終わりとは?/ マイワン
[ 451] [R30]: ブログブームの終わり
[引用サイト] http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/04/boomofblog_63eb.html
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最近、いくつかの経験があって、ぼんやりと感じるようになっていたことがあったのだが、梅田望夫氏のはてなダイアリー「BLOG論2005年バージョン」を読んで、ぼんやりとしていたものがかたちになったような気がした。 2003年12月にはてなダイアリーがβ版サービスを開始して始まった日本のブログ・ブームは、そろそろ「終わった」と断言しても良いんじゃないか。さらなる成長を遂げるためには、どこかで明確なタームの転換が必要になりそうだ。 なぜそんなことを考えたかというと、まずこのブログのアクセスがまったく伸びなくなったということがある。そりゃーおまえがつまんねーことばかり書いてるからだ、とか、ストレートニュースに脊髄反射系が最近減ったからだよね、という原因はちゃんと自覚してるんだが、それにしてもPVの推移が少し重すぎる。 それでAlexaではてなダイアリーとLivedoor BlogのPVとかリーチを調べてみたんだが、どちらも4月に入ってから伸び悩んでいる感じ。はじめは社会人になった新卒学生が就活ブログを止めて抜けたのが原因かなあとか思っていたのだが、4月中旬を過ぎても回復の傾向が見えてこないので、やっぱり世の中全体の傾向なのかなと思った。 あと、ちょっと具体的には言えないんだがある人が言っていた「ブログのアクセスが多いなんていうのは幻想」みたいな話を聞いて、ま、そりゃそうだろなと。とするとこの1年半ばかり、日本のブログ界がリアル世界において生み出した成果とは何だったんだろうか。 思いつくまま挙げてみると、梅田望夫を媒介にして米国のブログ・ムーブメントの思想をネット住民がリアルタイムで受け止め、山本一郎や真鍋かをりという端くれ者を突然メディアの寵児に祭り上げ、磯崎哲也や湯川鶴章という新たな文化・知識人を生み、藤代裕之や伊藤春香というニューウェーブのライター、あるいは現役女子大生タレントを生んだ、そんなところか(以上敬称略)。 それ以外、例えばホリエモン騒動と「ファイナンス」というものに対する世間の異様な関心の高まりなどは、ブログがあってもなくても今の日本でいつか起こるべきものだったような気もするし、ブログをまとめたいくつかの本も、別にブログがなくてもそのうち出てきたもののような気がする。 そしてむしろ、明らかになった問題の方が大きい。それは、梅田氏がまとめているように「確かに知的生産性は一気に向上した、だが時事性の話題に優れた考察を加える専門家のシリアスなブログは、これからまだ増えるのだろうか?」ということなのであり、価値ある情報ほど極度に囲い込んで出さない、日本の知識人の「知」のあり方なのである。 個人的には、米国というのは良くも悪くもこうした「知」の体系の構造変化には後先考えずに突っ込んでいく人たちが(エスタブリッシュメントさえも)多いところで、だからこそブログの情報伝播力を最大限活用しようとするビジネスがいくつも立ち上がってくるし、マスメディアを巻き込んだドラスティックな「ジャーナリズム革命」みたいなものもブログ回りで起こってくる。 でも日本のエスタブリッシュメントやマスメディアというのは、表面的な部分では世相にものすごく左右される割には、「知」の構造変化に対しては慎重だと思う。だからこそ新聞や出版業界も表面上はブログに対して特に目立った動きを見せない。 ある意味でそれは、ブログがブームであることを無意識のうちに折り込んで行動しているようにも見えるし、実は単に保身と既得権益だけがすべて大事という姿勢にも見える。たぶんその両方だ。そして、これから後の展開を予測するのもそれほど難しくない気がする。端的に言えば、徹底して構造変化に抵抗し続けるという、97年以前の銀行業界のような戦略をとり続けるが故に、世間の構造変化の加重が一定値を超えた瞬間、ある日突然バキーンと轟音を立てて業界ごと崩れ落ちることになるのかもしれない。が、実際のところそのへんは僕にも分からない。 僕について言えば、紙メディアからそうでない領域に昨年転職したばかりで気が乗らなかったということもあるし、「R30」という、どう見てもリアル世界ではブランドとして不適切なハンドルでブログのブランディングをしてしまったということもある。いずれにせよ、いくつもあったマスメディアからの執筆のお誘いをすべて断り、第1次ブログブームの間にライターデビューする機会はつかみ損ねた、ということだけは言えるだろうと思う。 別に、ライターデビューするのが目的で始めたブログでもないし、「旬のメディア」という流れで言うと、そろそろブログの次のものが出てきそうな気がするのでそれ自体残念とも何とも思わないのだが、少々残念かなと思うのは、梅田氏と同じように、どうやらこれ以上面白いコンテンツを持った知識人やタレントがブログ界に参入してこなくなりそうな気がするのと、切込隊長のようにネット住民からリアル有名人に「転出」してしまう人が出てきて、ネットの言論空間が寂れていきそうな気配がすることだ。 僕自身は、自分の考えていることを確認したりいろいろな人に投げかけて反応をもらったりしていたいから、今すぐ何かを変えたりこのブログを止めたりするつもりもないのだが、そろそろ打ち上げ花火を止めて、リアルの側のインセンティブの構造といった何かを変えなきゃいけないような気もしている。 