバスの発着場になっているところまで私がおにいちゃんを送迎します。今日の行き先は埼玉県の秩父地方で、小鹿野町や赤平川周辺の奈倉層と呼ばれるところだそうです。もとより、秩父盆地は化石の宝庫として有名で、特に、奈倉層は第三紀・中新世に当たる約1500万年前の海成層で、カニ、貝、サメ、クジラウミガメ、海鳥など、多くの種類の化石が見つかっているらしいです。特に、貝や魚の鱗、カニなどは小学生でも見つけやすく、おにいちゃんもカニの甲羅や貝、魚の鱗やウニなど、いくつか持ち帰りました。それから、化石採集の最後に、おがの化石館にも立ち寄ったそうです。私もおがの化石館のホームページを見たんですが、「学習・研究 (特に小学生の社会科見学) に最適な場所」との売込み文句で、社会科と理科の違いが分かっているのかどうか、やや不安になりました。なお、どうでもいいことですが、このおがの化石館は教育委員会ではなく、町役場の産業観光課が運営しているらしいです。カン違いの原因は、このあたりにあるのかもしれません。ともかく、とってもいいお天気で、赤平川の川原で化石採集をしたらしいんですが、もうすぐ6年生のおにいちゃんでも少しくたびれた様子でした。原因の一つは化石のためにカバンが重くなったこともあったりします。
おにいちゃんが秩父に化石採集に行っている間、下の子は私と渋谷に出かけます。もっとも、私が付き添ったのは行きだけで、帰りは自分で帰宅しました。パスモの便利さを痛感しました。我が家の子供達も、4月から6年生と4年生に進級し、ますます、しっかりしてくれるんだろうと思います。まだまだ小さいんですが、子供が着実に成長するのは親バカでなくてもうれしい限りです。
夕方には再びおにいちゃんを迎えに行きます。少し前までは夕方には急速に暗くなっていたんですが、春分の日も近づいて、5時過ぎまで外で本が読めます。化石で重くなったカバンを引き受けて家に帰ります。上の写真は化石を吟味する子供達です。
さる3月5日に気象庁から今年の桜前線第1報が発表されました。正式にはさくらの開花予想 (第1回) と呼ぶそうです。今年の桜 (ソメイヨシノ) の開花は、東日本では平年並、西日本では平年並か遅い見込みだそうです。桜の開花予想の等期日線図の地図は上の通りです。発表された本文を引用すると以下の通りです。
さくらの開花は、一般的に気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなります。今回の予想対象地域の2月の気温は、東日本(北陸・関東甲信・東海)、西日本(近畿・中国・四国・九州)ともに平年より低く推移しました。3月以降の気温は平年並または高いと予報されていますが、これまでの天候の経過により、本年のさくらの開花は、東日本では平年並、西日本では平年並か遅い見込みです。
上の桜の開花予想の等期日線図を見ると、東京の桜の開花は3月下旬のように読めます。よく分からないのは九州と紀伊半島先端部で、鹿児島と紀伊半島の先端部は3月31日と4月5日の間に開花するとの予想なのかも知れません。なお、上の地図には北陸や北関東が北限となっているんですが、これから毎週火曜日に第2回以降のさくらの開花予想が発表され、3月19日の第3回から東北が、4月9日の第6回から北海道が加わるそうです。
3月に入って、ようやく寒かった冬とともに受験シーズンも終わり、いよいよ「サクラサク」の季節になったようです。
今日も、朝からいいお天気で、それなりに気温も上がったんですが、夕方から雨が降り出しました。火曜日と同じようなお天気でした。夜になって止みました。朝から雨が降り出す前まで、おそらく今シーズン最大の花粉が飛んでいたような気がします。
毎年3月上旬の恒例行事で、今年も3月5日にフォーブス誌の世界の億万長者番付が発表されました。このブログでは昨年は3月9日付けのエントリーで取り上げています。今年は、13年連続でトップを維持して来たマイクロソフト社のビル・ゲイツ氏がトップの座をオマハの賢人ウォーレン・バッフェット氏に譲り渡したことが話題になっています。まず、The World's Billionaires と題するフォーブス誌のサイトから記事と20位までの富豪ランキングを引用すると以下の通りです。
なお、下の地図は世界の大富豪のうち北米の分布です。米国の中央に赤く色付けされている丸がバッフェット氏で、メキシコの丸がスリム氏、米国の北西部シアトルあたりがゲイツ氏だったりします。誠に残念ながら、インドは地図に入り切らないようです。
昨年の3月9日付けのエントリーでもこれを取り上げて、世界の大富豪の過半が self made の from scratch だそうですから、日本式にいえば裸一貫から財を成したと言えるようです。能力ある人物が大きな財を成すのは、それなりにいいことだと私は考えていますが、何らかの事情で不幸な境遇にある人も救われるのが文明社会だという気がしないでもありません。昨年の前例にならって、経済を評論していないので普通の日記に分類しておきます。
今日も、朝からいいお天気になりました。花粉もかなり多かったような気がします。でも、昨日と同じように気温は上がらず、やや肌寒い気がしました。まだまだコートは手放せません。
球春という言葉がありますが、3月に入ってプロ野球のオープン戦もたけなわとなっています。昨年のこの時期も2007年3月19日付けのエントリーで阪神タイガースのバッティング・オーダーを取り上げたんですが、昨日の京セラドーム大阪での広島戦は亡くなった島野氏の追悼試合との位置付けだったようで、追悼試合だけに例年より少し早い時期にアニキ金本外野手が先発オーダーで4番に座り、ほぼベストメンバーかと考えられますので、今夜のブログで取り上げたいと思います。さすがに、平日の1時スタートの試合はサラリーマンには見られませんから、試合の中身はよく分かりません。スポーツ新聞は一般紙よりも大きな偏りがあり、特に、報知新聞におけるジャイアンツの報道なんかはヒドいものですから、スポーツ紙の報道もアテになりません。と言うことで、熱心な虎ブロガーに一晩遅れつつ、今夜は阪神のオーダーに特化して、まず、昨日のオープン戦のスターティング・オーダーは以下の通りでした。
昨日のオープン戦ではセリーグの球団同士の対戦だったんですが、この時期ですからムリに投手を打席に立たせることなく、指名打者制を取っていましたので、金本選手が指名打者で4番に座り、外野は左から桜井外野手、赤星外野手、新戦力のフォード外野手と並んだようです。私はまったく知りませんが、フォード外野手はどんなもんなんでしょうか。右打ちか、左打ちかすら知らなかったりします。知らないだけに注目していたりします。でも、ペナントレースに入ると、金本外野手がレフトに入りますから、7-8番のどちらかがベンチを暖めることになるのかもしれません。それから、内野に目を転じると、ファーストに新戦力の新井選手が入り、サードには今年は復活の期待がかかる今岡内野手、そして、二遊間は鳥谷内野手と関本内野手で固めます。最後に、キャッチャーはベテランの矢野捕手が正妻の位置を守っています。
打順的に言うと、新井選手、金本選手、今岡選手のクリンアップは戦力から見て順当なところで、今年はトップバッターには赤星外野手が復帰するのかもしれません。昨年は鳥谷遊撃手が1番に入るケースが多かったような気がしますが、ここは議論のあるところで、私は相手投手の立場から考えると、1番赤星外野手の方が相手が嫌がるという気がします。そうすると、2番には関口内野手を置いて、鳥谷遊撃手は上のオーダーでは6番ですが、ツインズから獲得したフォード外野手が昨日のゲームでもホームランをかっ飛ばしたようですし、もしも、バリバリ打ちまくるんであれば、もうひとつ打順を落としてもいいような気もします。もちろん、相手投手が右投げかサウスポーかにも文字通り左右されますし、その時の打撃の調子にもよりますから、この当たりはフレキシブルなのかもしれません。いずれにせよ、近い将来のクリンアップの最有力候補なんですから、下位打線に置いてじっくりと育てるものひとつの考え方であることは間違いありません。往年の掛布内野手も当時の田淵捕手が4番にいる時に6番あたりの下位打線から始まって、掛布-田淵の3-4番を形作ったように記憶しています。
それから、他球団に移籍した選手では、昨日の広島戦の広島のトップバッターは赤松外野手が務めていました。オリックスに移籍した濱中外野手も、先日、守備で接触事故(?)があったようですが、引き続き、がんばっているようです。こうして考えると、我がタイガースは外野手が豊富だったんだと改めて実感します。それにしても、大リーグに行った井川投手はどうしているんでしょうか?