いろいろ書きたいことがたくさんあるのだが、5月に入るまでは忙しすぎてまともに思索を巡らせる時間もない。といっても、連休中もやらなければならないこと(主に仕事)がたくさんあるので、休みに入れば少し更新頻度を上げられるかというとそうでもないのだけれど。 これからはブログの世界も踊り場というかバブル崩壊の敗戦処理というか、「巡航速度」のあり場を探す展開になっていくのだろうなと思う。 あ、ちなみにPageViewの極端があがりさがりが方々でいわれているが、これは真剣に極低温などでの相転移現象っぽく私には感じられる。つまり、ブログやネットのつながりが密になればなるほど、アクセスは一箇所に超集中していくということだ。... 続きを読む なんだか判らないけど、問題というか話題になっている模様。僕の妄想から導き出された答えを先に書いてしまうと、「何を根拠に好きになったか?」ってことの違いによる反応の違いなのかなあ。僕が切込隊長という名前を目にしたのは、梅田さんのCNET連載ブログ。それまでは...... 続きを読む ブログの拡大ペースが鈍りません。日本語のブログだけで昨年末に200万を超え、今年末には600万に迫る勢いだそうです。 さて、一見順風満帆に映るブログ市場ですが、成長の陰で大きな問題もかかえています。1つは、以前とり上げた、ブログを書いている個人や、その内容により影響を受ける企業の危険性。 R30::マーケティング社会時評というblogのブログブームの終わりというエントリがハブとなってブログブーム終焉論がいくつかのblogでなされている。 このエントリに関しては私も一部同感である。ちなみに以前のエントリでハイプ曲線を利用して簡単にその感覚を説明しているので、私の考える終焉論についてはblogに関する雑感@log for logsを見ていただけるとありがたい。 ブログの終わりの地点には、キーボード入力が出来る人あたりの数字が限界のような気がする。 インターネットと言えばホームページであり、最初にプロバイダに加入するときに、そのプロバイダがおすすめしている、誰でも簡単にホームページが作れます。というふれこみで参加するという感じが多いが、インターネットを買ったが、ホームページはあまりの難しさに放棄したユーザーの数と、インターネットを買った時に、ホームページというふれこみの代わりに、これから簡単で楽しいブログを始めようという言葉で始めた人の数が少なくなったときが... 続きを読む ブログブームは終わってるらしい。全体で見ればアクセスはまだ伸びてると思う。ただ、ユーザーの拡大で各個人アクセス数はかなり鈍化していると推測。 自分も確かに一時期と比べてブログ熱はだいぶ冷めた。去年、ブログを始めた頃は何もかも新鮮で有名なところにTBを打つだけで興奮した。記事を書くだけでも色々と思考をめぐらせて書いてた。 でも、なんだろう。「毎日更新」を半年やってきたがあまりこれといって変わったことはない。文章を手際よくかけるし、コミュニケーション能力は少し上達した気はするけど革命的なことというよりは... 続きを読む つまんない、後味の悪いことを書いた後で、他方で昨日、一昨日のエントリーに、いろいろなコメントやトラックバックを頂いたのをみると、やっぱりブログって、いいなぁとも思います。 私はウェブログというツールの利用はまだまだ広がっていくんだろうと思いますが、ウェブログ開設数が読者数の伸び以上に増えていくので、個々のPageViewはそれほど伸びていないのでしょう。... 続きを読む ブログブームは終わる、もう終わる、もう終わってるぞ、と言う人は「ブログがブームだ」といわれ始めた次の瞬間から存在したと思うが、目立つ場所で言っている人を久しぶりに見た。 ブログブームの終わり(R30::マーケティング社会時評) 何をして「ブーム」と呼ぶのかというのがまず問題かもしれないのだけど、各ブログサービスではブログの開設数、pvともに伸び続けているし、ビジネスブログビジネスブログいう人たちの勢いはこれからもっと激しくなりそうだ。 いくつもあったマスメディアからの執筆のお誘いをすべて断り、第1次... 続きを読む ページビューが集まる。ひょっとしてオレってすごいんじゃないの?と思う。世間に物申したくなる。アイドル気取りになる。でも、ひとのココロを定常的に維持することはできない。書き込むネタを探すのも大変だ。で、手を抜き始める。飽きられる。飽きられるのはさびしいから、「ブログは終わりだ」と言ってみる。 私は、切込隊長を高く評価している。頭の回転の速さは文章を見ただけで伝わってくるし、なにより独特の文体は魅力的である。事実、このBlogでも何度か彼について言及している。当然、今回の騒動はかなり早い段階からチェックしていた。正直食傷している人も多いだろうが、.... 続きを読む ブログがブームになっていたわけだけど、みな漫然と思うとおりにそれは衰退しているのではないかという意見。 どんなブームもいつか終わりがくるわけだし、一息ついて落ち着いて日記をトボトボ書くのがいいのかしらと。 大事なのは夢中になるコトであり... 続きを読む 中小企業診断士/ITコーディネータ 春日一秀のブログ: ブログのこと、再考?しようと思いましが、できませんでした。 「週刊誌記者の日記」(というより週刊朝日ブログのほうが通りがいいか)で、この記事を見つけ、思わす首を傾げる。 まあ、希望的観測にケチをつけるのも大人気ないのだけど、ブログってそこまで普及しないと思うんですよね。 つーか、「モノ申す」なんてジジィ臭が強烈な言い方はしたくないな。って言っても、おいらもそんなに若くはないんだけどさ。 で、タイトルの話、出処はおいらも尊敬する梅田さんのこのあたりらしい。で、ここ(R30)とかここ(FPN)とかでそれがオーソライズされた格好になってる。 そりゃあ、IT セレブ(何)の梅田さんがおっしゃる金言であればオーソライズしたい気持ちもわかるんだけどさ。でも、やっぱなんか違う気がするんだよね。...... 続きを読む [R30]: ブログブームの終わりを読んでピーターの法則を思い出した。ピーターの法則と言うのは人は、ある階層で機能しなくなるまで=「無能」になるまで昇進し、無能なレベルに達するとそこで昇進が止まる。と言うことです(関心空間:ピ?ターの法則より引用)。そもそも無限..... 続きを読む ブログの終わりの地点には、キーボード入力が出来る人あたりの数字が限界のような気がする。 インターネットと言えばホームページであり、最初にプロバイダに加入するときに、そのプロバイダがおすすめしている、誰でも簡単にホームページが作れます。というふれこみで参加するという感じが多いが、インターネットを買ったが、ホームページはあまりの難しさに放棄したユーザーの数と、インターネットを買った時に、ホームページというふれこみの代わりに、これから簡単で楽しいブログを始めようという言葉で始めた人の数が少なくなったときが... 続きを読む やっぱり、これだけ本が多くなるとさすがにブームとしては終わってるなあと感じる。(笑) 次はブログか原作になってる本が溢れ出したら本当に危険信号。(笑)... 続きを読む ブログはもうダメなのかどうか祭り、まだ続いているようですね。以下のリンク辺りのトラバを辿ると、色々な意見を読めると思います。 続きを読む 最近、アルファブロガー(的立場の人々)が各所で叩かれている。いや、各所っつーのはそれぞれが運営するブログで、ってことなんですが(笑えない)僕のブログは父方のおじいちゃんも天国できっと読んでるので「アルファブロガーとは何ぞや?」っつーのを少しだけ説明すると『...... 続きを読む 粘着してごめんなさい。ブログの終わりじゃなくて、アルファブロガーの終わりでしょ(笑)の続き。「ブログ」の終焉に感じた違和感について少し。以下の部分が僕と真逆だなあと。実名、匿名問題でリアルとサイバーに触れる人がいますが、「電車男」と言う形で、2ちゃんが「...... 続きを読む 最近、「ブログの終わり」という話がブログ界隈で盛り上がっている。4月末には「ブログブームの終わり」というタイトルの記事が象徴する「ブログの予想以上の内容の薄さ」が取りざたされた。そして、5月末、「ブログに魅力を感じなくなった」という「ブログの終焉」という話が「ブログの匿名・実名議論」と絡んで持ち出され、それは一方で「ネットって一時期飽きたりすることがあるんだよね」という話にもつながっている。 で、それで思い出したのは、1年半前――ちょうどココログが登場する前後だ――にブログ論壇界隈で話題になって... 続きを読む R30:ブログブームの終わりとかガ島通信:「ブログ」の終焉をみていて思うのは、専門分野の能力や分析力、執筆力は高い人たちなんだけど、(仮に日本語限定としても)ほんとうに様々な人が相互に影響を及ぼしながらいろいろなことを書いているネット全体の中で、自分たちのブログを位置づけるという能力に欠けているのかなという気がする。相互の影響というのは、ネット上のやり取りだけではなく、会うことも含まれる。もちろん会って話すことのほうが?... 続きを読む 今日も読んでくれてありがとうございます。楽しんで頂けてますでしょうか?どうもよくお越しくださいました。サービス精神旺盛な文章を書かせてみると、クラスで2番手くらいだった気がします。 これまであまりこのブログ上では自分がお給料をいただいているgooの告知っぽいことは控えてきたのですが... 続きを読む 流行というものはそういうものだけど、ひっそりしたところで天才が世間の目の届かないところから活動するという例はあるよ。桃青から芭蕉と名を変えて隠棲したことや…。ただ、仲間や支援者がいないとならないけどね。マスに揉まれているだけでは、磨り減るだけなのかもね。 個人的にこの点が、気になります。米国では日本より表立ってディベートする方やそれを臆さない方が多いので自然な流れができたような気がする。日本では分極で、一方で保身、一方でラジカル、多くはメディアに対するスタンスが受身なので繋ぐ人の数がまず圧倒的に少ない。 >そして、これから後の展開を予測するのもそれほど難しくない気がする。端的に言えば、徹底して構造変化に抵抗し続けるという、97年以前の銀行業界のような戦略をとり続けるが故に、世間の構造変化の加重が一定値を超えた瞬間、ある日突然バキーンと轟音を立てて業界ごと崩れ落ちることになるのかもしれない。が、実際のところそのへんは僕にも分からない。 こういうことを銀行の例で学んだ筈なのに、スムーズに持っていく人が出てこない、企業がそういう人材や組織を求めないというのも、少し残念な気が。んでも、ラジカル周りでは、ぼちぼちあるるんですかね。 え、端くれ者とか言ってるおまえは何様かって?うんこですようんこ。うんこに決まってるじゃないですか>Giraudさん だって・・・磯崎さんと湯川さんが文化・知識人に入っているのに隊長とマナベが端くれ者って・・・GLOCOMで発表した直後にそれは・・・弄られキャラだとは思いますけど。 かってアメリカでニューペインティングという手法(絵画の手法の一種)が流行っていた時期がありました。日本のアーチストもそれをまねして自由に描けばよいということで、感情と情緒だけのヘタウマというお絵かきの手法が流行りました。その絵がもっているロジックさは受け継がず抜け落ち、まねだけでした。