引用にある通り、設備投資は前年同期比でも▲7.3%減となり、季節調整値の前期比▲2.7%減について、単純に、来週3月12日公表のGDP統計の2次QEに引き直すと、実質民間設備投資は1次QEの前期比+2.9%増から大幅に下方改定され、デフレータにもよりますが、場合によってはマイナスに改定される可能性も排除できません。もちろん、設備投資の他にも各需要項目が改定されますから、2次QE全体の仕上がりについては不確定要素はあるものの、設備投資の改定だけで考えても、1次QEで前期比+0.9%増とされていた成長率が、2次QEでは+0.5-6%くらいのゼロパーセント台半ば、あるいは、年率換算で2%くらいに下方修正される可能性が高まったと私は考えています。それでも、潜在成長率近傍の数字であることは言うまでもありません。ついでながら、夏以来の円高の進行や原油をはじめとする原材料価格の上昇もあって、経常利益も減少して来ており、季節調整済みの前期比で見て、4-6月期に+7.8%増を記録した後、7-9月期は▲6.0%減、10-12月期も▲4.9%減と減益が2四半期続いており、キャッシュフローの落込みも寄与して来ますから、設備投資の抑制要因になることが予想されます。設備投資循環の転換が近いとまで断言できる確証は持ち合わせていませんが、少なくとも目先は設備投資がやや弱含むことは避けられないとの感触を私は持っています。
もうひとつ指摘しておきたいのは1次QEの信頼性の問題です。ちょうど半年前も、4-6月期の1次QEから2次QEへの改定で設備投資が大きく下方修正されたことがありました。これを見て、昨年9月11日付けのこのブログで「そろそろ景気は転換点を迎えるのか?」と題したエントリーをアップし、周囲のエコノミストでも8月のパリバ・ショックに始まったサブプライム・ローン問題の広がりもあり、日米景気の先行きに対する悲観論が台頭したことを記憶しています。ちょっと脱線したので問題を1次QEに戻すと、各方面の要請からGDP統計を出来るだけ早く発表することはいいんですが、信頼性を欠いた統計は逆に混乱を生じさせかねません。もちろん、GDP統計はいわゆる2次統計ですから、元データの家計調査や通関統計などの1次統計が改定されれば、それに合わせて修正されるのは当然なんですが、特に、設備投資については1次QEと2次QEで出荷・供給と購入・需要の逆のサイドから推計を行っているという構造的な問題があることも事実です。基本的に、「早さ」と「正確さ」はトレードオフの関係にある場合が多いんですが、GDP統計についてもご同様なのかもしれません。景気が微妙な時期に差しかかっているだけに、私は早いことよりも正確な統計が欲しい気がしないでもありません。
先日のエントリーで表明したように、景気転換については日米ともに半々の確率で、米国が半々よりも少し大きくて、日本が少し小さいとの印象に変わりはありませんが、あくまで事前の予想確率であって、事後的には実際に景気後退に入ったかどうかの0と1しかあり得ません。エコノミストにとって慎重に景気動向を見極めるべき時期が続いているような気がします。
今日も、朝からいいお天気でしたが、夜になって雨が降りました。それなりに気温も上がって、春が近づいていることを感じさせます。今週は花粉が飛ぶピークではないかと言われています。でも、ピークを過ぎても、4月中旬くらいまでは要注意です。
今日は夕方から我が母校の京都大学経済学部の東京支部の同窓会総会がありました。丸の内の東京會舘12階のロイヤルルームで6時からの講演会と7時15分からの支部総会、7時40分からの懇親会でした。私は6時過ぎまで役所の仕事があるので、講演会の途中から出席しました。もちろん、懇親会が主たる目的で、「琵琶湖周航の歌」で締めくくりかと思ったら、家に帰って支部総会次第をよく見たら確かにあるんですが、最後は万歳三唱だったりしました。ウチの大学にしてはやや違うような気がしないでもありません。私が大学を卒業したのははるか昔なんですが、一応、父親が亡くなるまで京都に実家があったこともあり、誠実に同窓会費を納め続けて来ましたので、いまだに同窓会開催のお知らせが届いたりします。今回が初めての出席ではなかったように記憶しているんですが、いつもながら、役所の先輩を一人見かけただけで、とてつもなく年齢層の高い知らないおじいさんの集まりでした。ある人が一部上場の取締役会などはこんなもんだと解説していましたが、役所の局長さんたちが出席する幹部会はもっと年齢層が若い気がします。天下りを人事システムに組み込んでいる利点なのかもしれないと思わないでもなかったりします。なお、大学だけでなく高校の方も同窓会があるんですが、こちらは奈良の方ですから、出席することが出来ずにいます。でも、部活の2-3年後輩が母校の教師になっていて、中学高校の同じ部の顧問だかコーチだかをしていますので、東京遠征の活動費なんかの奉加帳が回ってくる時は、いつか、先輩風を吹かせるチャンスもあるかもしれないと思いつつ、可能な限り協力しています。なお、私の場合は中学と高校の6年制一貫の男子単学でしたので、中学の同窓会は割愛されています。それから、一応の一応で、小学校の同窓会も開催通知だけは届いています。先年、小学校卒業30周年の同窓会開催があったようです。コチラも京都での開催ですから出席はかないませんでした。
今夜の大学の同窓会のお目当てのひとつは、京大グッズの販売会でした。その昔に聞いたことがあるんですが、明治時代に東京大学と京都大学を創設した折に、英国のオックスフォード大学とケンブリッジ大学を真似て、スクールカラーを決めることになり、東京大学がケンブリッジ大学のライトブルーの淡青を、我が京都大学がオックスフォード大学のダークブルーの濃青を取ったらしいです。ですから、京大グッズはダークブルーの色が多いかと思っていたんですが、今夜見た範囲では、そうでもありませんでした。それから、私は少し前に京都大学創設100周年記念のネクタイピンを失くして、同じようなのがあればと探したんですが、残念ながら、ネクタイピンはありませんでした。代わりにもならないんですが、お煎餅を買いました。
大学を卒業して四半世紀にもなり、ゼミナールの恩師もとっくに定年退官していますので、役所の先輩の他に知った人はいませんでしたが、それなりに楽しいイベントでした。一応、お出かけの日記に分類しておきます。
この週末から3月に入って、かなり気温も上がるようになるとともに、花粉も大いに飛び始めたような気がします。小学生の春休みももうすぐということで、今夜のエントリーは恒例の春休みの子供向け映画のレビューです。基本的に、Yahoo 映画からのコピペですので、ネタバレはないと思います。でも、どの映画を取り上げるかは、私の独断と偏見で決めていたりします。当然です。
まず、春休み子供向け映画の定番であるドラえもんです。タイトルは『ドラえもん映画 のび太と緑の巨人伝』です。劇場版第1作目の『ドラえもん のび太の恐竜』以来、約30年間、春映画の顔として大人気の「映画ドラえもん」シリーズの、声優陣やキャラクターデザインを一新した新シリーズの劇場版第3弾です。今作はリメイクでなく初のオリジナルで、人間の植物への仕打ちに怒った植物星人たちが暮らす世界を舞台に、ドラえもんたちが冒険を繰り広げるます。王女リーレ役を堀北真希が声優初挑戦するほか、人気アーティストの絢香が“希望”をテーマにした主題歌を担当しています。
あらすじは、のび太は木から生まれた小さな苗木を“キー坊”と名付けて弟のようにかわいがっていましたが、同じころ、宇宙の果てにある植物たちが暮らす“緑の星”では、植物星人たちが人間の植物への破壊活動に怒り、地球のすべての植物を奪い取ろうとしていて、やがて、ドラえもんたちも植物星人によって“緑の星”に連れてこられてしまう、というものです。