そのうちブームは終わりました。日本のブログもこれとそっくりです。 ブログのブームが去った後、「詩人」がでてくれば最高にグットだとおもうよ、リアルタイムでその詩人の精神を感じるなんて最高!既存の出版界のシステムによらずダイレクトにね。権威あるやつが選んだ「現代詩人」なんか関係ない。ネット上で誰もが天才と認める人だね。 それは「イジドール・デュカス」か「アルチュール・ランボー」クラスだね。あるいは「ネルヴァル」の(オーレリア)のようなもだったらすごい。可能性はあるとおもうよ。ただし「文化、社会、文明」を感じ、「詩」を理解できるリテラシーの持ち主がネット上にいればの話ではある。 まぁブームは2,3年で終結するのが世の常だから、その間に先行者利益をどんだけ上げられたかがポイントでしょうな。おそらくここ1,2年のうちにブログのブランド価値は急速に落ちるから、あとは残存者利益体質になるだろね。 あと、どうせポイント稼ぎ戦略に走るなら往年の「侍魂」みたいにトコトンえげつなくやらないと駄目でしょ。文章から引き込み戦略から。中途半端に上品ぶっても仕方ないってのは、あるね。 ネット有名人⇒リアル有名人という流れで生じる受け手の心境の変化は無料⇒課金によって生じるものと同じで面白い。 一時的に冷静さを失ったのだとは思うけど、やっぱりそれはやっちゃだめなことであって、まあがっかりですわ。 ホリエ騒動の時は商法屋から株屋からいろいろな人がメディアよりずっと素早く詳細に解説・読み筋を書いてくれて「ブログってすげえ」「ホリエの言うマスコミ不要論もあながち…」と思わせる局面もあったけど、今回の脱線事故ではピンと来るブログが何も引っかかってこなかった。向くジャンルと向かないジャンルがあるんだろうけど、ホリエ騒動の一段落とともにブログ熱も一段落しちゃった感はありますね。 隊長ブログおよび関連2ちゃんスレの荒れようは尋常じゃありません。ていうか、なんかへん。普通ならあれほど荒れない。自白強要、提訴強要の書き込みが短期間に数多く行われています。 単に「ちっ、ブームに乗り損ねたか。かっこわりーな俺w」と言いたいだけなら、それはそれで正解なのだと思いますが、それすらも執筆者のポリシーでしょう。ブームに乗るのが目的で書いていたのなら、そろそろ潮時ではあるでしょうね。 |
[ 452] 歴史の終わり - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A
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「歴史の終わり」とは、国際社会においてリベラルな民主主義と資本主義が最終的な勝利をおさめ、それ以上の社会制度の発展が終わり、社会の平和と自由と安定を無期限に維持するという、将来における仮説である。歴史とは、戦争や内乱における国家興亡の歴史であり、世界史上永遠を誇った国家体制は存在しなかったが、歴史の終わった民主国家体制は例外であり、戦争やクーデターのような歴史的大事件はもはや生じなくなる。それゆえ、この時代を「歴史の終わり」とよぶ。 ベルリンの壁崩壊を受けて冷戦が終了し、「悪の帝国」であったソ連の崩壊と自由主義の盟主であったアメリカの勝利という経験をうけた議論であり、アメリカ的な自由を流布することが歴史の目的であるとするアメリカ的な歴史観を端的に示した議論でもある。又、ベルリンの壁崩壊、冷戦の終了、ソ連崩壊という歴史と価値観の大転換を受けた歴史学の混乱も示している。 フクヤマはそれまで共産主義の正当化に使われてきたヘーゲル哲学をリベラルな民主主義、資本主義の正当化のために用いた。 また、よく「歴史の終わり」は、「社会主義体制にたいする資本主義体制の勝利宣言」といわれるが、厳密に言えば、経済体制というよりも政治支配体制について本質的に述べた論文であり、正確には「ソビエト的な前衛主義による一党独裁や、指導者原理によるカリスマ的支配にたいする、多数決原理によるリベラル民主主義体制の勝利」と呼ぶほうが本旨に合っている。(だから、ニーチェ論が重要になってくる) フクヤマの『歴史の終わり』は、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル、カール・マルクス、フリードリヒ・ニーチェの歴史哲学と実存主義哲学について論じたものである。フクヤマはヘーゲルのコジェーブ解釈を利用し、マルクスの歴史哲学とニーチェの実存主義哲学を批判する。(しかし、フクヤマはニーチェの近代批判を高く評価しており、そのリベラル民主主義批判は、マルクスよりも本質的で根源的だと述べている。フクヤマはニーチェ哲学を論破したと言うよりも、政治体制領域に入ってこないように、個人レベルの領域に限定化したと読んだほうが正確である) フクヤマにとって、歴史とはさまざまなイデオロギーの闘争の過程であり、リベラル民主主義が自己の正当性を証明していく過程である。 よって、民主主義が他のイデオロギーに勝利し、その正当性を完全に証明したとき歴史は終わる(歴史の弁証法的発展が完了する)。 世界史上に起こった戦争は、本質的にはみな名誉や気概、正当性を賭けたイデオロギー闘争(階級闘争や経済的利害の衝突ではなく)であり、歴史には栄華を誇った大国は数あるが、非民主国家はみなその不合理性ゆえに崩壊した。真に安定性のある政治体制は、民主体制のみであると、フクヤマは考えている。フクヤマ的な歴史解釈によれば、第二次世界大戦は、持てる国vs持たざる国の闘争というよりも、民主主義vs全体主義(ナチス的な民族至上主義)vs共産主義の戦いになる。 マルクスは、歴史の発展は経済的な階級対立にあると主張したが、フクヤマはむしろ精神的な優越願望・対等願望(これはそのままニーチェ哲学の貴族道徳・奴隷道徳に類比できるだろう)の対立によって生じると主張する。優越願望とは、他人よりも上に立ちたいという野心であり、向上心であり、勝利への執着心である。対等願望とは、差別はいけない、傲慢になってはいけないというような、キリスト教的な博愛主義、平等主義である。出身や人種、性別、宗教などによる差別がなくなれば(それは法制度的には男女普通選挙制など、各種の政治的権利の平等によって達成される)、もはや歴史を発展させる要素はなくなる。必ずしも、経済的な平等や、生産手段の共有化を達成する必要はない。人間が憤りを感じる不合理は、あくまで機会の平等、ルールの平等が破られた場合であり、公平な自由競争の結果としての不平等(スポーツの勝敗や成績、学歴、収入、企業内のでポストの差など)は、納得して受け入れる。政治的権利、機会、ルールの平等が達成されたら、もはや不合理は存在せず、大規模で組織的な内乱も反乱も起きなくなるので、歴史は終わる。 フクヤマは歴史を動かす原動力は、認知を求める奴隷の労働だと主張する。気概が、優越願望が、人間のモチベーションを駆り立て、歴史を発展させるのである。貧困そのものが問題なのではない。貧困であると言うコンプレックス、劣等感、ルサンチマン、認知の欠如が、階級闘争の原因になるのである。戦争や内乱が起きるのも、経済的利害ではなく、気概のぶつかり合いによって起こる。現実に第1、2次世界大戦は、戦勝国も敗戦国も、両方大損害をこうむって、両者得るところなく終わった。戦争はもともと経済的には不合理な行為であり、戦争原因は居丈高に盛り上がった民族主義やナショナリズムにある。命あっての物種である以上、単純に経済的利害のみで動く人間は、むしろ戦争を避けようとする。命がけで戦うのは、命よりも大事なものがあるからである。(これは、戦争の原因を経済的利害の対立に見ようとするマルクス主義的唯物史観、レーニン的な帝国主義論に対する批判である。) また、歴史の進歩という概念そのものが西洋的、キリスト教的であり、歴史はカオスであり、法則を見出すことは不可能であるという予定調和な運命論的歴史観批判(当時はマルクス主義的唯物史観の運命論的・決定論的歴史観の挫折から、『歴史の法則性』という概念そのものが懐疑的に見られていた)に対して、フクヤマは民主主義の普及は不可逆的な要素であり、じゅうぶん進歩と呼びうると主張する。歴史は弁証法的に発展するものであり、ただ繰り返されるものではない。紆余曲折を経ながらも、民主国家が増えていると言うのは否定できない歴史的事実であり、歴史には否定できない法則性が厳然と存在するとフクヤマは主張する。 フクヤマは、いまだ民主化を達成していない国や地域を歴史世界、民主化を達成した近代国家や地域を脱歴史世界と呼ぶ。いまだ歴史(イデオロギー闘争)を行っている世界と、それが終わった歴史以後の世界という意味である。これらの世界では、互いに行動原理が異なる。歴史世界では、マキャベリズム的陰謀術数や、パワーポリティックスや軍事主義が幅をきかせ、性懲りも無く他国を侵略したりするだろう。しかし、脱歴史世界では、トラブルは民主的な対話によって回避され、軍事的緊張も起きなくなる。事実として、以前は慢性的な交戦状態にあった欧州も、今ではまったくといっていいほど軍事的緊張感は存在しない。国家行動を考える上では、宗教や文明の違いよりも、民主国家か独裁国家かの違いで判断するほうが合理的かつ効果的だと考えている。 政治学における現実主義とは、国際情勢をパワーポリティックス、物理的な軍事バランスによって判断する考えである。国際関係論で大きな影響力を持つ考え方だが、フクヤマは脱歴史世界ではもはやこの考えは有効ではないと指摘している。たとえば、ソ連が崩壊したのは軍事的に弱体化したためではない。ソ連は究極兵器である核を持ったまま内部崩壊したのである。これは現実主義や軍事バランス論では説明できないことだ。ソ連が崩壊したのは、政府が軍事的に弱体化したためではなく、支配の正統性を失ったからである。また、アメリカとカナダの国境線は、軍事的には真空地帯であるのにもかかわらず、どちらもその隙をついて侵攻を企てたりはしない。かつては世界大戦の震源地となった欧州も、今ではその国境線沿いには、治安維持程度の警察力しか配置していない。民主国家間では、軍事的に強いから攻め込まれない、軍事的に弱いから攻め込まれる、などという現実主義的なパワーポリティックスは通用しない。民主国家は、トラブルは民主的な対話によって回避され、互いの主権や正当性を評価し合っているため、それに異議を唱える軍事行動などは起こらないのである。これは民主的平和論と呼ばれ、その論客であるマイケル・ドイルやブルース・ラセットをフクヤマは高く評価している。しかし、民主国家同士の大規模な戦争はもはや起こらないだろうが、今後も民主国家と独裁国の闘争は起こりうるだろうとフクヤマは主張し、そこではまだ現実主義が有効だろうと考えている。 タイトルの『歴史の終わりと最後の人間』の「最後の人間」は、ニーチェ哲学の概念である。 ニーチェは、民主主義的な価値相対主義の中に埋没し、平等を愛して、他人と争うことを嫌い、気概を失った人間を「最後の人間」と呼ぶ。(これはヘーゲルの哲学に出てくる、「最初の人間」に対比させて造った概念である。最初の人間たちは名誉のために命がけで戦い、勝った者は主人となり、負けたものは奴隷となった) フクヤマは歴史終焉論を単純な「アメリカ勝利論」、「資本主義万歳論」と言うよりも、むしろ寂寥感のあるイメージで語っている。