続いて、やっぱりアニメのケロロ軍曹です。タイトルは『超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!』です。幅広い層に愛されている大人気アニメ「ケロロ軍曹」の劇場版第3弾です。謎の空中都市を舞台に、外見がケロロに似ている“ダークケロロ”がケロロ小隊の前に現われ、シリーズ史上最大のバトルが展開します。メインキャラを前作からの声優陣が続投するほか、物語の鍵を握る謎の美少女ナスカを福田沙紀が、劇場版オリジナルキャラ“ドルル”をルー大柴がゲストで担当しています。同時上映は『武者ケロ お披露目! 戦国ラン星(スター)大バトル!!』です。
あらすじは、インカ帝国遺跡“マチュピチュ”を訪れた冬樹とケロロ小隊は遺跡を発見するもトラップに遭い脱出するハメになしますが、冬樹は迷路の中で1人の少女を見掛け、謎の少女を疑問に思いながら東京に帰った冬樹とケロロ小隊の前に、姿はケロロに似ているもののケロロと違い迅速かつ冷徹に地球侵略を企てる“ダークケロロ”が現われる、というものです。
3番目もアニメのワンピースです。タイトルは『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』です。「週刊少年ジャンプ」での連載スタートから10年に及ぶ幾多のエピソードの中でも、感動的なストーリーとして賞賛を集めている“冬島・ドラム王国編”を映画化したものです。春の来ない島・冬島を舞台に、ルフィたちと極悪国王のワボルが戦いを繰り広げます。原作の漫画家・尾田栄一郎が企画協力として参加し、映画のためにオリジナル要素を追加。みのもんたが“ムッシュール”の声で、声優に初挑戦することでも話題を呼んでいます。
あらすじは、航海中に高熱で倒れたナミを救うため、ドラム王国に降り立ったルフィの海賊団一行は、雪深い山に住む“魔女”と呼ばれるドクターくれはを探すことになり、ドクターくれはを探し当てるまでに力尽きてしまったルフィたちを救ってくれたのは、その弟子であるトナカイのチョッパーだったんですが、国を捨てた極悪国王ワボルが兄のムッシュールとともに戻ってきて……、というものです。
4番目は感動モノで、昨年春休みの『子ぎつね ヘレン』のような印象ですが、タイトルは『犬と私の10の約束』です。北海道の函館を舞台に、一匹のゴールデン・レトリバーと少女のかけがえのない10年間を描く感動作です。犬と人との約束事を記した作者不詳の短編詩「犬の10戒」をモチーフに、『ゲゲゲの鬼太郎』の本木克英監督が切なくも温かなドラマを描き出しています。ヒロインあかり役に『夕凪の街 桜の国』の田中麗奈、幼なじみの青年に『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。犬はペットとしてだけでなく、かかわった人々の心を癒す大切な存在だと気付かされます。
あらすじは、北海道・函館で暮らす14歳の少女あかり(福田麻由子)の家の庭に、ある日、前足の片方だけが靴下を履いたように白いゴールデン・レトリバーの子犬が迷い込んで来て、その子犬に“ソックス”と名前をつけたあかりに、母(高島礼子)は犬を飼うときは犬と「10の約束」をしなければならないと教えるが……、というものです。
5番目からは洋画になります。タイトルは『ライラの冒険 黄金の羅針盤』です。我が家の子供達が好きそうな映画だという気がしないでもありません。世界的ベストセラーとなったフィリップ・プルマンの児童文学を完全映画化したファンタジー・アドベンチャーです。『ロード・オブ・ザ・リング』を手がけたニューラインシネマが製作を務め、世界の果てへと旅する少女ライラの冒険を圧倒的なスケールで映し出すます。監督と脚本は『アバウト・ア・ボーイ』のクリス・ワイツ。ヒロインの少女ライラ役には、新人のダコタ・ブルー・リチャーズが扮し、ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグを始めとする豪華キャストが脇を固めています。哲学的なストーリーや幻想的な視覚効果など、壮大な世界観が楽しめます。
あらすじは、“オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていて、そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発し、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出す、というものです。
今夜のエントリーの最後で取り上げるのはディズニーで、タイトルは『魔法にかけられて』です。アニメーションの世界に暮らすプリンセスが、魔法で現代のニューヨークに追放されてしまうディズニー・ファンタジーです。『ターザン』や『102』のケヴィン・リマが監督を務め、ディズニーの“お約束”が通じない実写の世界で右往左往するお姫様の冒険を、夢いっぱいに描き出しています。主演は、33歳で“ディズニー・プリンセス”役を射止めたエイミー・アダムスです。おとぎの国のシーンはアニメ、ニューヨークでのシーンは実写で描くというユニークな設定にも注目です。
あらすじは、“アニメーションの世界”に暮らす心優しいプリンセスのジゼル(エイミー・アダムス)は、夢にまで見た王子様との結婚式の当日、意地悪な魔女に騙されて魔法をかけられてしまい、世にも恐ろしい世界へ追放されてしまい、そこは“おとぎの国”とは正反対の刺激的な“現代のニューヨーク”で、ジゼルはパニックに陥ってしまう、というものです。
なお、すでに2月24日付けのエントリーで書いたように、我が家はケロロ軍曹の『超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!』を見に行くことに決めていて、前売り券も買ってあります。昨年の春休みはケロロ軍曹とドラえもんの2本を見たんですが、今年は子供達の予定が詰まっていて、ケロロ軍曹の1本だけになりそうです。また、ゴールデンウィークも、特におにいちゃんが忙しそうなんですが、クレヨンしんちゃんの『クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』を見に行くんではないかと私は想像しています。
先週買ったばかりの寝袋ですが、「毎日、引っ張り出して遊んではいけない」と下の子に言い置きましたので、私の言いつけはしっかり守って、1週間たって、この週末にまたしても試してみます。今日は、下の子だけでなく、おにいちゃんも試してみます。ついでに、寝袋だけでなく、ロールマットも出して来て敷いてみます。女房がロールマットを通ろうとすると、下の子がへこむからダメと制したりしていました。
でも、寝袋を引っ張り出して中に入るのは、子供達からすれば楽しいことこの上ないんでしょうが、寝袋を元の袋に収めるのは難しいです。小学生では力が足りませんから、当然ながら、私が手伝うことになります。私はスカウトではなく、寝袋の取扱いには慣れていませんので一苦労です。でも、楽しげに寝袋に入る子供達がかわいいので、ついつい、写真を撮ってしまいました。
今日は朝から下の子をカブ隊に連れて行きます。もう、ビーバー隊ではないんですから、活動に付いて回ることもありませんし、そろそろ、下の子本人も付き添いは不要だと感じ始めていますので、電車で行く時には一人で行かせようと考えています。ただし、不安があるのは自転車で行く時で、我が家からボーイスカウトの集合場所まで電車で一駅ですから、小学生くらいが自転車で行くのにはもってこいの距離なんですが、さすがに、我が家のある青山周辺は自動車も多いですし、それなりに道順が複雑なので、まだ、下の子は自転車で一人で行くのは自信がないようなことを言います。今はまだ寒いですから上着を着込んで地下鉄で行っていますが、もう少し陽気がよくなって上着なしで自転車で行くようになったら、道々の気を付けるべき目印なんかを仕込もうと考えています。
今日は、我が家の子供達が通う小学校でフェスティバルが開催されているので私も出かけます。昨年の2007年3月3日付けのエントリーで取り上げましたが、昨年のこの時期も、小学校創設100周年後夜祭とかで、同じような催しがあったように記憶しています。ただし、昨年は下の子がボーイスカウトのスキー合宿に出かけていて、私といっしょに行ったのはおにいちゃんだけでした。
校舎の中で縁日やお化け屋敷みたいなコーナーがあったり、校庭でサッカーやドッジボールをやったり、あるいは、テントを張って食べ物や飲み物を売っていたりします。上の写真はサッカーのゲームをするおにいちゃんなんですが、ゴールの場所に的があって100点とか50点とか書いてあり、何回かのキックで的に当てた合計の点数がポイントになります。ポイントに応じて景品がもらえます。小学生は年齢層が広いので年齢制限があって、1-2年生向けのラインと比べて、我が家のおにいちゃんのような5-6年生向けのラインはかなり後ろの方に引いてありました。高学年になるほど遠くからゴールを狙うシステムです。午前の部の写真です。
上の写真は子供銀行の受付をする下の子です。1時間交代で、3年生以上の学年から選ばれて受付をしています。もちろん、現金を扱いますから、小学生だけでなく父兄の監督者もいます。どうして子供銀行があるのかと言うと、このフェスティバルでは食べ物や飲み物を買う時に現金を使うのではなく、子供銀行の発行するチケットで買うシステムになっています。まず、子供銀行で現金をチケットに交換してもらってから、いろんなものを買わねばならないわけです。元来、下の子はこういったビジネスが大好きで、ゲームで遊ぶ時にも、例えば、スーパー・マリオで遊ぶとすれば、各画面をクリアしてピーチ姫を助け出すことよりも、各ステージで金貨を集める方に熱中するくらいですから、3年生を代表して子供銀行の受付に選ばれた時は大得意で、今日もウキウキとスキップを踏んで出かけて行きました。たくさんの人が現金を持って自分の前に行列をなし、自分の目の前のテーブルに現金を置いて行ってくれるのですから、おそらく、至福の1時間を過ごしたんだろうという気がします。家に帰って来てからは、最後の方がヒマだったのでそれほど楽しくなかったと言っていましたから、バンバン両替があったらもっと楽しかったんだろうと思います。残念なのは、みんなが置いて行ってくれる現金が自分のものにならない点です。これは仕方ありません。それから、親バカとして付け加えると、やっぱり、クラスや学年、あるいは、小学校を代表して受付に選ばれたのが下の子にしてはうれしかったんだろうと思います。
子供達はお友達と遊んだり、学校を代表した役割を受け持ったりしていましたので、私は勝手に学校内をうろついて回っていたんですが、楽しい休日のイベントでした。それにしても、男親としてはよく小学校に行く方なんだろうと思います。
今日も、朝からいいお天気ですが、午後からは雲が広がるとの天気予報です。昨日と同じように気温も上がっていますが、これまた、午後からは少し寒くなり、夜にはグッと冷え込むそうです。
今日は女房の誕生日です。先週にホテル・グランドパレスに一家そろってランチ・ブッフェに行ってお祝いしましたので、今日は特別なイベントはありません。子供達はまだ小学生ですが、私も女房もともに中年の域に達して、先日、読書感想文の日記をアップした川上未映子さんの「乳と卵」にあった大阪弁風に言えば、いいオッサンとオバハンの夫婦になって来た気がします。
昨日から今日にかけて、いくつか重要な経済指標が発表されました。昨日の鉱工業生産統計、今日の消費者物価統計と雇用統計です。上のグラフは鉱工業生産と失業率・有効求人倍率と消費者物価です。いろいろなところからグラフを取って来ています。まず、いつもの通り、NIKKEI.NET のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
1月の鉱工業生産2.0%減、電子部品が不振経済産業省が28日発表した1月の鉱工業生産指数(速報、2000年=100、季節調整値)は前月を2.0%下回る109.8で、2カ月ぶりの低下となった。2%台のマイナス幅は昨年1月以来。主要金融機関や調査会社の事前予測の平均マイナス0.6%(日経QUICKニュース社調べ)を大きく下回った。IT機器の部品となる半導体など電子部品・デバイスの不振が響いた。大企業の今後の生産見通しを示す製造工業生産予測によると2月は2.9%の低下、3月は逆に2.8%の上昇となる見通し。1-3月期は1年ぶりに前四半期比マイナスとなる公算が大きくなった。経産省は「米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を懸念する声は少なく、生産に大きな変調もない」と指摘。「横ばい傾向」との基調判断を据え置いた。生産指数を業種別にみると、メモリーカードやデジタル家電用の半導体関連が国内外向けとも振るわなかった影響で、電子部品・デバイスが3.5%低下した。1月の消費者物価0.8%上昇・エネルギーや食品が押し上げ総務省が29日発表した1月の全国消費者物価指数(CPI、2005年=100)は変動の激しい生鮮食品を除くベースで100.5となり、前年同月と比べ0.8%上昇した。4カ月連続のプラスで、ガソリンや食品の値上がりが物価を押し上げている。景気の先行きに不透明感が増す中、物価の上昇基調が続けば消費に悪い影響を与える可能性がある。大田弘子経済財政担当相は同日の閣議後の記者会見で「エネルギーと食料による物価上昇の状況は先月と変わらず、デフレ脱却に向けて足踏みが続いている」と指摘。「物価上昇は消費者心理の悪化や中小企業の収益圧迫を招く。消費はこれまでの数値は堅調だが、決して強くはない」と警戒感を示した。1月の失業率と求人倍率、前月比横ばい総務省が29日発表した1月の完全失業率(季節調整値)は3.8%と前月比横ばいだった。厚生労働省が同日発表した1月の有効求人倍率(同)も前月と同じ0.98倍。厚労省は雇用情勢について「このところ改善の動きが弱まっている」との表現を5カ月連続で据え置いた。今回の発表では季節調整の再計算で過去の数字を一部修正した。
まず、鉱工業生産は前月比▲2.0%と市場の予想を下回り、先行きの予測指数も2月▲2.9%、3月+2.8%となっています。今まで、生産統計は余り注意を払っていなかったんですが、景気転換を考える上では生産統計の占めるウェイトは高いので重要な指標といえます。一方で、在庫率が▲4.0%と大きく低下した点を明るい動きとして捉える向きもありますが、3月生産の予測は下方修正される可能性も十分にありますし、1-3月期で前期比▲2.0%くらいを記録すれば、4月以降にかなり大幅なリバウンドがない限り、昨年10-12月期を景気循環的な観点からのピークとなる可能性が高まった気がします。でも、他方で、生産がタラタラと10-12ヶ月くらいマイナスを記録しないと景気転換を認定しづらい可能性もあります。実に微妙な点に差しかかった気がしないでもありません。
消費者物価は前年同月比で0.8%の上昇となりました。原油や食料品の値上がりによるコストプッシュであることは明らかです。実質ベースの消費に対するマイナス要因と考えられますが、この程度の1%にも満たない水準であれば、私はそんなに否定的に捉える必要はないと考えています。東京都区部の2月中旬は0.4%ですから、先行き、消費者物価が大きく上昇する可能性は小さいと言えます。また、欧米流のコアコアでは前年比▲0.1%とマイナスを続けている点も見逃せません。