歴史の終わりとは、壮大な歴史の動きの終焉であり、もはや大革命も大戦争もおき得ない。カエサルやチンギス・ハン、ナポレオンのような英雄も現れない。50、60年代の学生運動のような大きな政治的ムーブメントもおきず、人々はただ淡々と日常生活を過ごすだけ。しかし、それが果たして本当に人間を幸せにしていると言えるのか? 近代化を完成させ、すべてのプロセスを終えてしまった人間の寂しさ、ニヒリズムの到来もフクヤマは指摘しているのである。 フクヤマの説に対し、サミュエル・ハンチントンは著書『文明の衝突』の中で「支配的な文明は人類の政治の形態を決定するが、持続はしない」とし「歴史は終わらない」と主張した。 このように、「歴史の終わり」への批判として、ハンチントンの「文明の衝突」論が挙げられることが多いが、文明の衝突論と歴史終焉論はもともと思考軸が違うことに注意を払う必要がある。 ハンチントンが言うように、文明による価値観の違いが衝突を生むということは十分ありえる。しかし、その文明の衝突を回避する唯一の方法は、リベラルな民主主義の普及のみである。発展途上国の宗教戦争や民族紛争は、民主主義理念の普及が不十分だから起こるのである、というのがフクヤマの考えである。フクヤマは9・11同時多発テロ後も、「まだ歴史は終わったままだ」という見解を示している。フクヤマにとって、リベラル民主主義とは、文明圏や宗教圏よりも高次にある普遍的なイデオロギーであり、けしてキリスト教圏やアングロ・サクソン文化圏などに固有なものではない。日本や韓国、台湾、インドのようなアジア諸国にも民主主義は普及し、プーチンの強権主義が批判されるロシアも一党独裁に回帰するような動きは見られない。5大国の最後の独裁国である中国も段階的な民主化を進めている。反米的なイスラム教国であるイランも限定的だが民主体制は維持されており、フセイン体制崩壊後のイラクの国民議会選挙にも多くの有権者が参加した。「歴史の終わり」が発表されて10年以上たつが、その間、フクヤマの「歴史とは世界が民主化していく過程である」という主張は、揺らぐどころか、ますます精度を増しているとフクヤマは考えている。 フクヤマは、リベラル民主主義は、合理的で普遍的な正当性を持ったイデオロギーであると述べている。これは誤解を恐れずに言えば、『民主主義絶対正義論』である。価値相対主義を信条とするリベラル民主主義が絶対正義へと化し、不寛容な政策を採る。これは古くから言われていた民主主義の持つ危険性であり、矛盾である。アメリカのブッシュ大統領が、『中東の民主化』を掲げ、ありもしない大量破壊兵器をでっち上げて軍事侵攻を開始した。独裁者はそれだけで悪なので、武力に訴えて追放してもよいと言うアメリカの行動は、やはりフクヤマ的な歴史終焉論が大きな思想的背景になっているのは否定できない。 しかし、フクヤマの歴史終焉論は歴史哲学であり、現状論ではない。歴史段階が成熟していないところに、不用意に民主主義を持ち込んでも混乱するだけである。確かに今イラクを始め、中東は混乱している。それは石油と言う地下資源に恵まれすぎているので近代化、工業化する必要が他国よりもないという側面もあるだろうし、イスラム教の政教分離が現段階では不十分であるという側面もある。 イラクの混迷は文明や宗教の差と言うよりも、歴史段階の差であり、時間はかかるが必ず中東にも民主主義は根付くとフクヤマは考えている。 |
[ 453] 終わりのクロニクル - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%AB
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あまり重要ではない事項を細かく解説することは、むしろ閲覧者の理解を妨げ関心を損ないます。これ以上の内容の増大は歓迎されません。内容の削減をノートで検討しています。 ライトノベル作品の中でも厚い文庫として有名で、1冊平均400ページほどもあり、最終巻の7巻では一冊で1000ページを超えるという電撃文庫の最厚記録を作った。 平行して存在したその全てを歯車にたとえ、ギア(G)と呼ぶ10個の世界が生き残りをかけたその戦争は、全ての物事の究極の理由「概念」を奪い合い滅ぼすことから概念戦争と呼ばれた。 1999年に全てのGの周期が重なり、最も多くの概念を持つGのみが残り、その他のGは衝突の衝撃で崩壊することが判明する。それを知ったそれぞれのGが他のGに侵攻し概念を奪い合う、概念戦争が勃発した。 表記された文字が力を持ち、表記どおりの力を放つあるいは筆記した対象にその能力を付加したりする概念を有した世界。「ニーベルゲンの災い」の原型とされるGで、Low-Gでは10th-Gと同じくドイツ、神州世界対応論では近畿地方と対応する。 テーブル形の大地をドーム状の空が覆う、内向型構造の世界。星はドームに張り付き、太陽は地下道を通って周回する。朝とは太陽が昇っている時間、夜は太陽が地下道に潜っている時間の事で、月は存在しない。大気には1st-Gにとっての文字の役割を担う精霊が存在し、1st-Gの住人達は精霊と対話し、説得する事で自然を操ることが出来た。 原始には文字という力が蠢くのみであり、それが進化と突然変異を繰り返して肉体を開発し、生物となった。そのため1st-Gの生物の肉体には遺伝子として文字が織り込まれており、種族的な能力や特性を決める。 世界が閉鎖的で狭かったこともあり、文化はヴォータンという国が周囲の集落や街を統括するという体制をとっていた。土地こそ狭かったが、文字を書き、精霊と対話する事で様々な現象を操り、不便は少なかった。