雇用は引用にもある通り、失業率・有効求人倍率ともに前月比横ばいとなり、大きな変化は見られません。季節調整されていないので何とも言えないんですが、新規求人は2ヶ月連続で増加し、増加基調にあると言えるのかもしれません。上のグラフにある通り、完全失業者数は着実に減少しているんですが、有効求人倍率が景気動向指数に一致系列として採用されているのに対して、失業率は遅行系列ですから動きは遅れます。また、総務省の発表によると、パートやアルバイトなどで働く15-34歳のフリーターの2007年平均の人数は、前年より6万人少ない181万人で、4年連続で減少した一方で、同じ年齢層における仕事や通学、家事をしていないニートは前年と同じ62万人でした。私はフリーターとニートは分けて考えるべきだと思うんですが、少なくとも、景気拡大の長期化でフリーターが減少傾向にあることは評価すべきだという気がします。
今日のランチで知り合いのエコノミストとお話していたんですが、結局のところ、日米経済は景気後退局面に入るのかどうか、については、他のエコノミストとの意見交換の感触から、私は大雑把に半々と答えておきました。でも、直感的には、日本は半々よりも少し低い確率で、米国は半々よりも少し高い確率だという気がしないでもありません。金融面でのダメージの差があることに加え、指標面では、日本の1次QEの設備投資の強さとマイナスに突っ込んだ米国の雇用統計を見ていると、このような結論にならざるを得ないと考えています。ですから、来週、米国の雇用統計が出て過去の統計が改定されたり、同じく来週、2次QEの基礎となる日本の法人企業統計が出たりすると、私も意見を変えることになるかもしれません。それにしても、日銀総裁はいつになったら決まるんだろうか、ということでランチを終えました。
先ほどアップした読書感想文のエントリーについて、川上未映子さんの「乳と卵」が樋口一葉へのオマージュだと書いた部分で、樋口一葉の本名が奈津子だと書きましたが、奈津の間違いでした。歌人として夏子の名称を使っていたそうです。お詫びして訂正いたします。
それから、オマージュの追加で、主人公の夏子が緑子にお小遣いとして5000円札を与える場面があります。言うまでもありませんが、5000円札の肖像画は樋口一葉です。お詫びと訂正のついでに追加しておきます。
「文藝春秋」3月号が発売から3週間たって、ようやく私の手元に回って来ました。いつもの通り、芥川賞受賞作の川上未映子さんの「乳と卵」全文が掲載されています。芥川賞選考委員の選評があるのはいつも通りなんですが、今回、びっくりしたのは「家には本が一冊もなかった」と題して受賞者の川上さんのインタビュー記事が選評と本文の間に掲載されていたことです。いつもは「受賞のことば」だけなのに、選考会当日からものすごい取材合戦と聞きましたが、「文藝春秋」の方でも破格の扱いといったところでしょうか。なお、今夜のエントリーはネタバレがあるかもしれません。読み進む場合はご注意下さい。
読んだ感想なんですが、一気に淀みなく読めます。文章に勢いがあります。すばらしい筆力と言えます。破格の扱いもうなずけます。ひょっとしたら、新しいスター誕生なのかもしれません。でも、大阪弁を多用するのであれば、国際的な評価は高まらない可能性もあります。そこは村上春樹さんとは違う点でしょうが、大いなる才能を感じさせる作品であることは間違いありません。この作品を評価できない石原慎太郎さんは選評で、「この作品を評価しなかったということで私が将来慙愧することは恐らくあり得まい。」と書いていますが、新銀行東京への400億円の資本注入の件で東京都議会で「慙愧に耐えない」と発言したと報じられていた直後だけに、もう一回「慙愧」することになるかもしれない可能性を指摘しておきたいと思います。
東京に住む主人公の夏子のところに、大阪に住む姉の巻子が豊胸手術のカウンセリングのために子供の緑子とともにやって来る、というストーリーです。2泊3日の短い夏の物語です。女性の感性で豊胸手術や生理などの広い意味での女性の肉体を題材にしたものですが、私のような中年のオッサンが読んでも理解に苦しむ部分はほとんどありません。この題材の点で石原慎太郎さんは脱落したのかもしれないという気がしないでもありません。文体は句点が少なく、かなり長いパラグラフも句点なしで一気に書き上げているのもあり、私の見たところでは、後にも述べる樋口一葉とともに、ノーベル賞を受賞したガルシア・マルケスの「百年の孤独」 "Cien Años de Soledad" のスペイン語の文体に似ている気がしないでもありません。もっとも、私はスペイン語を理解しますが、「百年の孤独」をすべてスペイン語で読み通したわけではありません。言葉が実に巧みに使われています。タイトルの「卵」は冒頭にもある通り、基本的には卵子のことを指すんでしょうが、ニワトリの玉子の方も結末近くで重要な役割を果たします。一言もしゃべらずにノートを使った筆談しかしなかった緑子が話し出します。「乳」も豊胸手術だけでなく、巻子の別れた元夫、すなわち、緑子の「父」も重要な役割を果たします。実に伏線に富んだ題名です。前回の芥川賞の選評であった石原慎太郎さんの「いいかげんにしてもらいたい」に対して正面から題名を考えたのかもしれません。
よく言われていることですが、この作品は樋口一葉へのオマージュとなっています。これがマンガの「ケロロ軍曹」だったら、パロディと呼ばれて、どこやらの画家だったら贋作と呼ばれるのかもしれませんが、言葉の正確な意味でのオマージュだという気がします。そもそも、句点で延々とつないでいく手法がそうです。主人公の名は夏子なんですが、樋口一葉の本名は奈津子ですし、住んでいるのは三ノ輪ですから、樋口一葉が住んでいて、現在も一葉記念館がある場所です。なお、私は独身時代に三ノ輪にアパートを借りて住んでいたことがありますので土地勘がありますが、明治通りと昭和通りの交差点を大関横丁と呼び、三ノ輪の周辺は台東区と荒川区の境目になります。私が住んでいたのはイトーヨーカ堂近くの荒川区内ですが、一葉記念館があるのは台東区だったりしました。
たったひとつだけ、標準語の「たくさん」という意味の大阪弁が「ようさん」になっていて、私は京都の出身ですから「ぎょうさん」だと思っていて、少しこの点だけは違和感があったんですが、文句なしの五ツ星です。女性はもちろんのこと、私のような中年のオッサンにもオススメします。作者である川上未映子さんの今後の作品に大いに期待します。
昨夕、経済財政諮問会議の「構造変化と日本経済」専門調査会の第1回会合が開催されました。今朝の朝刊各紙で取り上げられていたものの、ネット上では余り見かけませんでしたので、このブログでは初めてのような気もしますが、産経新聞のサイトから記事の最初の3パラを引用すると以下の通りです。
「平成版・前川リポート」を策定する内閣府の「構造変化と日本経済」専門調査会(植田和男会長)が26日、初会合を開いた。グローバル化に乗り遅れ、少子高齢化で内需の伸びも期待できないなど、日本経済には閉塞(へいそく)感が漂う。成長の足かせとなっている構造的な課題をあぶり出し、持続的な成長の処方箋(せん)を示せるか。6月の取りまとめに向けて骨太の議論が進められる。初会合では、(1)グローバル化の中で日本が抱える弱点の克服(2)消費を増やし、景気拡大を続けるための賃金配分(3)格差是正(4)日本の国際貢献などを論点とする方針を確認した。議論のなかでは、委員から「国際的に通用する高度人材の教育、育成が不可欠だ」といった意見や、「世界的な改革競争のなかで、日本は遅れている」との指摘もあった。大田弘子経済財政担当相は初会合に出席し、「新しい経済構造の視点を出してほしい」とあいさつ。これに応えて、植田会長も「国民に夢を与えられるリポートにしたい」と抱負を述べた。ただ、論点自体が経済財政諮問会議などと重複感があることは否めない。具体性のある提言をどこまで盛り込めるかも不透明だ。
さらに、ついでなんですが、政府の経済財政諮問会議のホームページにある名簿と検討事項(案)へのリンクをリファレンスのために残しておきたいと思います。以下の通りです。
さらにさらにで、一応、検討事項(案)へのリンクを張ったんですが、私なりに11項目を整理して、ポイントとなるキーワードを取り出すと以下の通りです。
約20年前の元祖「前川リポート」が作成された1986年4月当時は、私はすでに公務員として働いていましたが、膨大な貿易黒字を抱える日本が諸外国からの批判もあって、内需拡大や市場開放の必要性を打ち出した点に特徴がありました。他方で、金融や格差、あるいは、中国をはじめとするアジア新興国といったファクターはほとんど希薄であったことも事実です。プラザ合意後の急激な円高の中で取りまとめられた「前川リポート」が「国際協調のための経済構造調整研究会報告書」というその正式名称の通り、経済構造調整を主眼としていたのに対して、対外不均衡は構造という質ばかりではなく、為替という量でも調整できる可能性を含めて、「前川リポート」取りまとめの後ではありますが、私は日本経済モデルの担当者として大量のシミュレーションをこなしていた記憶があります。逆に言えば、過去の経済構造をパラメータに取り込んだ経済モデルでは、当時のコンピュータの技術水準の制約もあって、「前川リポート」に盛り込まれた経済構造調整をシミュレーションすることが難しかったことも事実です。
最後に指摘しておきたいのは、政府が中長期的な構造調整政策に取り組むのは当然としても、同時に、短期的なマクロ政策の舵取りは中央銀行たる日銀の役割です。政府と日銀が沿う方の役割を果たしてこそ効率的な経済政策運営が可能となります。現時点で、誰が日銀総裁になるのかは分かりませんが、政府が動き出したタイミングであるからこそ、日銀の役割も重要だという気がします。
今日も、朝から少し晴れ間も見え、気温も上がりましたが、午後から雲が張り出し、夜遅くになって雨が降り出しました。明日の明け方までには止むような天気予報です。
昨夜、財務省の金貨のオークションから海外のコインを連想して、久し振りに海外生活の思い出の日記を書き、何となく、今夜もその続きです。と言うのは、割合と最近になって気付いたんですが、我が家の子供達は否定疑問文に対して英語のような答え方をすることを発見したからです。おさらいですが、否定疑問文に対する英語と日本語の答え方の違いは以下の通りです。
一応、我が家の子供達はジャカルタ育ちの帰国子女だったりします。インドネシア語では否定疑問文に対して英語型で答えるのか、日本語型で答えるのか、私は元々インドネシア語がそんなに出来なかったこともあって、すっかり忘れてしまったんですが、一応、子供達は2年くらい現地の英語の幼稚園に通わせていましたので、その当時から帰国直後くらいまでは、我が家の子供達にはそれなりの英語力があったような気がしないでもありません。松戸にいたころは、松戸駅前の女子大の大学祭に行って、その昔の ESS のような英語クラブの催しで女子大生と英語のクイズで競った記憶もあります。もっとも、日本に帰国して地元の小学校に転入学してから、急速に英語力は消滅したようですが、否定疑問文に対する答え方には英語教育を受けた帰国子女の名残りを見出せるような気がしないでもありません。
株価も落ち着いてきたんですが、何となく、理由は不明ながら仕事が忙しいので、今夜もジャカルタのころの海外生活の思い出の日記で継いでおきたいと思います。
財務省が保管していた古いコインをオークションで競売したところ、すごい高値がついたそうです。下の引用にもある通り、1880(明治13)年発行の旧二円金貨が3210万円で落札されたと報じられています。確かに、上の写真で見る通り、保存状態もいいようですし、コイン自身も立派なものだという気がします。まず、いつもの asahi.com のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
財務省が24日開いた近代金貨のオークションで、目玉商品の1880(明治13)年の旧二円金貨が、予想の2千万円を大きく上回る3210万円で落札された。87枚しか発行されず財務省も1枚しか持っていない珍しさに、愛好家の心理が過熱。過去の金貨オークションの最高落札額の1700万円の2倍近い値がつき、財政への思わぬ貢献になった。このオークションは13回目で、最後になる今回は1420枚が放出された(当初予定のうち13枚は取り消し)。旧2円金貨は700万円で競りが始まり、瞬く間に値が上がった。1枚の重さは約3.3グラムなので現在の金の時価で計算すると3000倍近い値がついたことになる。創業40年余のコイン専門店銀座コインの竹内潤さんは「次にいつ出品があるか分からない。これだけ希少だと一般的な相場は関係ない」と話す。
経済学の専門用語で貨幣発行益= seigniorage という言葉があり、まったく意味は違いますが、ものすごい値段がついたものだと思います。その昔、私が子供だったころなんか、コインとか切手とかを収集するのはかなり古典的な趣味だったような気もしますし、我が吉岡家の京都の叔父さんの家にも何かお宝があるんではないかという気になってしまいます。一応、我が家は明治の遥か前から京都に住まいしているので可能性はゼロではないような気がしないでもありません。
それはともかく、少なくとも我が家が住まいしている現在の青山の家には、そんなお宝はあろうハズもなく、せいぜいが外国のコインだろうという気がします。一応、私は国際派のエコノミストと見なされないでもないのでアチコチの外国に赴任したり、出張で行ったりしました機会もあり、お宝にはならない外国のコインは我が家にもいっぱいあります。交換可能な紙幣は円転してしまうんですが、コインは交換してくれませんし、私が赴任した範囲ではチリやインドネシアの紙幣はそんなに交換性が高くないので、いまだに何枚か家にあったりします。
その昔は、例えば、ダイムと呼ばれる米国の10セントのコインなんかは、ゴルフのグリーン上でのマーカーに使ったりしていたこともあるんですが、今では子供達のコレクションの対象です。赴任したチリとインドネシアは言うに及ばず、米国、カナダ、メキシコ、英国ドイツ、フランスなどの欧米諸国や、マレーシア、タイ、シンガポールなんかのアジア諸国のコインを主体に、ぞんざいにも巾着袋に入れて保存してあります。ただし、私が独身のころに行ったことがあるハズなんですが、アルゼンティンとウルグアイのコインは見当たりません。また、今ではユーロに統合されてしまって見かけなくなったフランスのフランやドイツのマルクもあります。かなり巨大だったりします。もう流通していないんですから、そのうちに値がつくのかもしれません。中でも印象的なのはチリの100ペソのコインで、とっても巨大な銅製です。我が国の500円硬貨より大きいです。私のいたころのチリの為替水準では100ペソは米国のクォーターと呼ばれる25セントくらいの値打ちだったんですが、ともかく巨大です。チリの最大の輸出品は銅ですから、銅をタップリ使ってあるんだという気がします。また、タイのコインは紙幣と同じく国王の肖像が刻印してあります。
財務省のオークションに出たお宝コインとは値打ちが違うんでしょうが、時々、我が家でも子供達といっしょに巾着袋から出しては、海外生活を思い出したりしています。
今日も、朝からいいお天気でしたが、今日から急に気温が下がりました。ここ2-3日の暖かさが嘘のようで、またしても真冬に舞い戻った感じがしないでもありません。昨日は午後からでしたが、今日は朝から風が強くて、アチコチでバタバタと自転車が倒れていました。