だが「文字を書けば効果がある」という概念があるため、紙と筆記用具は王族や専門職といった限られたもの達にのみ与えられ、筆記系の文化が発達しなかった。 冥界、つまり死後の世界が死者の魂が送られる異空間として具体的に存在しており、冥界管理長と呼ばれる役目が存在している。冥界管理長に与えられる概念兵器「鎮魂の曲刃(レークイヴェムゼンゼ)」を用いる事で冥界の扉を開き、死者と対話し、協力を得る事もできる。 元々の戦闘力が低かった1st-Gは、長い時間をかけて種族の戦闘力強化を行い、5th-Gの機竜を解析して欠陥こそあるが機竜も開発した。しかしそれまでの戦いの中で王妃が戦死し、傷心した王は1st-Gを一時閉鎖して概念戦争から全Gの衝突時刻ギリギリまで離脱し、最後まで生き残ったGに亡命する事を定めた。しかし王女グートルーネと賢者レギンの庇護を受けていたジークフリード・ゾーンブルクが、レギンが開発した機殻剣グラムを強奪、王と王女、そして概念核の半分を有していた機竜ファブニールに搭乗したレギンを殺し、ファブニールの出力炉に内蔵されていた概念核の半分を奪って逃走したために1st-Gは滅びたとされている。 名前(称号・固有名称)が力となり、それが意味する内容を自分の能力として扱う事が出来る概念を有した世界。『古事記』・『日本書紀』の原型とされるGで、神州世界対応論では伊豆七島に対応する。 広い大地とどこまでも続く空がある、Low-Gに似た構造をしている。太陽や月等の天体に関しての情報は明確には語られていない。2nd-G人類は力と意思を持つ概念核を自然を操る一種の装置とし、2nd-Gという世界を巨大なバイオスフィア(密閉型の人工生態系)として改造した。 政治大系は皇族という家系が主要となって世界を統治する、姓名を重視し、世襲制が中心となった文化を有していた。王の一族に生まれた者は王としての姓名と力を、刀工の一族に生まれた者は刀工の姓名と力を受け継ぎ、それは解釈次第である程度の変更が効くが、その意味と能力は基本的に一生付き合い続けていかなければならないものであった。 金属に命と意思を宿し、更に行動する為に軽度の重力制御能力が与えられる概念を有した世界。ギリシャ神話の原型とされるGで、神州世界対応論では瀬戸内海に対応する。 ある一定まで続く空に幾つかの大陸が浮遊する世界だった。古代には海も存在していたらしいが、少なくとも概念戦争が始まるまでには何らかの要因で残らず消滅している。 3rd-G人類は個々に細分化された概念核を有しており、その恩恵としてそれぞれが3rd-Gの自然の一つを操る特殊能力と、数千年単位の長寿を有していた。細分化された概念核は保有者の死を持って概念核本体に還り、そして新生児に付加される。これらの事から3rd-G人類は概念核を「冥府(タルタロス)」と呼び、概念戦争中は冥府を制御する為の装置「冥府機構(タルタロス・マキナ)」が建造された。 Top-Gを除けば唯一武神と自動人形を開発した世界。開発の理由は人数が少ない上に浮遊大陸であるという世界構造から不足していた労働力を補う為である。武神は単体での労働力を補い、自動人形は人手の増加を果たす為に開発された。 数字の上では下位に属するが、工学や技術力では当時最高位に君臨しており、概念戦争当初はその抜きん出た技術力で概念戦争に勝利できると思われていた。 全G中最も優れた技術力を有していた3rd-Gはその力で概念戦争に勝利しようとした。だが必要最低限の人口、原因不明の出産率の低下、そして9th-Gによる空中大陸の一つが破壊された事で余裕を失った。当初王だったクロノスは息子のゼウスに幽閉され、そして新王となったゼウスは概念戦争に生き残るため、3rd-G人類は元より他Gの捕虜の肉体を武神の部品とする虐殺(ホロコースト)の禁忌に触れ、更には自分の娘(レアとの子で飛場・美影の事)をクローン技術で増産し、自分との子を産ませて人口を増やす近親相姦の計画も練った。それでも概念戦争で優勢を得る事は出来ず、3rd-G人類が王族のみになった頃にゼウスは敵対していた9th-Gに恭順した。だが美影を取り戻すため乗り込んできた飛場・竜徹によってゼウスやアポルオンは殺され、概念核の半分も奪われたため3rd-Gは滅んだ。 植物に自我と行動力を持たせ、動物化させる概念を有した世界。アフリカ神話の原型とされているGで、神州世界対応論では九州に対応する。 太陽としての機能を持つ恒星を中心に、三つの環状大地が回転する世界構造をしていた。環状大地は概念核によって動物化した植物で覆われ、環状の内側には川が流れていた。各大地で生態系に差異が生じると他の大地の交差時にそれを交換し、生態系を均一化した。 4th-Gは生命力と治癒力は高かったが戦闘力は皆無だった。草の獣に侵略する意思もなく、滅ぼそうにも概念核を有するムキチも捕らえる事が出来ず、他Gは4th-Gへの侵略を除外した。その中で佐山・薫だけはムキチの正体を見破り、ある約束を結び、それが果たされた後にはLow-Gに協力するよう交渉した。薫は約束を果たす事が出来なかったが、ムキチは「彼の眷属がいつか約束を果たせば良い」とし、彼等の庇護に入り、草の獣と共にLow-Gへと移住し、4th-Gは滅びた。 自らの意思によって落下する方向を定め、使いこなせば飛行すら可能とする概念を有した世界。ネイティブアメリカンの神話の原型とされる(実際はメキシコ神話が元と思われる)Gで、神州世界対応論では北海道に対応する。 大気のある宇宙空間に2つの隣接する惑星が浮かぶ世界構造をしている。概念の力によって両惑星の交流技術は早い段階で完成しており、5th-G人類は2つの惑星をそれぞれ、資源惑星と居住惑星に使い分けていた。