今日はお昼に一家そろって九段のホテル・グランドパレスのロビーフロアにあるカトレアでランチ・ブッフェを楽しんで来ました。少し早いものの、来週の土曜日3月1日は女房の誕生日で、長らく特別なイベントはなかったんですが、今年は久々のランチ・ブッフェでお祝いしました。実は伏線があって、3学期明け前の1月6日のエントリーで紹介したように子供達を散髪に連れて行った時、渋谷の chef's V に行ったんですが、我が家のグルメ評論家の下の子の評価が厳しく、デザートにアイスがないとか、肉料理が少ないとか、いろいろと注文が出ましたので、今回は、私が行ったことがある中でもチョッピリ高級なところを選びました。実は、下の子の評価のポイントであるデザートのアイスがあるかどうか自信がなかったんですが、脇の方にひっそりとありました。さすがに、辛口グルメ評論家の下の子も満足で、デザートのアイスはバニラとブルーベリーの2種類の小さめのカップを合わせて7カップも平らげました。上の写真はレストランを出たところの子供達です。
ゆったりとランチを楽しんだ後は下の子の買い物です。3月の春休みに入ってから、ボーイスカウトでお泊まり会のようなものがあり、近くの中学校の体育館で一泊するというので、アウトドア専門店に寝袋を買いに行きます。ウチの子はいまはカブ隊なんですが、ボーイ隊に上進すれば寝袋は必需品だそうで、少し早めに買っておくのも一案とかで、カブ隊やボーイ隊の隊長さんやスカウトの団副委員長なんかから情報を収集して、スリーシーズン向けのマミー型の寝袋と決めて、色は下の子の好みで男の子らしい色を探します。新宿のアウトドア専門店で店員さんに相談して、結局、大人用のを買い求めます。ついでに、カブ隊の隊長さんのオススメで下に敷く銀シートも買います。上の写真は家に帰ってから寝袋を試してみる下の子です。
最後に、昨日も取り上げたケロロ軍曹の劇場版映画第3弾「超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」の前売り券を買い求めます。ケロロ軍曹とタママ二等兵をモチーフにしたカスタネットのオマケをもらいます。それから、買い物とは関係がないんですが、映画の公開までの日数をカウントダウンするデジタル時計がブログ・パーツとして公開されているようです。私のブログはサイドがいっぱいなので、無理やりにエントリーの方に貼り付けておきます。ケロロ小隊の5人分が提供されていますので一挙公開です。マウスでポイントすると、ちょっとしたアクションで反応します。こういうのって、カウントダウンが終われば、どうなるのか興味があります。
今日も、朝からいいお天気で、気温も午前中は上がったようです。でも、午後から風が強くて、気象庁から春一番と発表されました。風が強い上に夕方から気温が下がり始めて、明日はかなり寒くなるらしいです。
今日のエントリーは週末ですし、軽くいつの間にかのお話です。まず、このブログのエントリーがいつの間にか1000を超えていました。私も一昨年2006年の大晦日のエントリーがちょうど600だったのは記憶していましたが、もう1000を軽く超えて1100近くに達しているようです。ほぼ2年半にわたってよく書き続けてきたものです。でも、必ずしも自分をほめて上げたいとまでは思いません。
それから、今日の土曜日の午前中は10時からテレビ東京12チャンネルでアニメのケロロ軍曹を子供達が見るんですが、いつの間にかコミックの『ケロロ軍曹 第16巻』が出ているらしく、コマーシャルで宣伝していたので、子供達の強いリクエストに従って買いに出かけます。青山通りを少し歩いて銀座線外苑前の駅に近い書店で買い求めます。勉強で忙しいおにいちゃんを後回しにして、下の子からおにいちゃんの順番で、子供達がコミックを読みふけります。私に回って来るのは最後でした。なお、来週土曜日の3月1日から「超劇場版ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!」が封切られるそうです。いつの間にか春休みが近づいて、そんな時期になったようです。昨年の春休みも我が家はケロロ軍曹の映画を見ましたので、今年も見に行くんだろうと思います。封切り前に前売り券を買おうと考えています。子供向け映画には、いろいろとオマケがあるのも楽しみです。前売り券を買う段階と映画を見る時と、2回もオマケをもらえたりします。
最後に、昨年11月4日付けのエントリーで紹介しましたが、我が家の子供達が楽しんでいるオンラインゲームのクロノスで、下の子のレベルは32だったんですが、いつの間にか38に達していて、37のおにいちゃんを抜いてしまったらしいです。おにいちゃんは勉強で忙しいので、下の子の方がゲームをする時間的な余裕があるんだと思います。いいことなのか、悪いことなのか、よく分かりません。下の写真はクロノスで遊ぶおにいちゃんと見守る下の子です。
私がボケボケしている間に、いろいろと世の中は進んでいるんだということを実感させられました。ヒマにしていた週末の感想です。
今日も、朝からいいお天気で、気温も引き続き上がったような気がします。今日はランチの後に日本経済研究センターの講演会に行きましたが、コートはまったく必要ありませんでした。東京では明日まで暖かな日が続くとの天気予報です。
すでに、1月30日付けのこのブログのエントリーで取り上げたように、国際通貨基金 (IMF) では▲0.5-1.0%くらい下方修正した経済見通しを発表し、日米欧とも今年2008年の成長率は1%台半ばで予想しています。カレンダー通りの歴年と財政年度とで微妙な違いはありますが、例えば、2008年度の政府経済見通しは2.0%程度とされている一方で、今日、私も講演会に行きましたが、今日の日経新聞朝刊の経済教室に掲載されていた日本経済研究センターの予測では1.6%成長となっていたりします。時期の違いで下方修正されたのか、基本的な見方の違いなのか、いずれにせよ、少し差があるように感じないでもありません。いずれにせよ、昨年末から今年の年初にかけて、あるいは、現時点まで、日米欧の景況感が急速に悪化したのは事実だろうと思います。どうでもいいんですが、もらったり、図書館で借りたりして、私は少し前に出版された本を読んでいて、例えば、野村證券金融経済研究所「日本経済活力維持の条件」(東洋経済新報社)とか、三菱UFJリサーチ&コンサルティング「2008年日本はこうなる」(東洋経済新報社)とか、みずほ総研「日本経済の明日を読む 2008」(東洋経済新報社)なんかを読んでいると、エコノミストがラクをしていたころを思い出してしまいます。
話を本題に戻して、2月11日付けのエントリーで紹介したように、経済学の専門教育を受けて来なかった一般の方に悲観バイアスがあるとすれば、逆の見方をして、エコノミストに楽観バイアスがある可能性は否定しませんが、ここ1年ほどの経済見通しで、エコノミストが間違い続けてきたのかというと、それはちょっと酷な気がしないでもありません。一応、経済学は陰気かもしれないし、不正確であることは明らかなんですが、科学ですから、例えば、昨年9月13日付けのエントリーで取り上げたように、トムソン・サイエンティフィックでは科学部門のノーベル賞として物理学賞や化学賞や医学・生理学賞と並んで経済学賞の有力候補者を予想していたりしますし、科学ですから、因果関係を明らかにし、原因が違えば結果も異なります。やや強引に関数形で表せば y=f(x) ということになります。右辺の x に従って 左辺の y も違ってくるのは当然です。
先日、職場の同僚と笑い話をしていたんですが、ある講演会に行ったら講師について「1ドル100円を予測したエコノミスト」との紹介があったそうです。固有名詞は出しませんが、中部圏の昔の都市銀行系のシンクタンクのエコノミストです。今はどこかの大学の学長さんをしているらしいです。分かる人は分かると思います。しかし、私が記憶している限り、そのエコノミストが「1ドル100円」を言い出したのはプラザ合意後の1986年くらいで、実際に「1ドル100円」が実現したのは1990年代半ば近くですから、この方の予測が当たったという言い方は受入れられても、その他のエコノミストが全部外したかと言うと、これはやや抵抗があります。後付けかもしれませんが、私の目から見て、予測の実現に10年近くかかったわけですし、このエコノミストが「1ドル100円」と言い続けて来たのであれば、関数の右辺の x に何を代入しても、左辺の y が「1ドル100円」だったわけですから、科学的な見通しなのかどうかは少し怪しい気がしないでもありませんし、ましてや、右辺の x に従って、「1ドル100円」以外のいろんな y を算出して来た他のエコノミストが外したと言うのは酷な気がしないでもありません。それと同じことで、昨年年央まで、より正確には8月初のパリバ・ショックまでゴルディ・ロックス経済について語って来たエコノミストが愚かかと言うと、ちょっと違うと思います。
いずれにせよ、景気が減速したり、ましてや、景気後退局面に入る時期にはエコノミストの経済見通しがジリジリと下振れするのは自然なことのように思います。右辺のすべての x に対して、常に、左辺の y が「景気後退」であるなら、科学を超えて宗教の域に入っているような気がしないでもありません。
今日も、朝からいいお天気で、最高気温も2日連続で10度を上回ったようです。最高気温と連動しているのかもしれませんが、昨日あたりから花粉が飛び始めたような気がします。鼻が詰まります。
少し前に、今年の1-3月期はうるう年効果で統計上は景気のいい数字が出ると書きましたが、今夜はこのうるう年効果とその後の消費の動向について考えたいと思います。まず、GDP統計から過去の計数を拾ってみました。現在の 93SNA になってから比較可能な計数で、1998年以降の四半期別の前期比年率成長率をパーセント表示したものが下の表です。
上の色付きのセルがうるう年の2月29日を含む四半期です。きちんとしたフォーマルな統計的な処理をすれば明らかなのかもしれませんが、一見して成長率が高めに出ている疑いを指摘できると思います。現在の 93SNA では季節調整はセンサス局法の X-12 を使っていて、うるう年調整は可能なんですが、実際には、うるう年効果を除去するパラメータの設定をオフにしているようなことも聞きました。ただし、GDP 統計はいわゆる2次統計ですから、1次統計で季節調整がなされてうるう年効果が除去されていれば、2次統計の GDP には出て来ないことも考えられるんですが、2次統計を作成する上で季節調整済みの1次統計を使うことはレアケースだと考えられ、おそらく、原系列の1次統計を2次統計に加工した上で季節調整をかけていると考えられますから、原系列の統計はモロにうるう年効果を持っていると考えられます。
このうるう年効果について、考え方は様々なんですが、まず、統計上の処理の方法であって、景気実感とは関係ないとの意見もあり得ます。しかし、営業日が1日多くなって、それだけ売上げなんかも増えるわけですから、私は景気実感としても決して無視できないと考えています。マグニチュードとしてどれぐらいかといえば、素直に考えれば、四半期90日ほどの営業日が1日増えるわけですから、前期比で1%、年率では4%くらいの押上げ効果が考えられます。しかし、懐疑的に考えるエコノミストはうるう年でも所得が増えない点を強調します。所得が変わらないのに消費が大きく増えるとは考えられないというわけです。しかし、お給料が同じでも、テレビを見て電力を消費しますし、ご飯も食べます。うるう年はこれが1日分多くなりますから、何らかの効果があると考えるのが自然ではないでしょうか。
ただし、別の要因で今年の1-3月期の景気を下押しする要因がありました。自動車の自賠責保険の保険料が4月から引き下げられることです。もちろん、自動車そのものに比べて、自賠責保険料はそんなに大きい額ではありませんから、びっくりするような効果はないと考えられていましたが、それでも、3月末に自動車を買おうとする人は1-2週間待って4月に買った方がおトクなのですから、自動車販売を3月から4月にシフトさせる要因となり得ると考えられていました。しかし、今日の東京新聞のサイトで、国土交通省が「自賠責保険は1-2ヶ月の短期契約と、4月以降の安い保険料が適用される長期契約を同時に結ぶことができる」との通達を出したことが報じられています。現時点での評価は難しいものの、新車の買控えを緩和する効果があるのではないかと期待されます。
また、うるう年効果の1-3月期を終えても、7-9月期には北京オリンピックというイベントが控えており、2年前のサッカーのワールドカップを上回る経済効果を見込むエコノミストも少なくありません。ドイツよりも格段に近いですから、オリンピック観戦の旅行はもちろんですし、大型テレビなんかも売行きが増加する可能性が大いにあります。この経済効果はオリンピックが開催される7-9月期に限定されるものではなく、大型テレビなんかは4-6月期から売れ始める可能性もあります。オリンピック関係のグッズも売れるかもしれません。
日本の景気循環日付けはやや生産統計に偏りがありますから、ひょっとしたら、昨年10月の生産統計のピークを景気のピークと判定する可能性も十分ある一方で、先週、2月14日付けのエントリーの繰返しになりますが、消費を中心に見ていると、GDP 統計の上から日本経済の本格的な減速が確認されるのは今年の年央以降になる可能性があります。建築基準法ショックから住宅投資が前期比で立ち直れば、もっと後ズレする可能性すらあります。見方を変えると、典型的な認知ラグを発生させる可能性も残されていますから、景気動向の把握には万全を尽くすべき時期であることはいうまでもありません。
まったくどうでもいいんですが、とあるサイトで、先にアップしたエントリーで触れたキューバのカストロ議長の国民に宛てた手紙を発見しました。スペイン語と英語です。もちろん、オリジナルはスペイン語なんだと思います。ひょっとしたら、何かのリファレンスになるかもしれませんから、私のブログに収録しておきます。スペイン語として、非常に格調高い文章だと思います。余りにも当然ですが。
カストロ議長引退後のキューバ内政についても、外交上のインパクトについても、私は専門外なのでよく分かりませんが、カストロ議長について覚えているのは、私の知る限り最高の演説者の一人だったことです。雄弁で滔々と演説できることがラテン世界の美徳のひとつと考えられているんですが、カストロ議長はその最高峰の一人とも言えます。私はスペイン語の勉強と称してサンティアゴの大使館でビデオを見ただけなんですが、そんなにスペイン語の理解が深くない私でさえ感動を覚えましたし、日本人的には大げさと感じかねない身振りと手振りも、例えば、カストロ議長がアチコチを指差して「あなただ!」と叫んだ時には私自身が指差されているようにすら感じました。私の直感なんですが、感情的なキューバ人の中には演説を聞いただけで涙を流してカストロ議長に忠誠を誓う人も少なくなかったんだろうことが容易に想像されます。
私が在チリ大使館に勤務していた1990年代初頭は、さすがに、1970年代の中南米債務危機も終了し、その昔のブラジルはコーヒー、キューバは砂糖のモノカルチャーから脱して、キューバでは文豪ヘミングウェイも愛した風光明媚な観光資源を活かして、外貨獲得のために観光に力を入れていたころでした。だからと言うわけでもないんでしょうが、私の知り合いだったチリのエコノミストも何人か新婚旅行でキューバに行った人もいたりしました。
今夜は帰りが遅くなり、取りとめのないブログになってしまいましたが、2006年12月11日のエントリーで取り上げたチリのピノチェット将軍の死去や最近1月27日のエントリーで取り上げたインドネシアのスハルト元大統領の死去などとともに、ひとつの時代が幕を下ろしたことを実感させられました。一応、チリのころのお話だったりしますので、海外生活の思い出の日記に分類しておきます。

 

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