概念戦争時代に資源惑星は防衛基地、居住惑星は生産基地として改造されたが、黒陽の暴走によって両惑星は破壊され、惑星の残骸が散らばるのみの世界となった。 航空手段として機竜が開発され、機竜を元々有していた世界である。概念戦争でも戦闘用機竜は多く開発されており、中でも5th-G防衛用大機竜・黒陽と、その対となる気象管理用大機竜・白創は5th-Gとその人類を護る双璧とされていた。その圧倒的な単体戦闘力によって概念戦争を制するかに思われたが、前記した通り黒陽の暴走によって惑星と5th-G人類は死滅、当時開発されていた機竜達のみが残った。 5th-Gは機竜という強大な力を持ちながら概念戦争には参戦しなかった。それは黒陽と白創が率いる機竜群との内乱があったためである。数万年前(その頃に概念戦争が始まっていたことから5th-GはGの中でも取り分け時間の進みが早いGだったと思われる)、概念戦争に生き残るため5th-Gの資源惑星は防衛基地、居住惑星を生産基地に改造し、それぞれを黒陽と白創に護らせていた。だが5th-Gとその人間達を護る事を役目とする黒陽は、護るべき人間達を武装して戦地に送る世界に矛盾を感じ、「それらがなくなれば平和になる」と解釈して双惑星を破壊した。その結果5th-G人類は死滅し、自らの行動と役目の矛盾を得た黒陽は暴走。黒陽は機竜達に攻撃を仕掛け、機竜達は白創の指揮の下に抗戦した。その機竜の1機、ショートル3はLow-Gに墜落、そこで出会ったリチャード・サンダーソンを乗り手として黒陽を挑み、撃墜した。だが決戦がLow-Gで行われたため、概念核を失った5th-Gは滅んだ。 詳細は説明されていないが、輪廻転生の概念を有した世界。インド神話(ヒンドゥー教)の原型とされているGで、神州世界対応論では静岡に対応する。 世界は2つの川にはさまれた停滞の空間と呼ばれる生物が存在する通常空間の両側を、死亡した魂が送られる破壊の空間、魂に肉体を与える再生の空間ではさみ、魂は3つの空間をめぐり続けていた。 6th-Gは概念戦争によって通常のサイクルを上回る速度で破壊を得てバランスを崩した。故に彼等は破壊の空間を拡大し、停滞の空間をはさむ川それぞれにヴリトラとヴァジュラを配置する事で安定させた。だがヴァジュラとヴリトラを配置した事で6th-Gの指導者達は死と再生が管理出来る様になり、市民はそれに反発して内乱が生じた。その不毛に気付いた6th-G人類は争いの原因となったヴァジュラとヴリトラを災いの象徴とし、調査に来ていた出雲・全に押し付ける様にして渡した。そして出雲・全がそれらをLow-Gに持ち帰ったため6th-Gは滅んだ。 力は無限となる、真実のみとなる、解りあえるものはない、世界は一瞬で正反対となるの4つの概念が存在したが、正確な母体概念が不明な世界。中国神話(神仙譚)の原型とされているGで、神州世界対応論では東北に対応する。 起伏を持った階層構造型の世界で、八層に連なった大地の上には天山と呼ばれる巨大な山と川が流れる天井の階層があった。九つの大地には人間が生きるのに最高の環境が広がっており、人々はそこで生活していた。天体に関しての情報は一切明記されていない。 生体改造と人造生物の開発に特化した文化を持つGで、7th-G人類のほぼ全ては仙人、仙神と呼ばれる一種の技術者だった。7th-G人類は人間が人間のままで、どこまで文化と文明と能力を極められるのかに執心し、神の様に何か管理する煩わしさを受けぬまま、人としての享楽と進化のためのみに概念を用いた。やがては人の身に概念を付加する技術を開発し、延命技術や不老技術等といった人体改造を開発・施術し続け、遂には人類の行きつく最高点に到達した。そして7th-G人類は満足し、逆に自分達が最頂点で滅びる事と自分達の技術を引き継ぐ後継者を探したとされている。 政治大系は一切明らかになっておらず、その全てが人間の肉体を究極まで高める事に執心していた7th-Gでは明確な統制が無く、目的のみを共有して後は個々に行動する、という体制を取っていた可能性もある。 熱エネルギーに意思と行動力を授け、生物化させる概念を有した世界。アボリジニ神話の原型とされるGで、神州世界対応論では四国に対応する。 8th-Gとは無の空間にワムナビの遣いが浮遊する世界であった。砂粒サイズから惑星サイズまで大小多数のワムナビの遣いは何も無い空間の中で熱を発し続ける事によって生命を持続させ、熱が弱まってくると冬眠して死(消滅)を免れていた。 4th-Gと同じく8th-Gには人間が存在せず、前記した意思を持つ熱エネルギー体、ワムナビの遣いと呼ばれる者達が人類と同等のものとして存在していた。 8th-Gのワムナビの遣い達は率先して概念戦争に参加する事は無かった。戦闘力と意欲が低かったという事もあるが、それ以上に故郷への執着が薄かった事、そして優れた計算能力故に如何なるGでも自分達は馴染み、重宝される事を知っていたからである。そのため移住する事で生き延びればいいと考えていた。そんな彼等は8th-Gの調査にやってきた新庄・要からしりとりを教わり、そして約束と「なぞなぞ」を与えられた。約束を守るため、その答えを出すため、ワムナビの遣い達はLow-Gに亡命し、それによって概念核をもつワムナビも移ったため8th-Gは滅んだ。 詳細は明らかになっていないが、光と闇、熱と停止に関する内容の概念を有した世界。中東ゾロアスター神話の原型とされる純戦闘系G。 光熱と闇が切り替わる空間に球状大地が存在する世界で、天体は一切無く、空そのものが太陽と夜闇の特性を担っていた。昼は暑い、夜は冷たい、水源は限られているという厳しい環境であったが9th-G人類は水源を中心に街を作り、幾度かの内部抗争の後に王家を定め、世界を平定した。 前記した通り、幾度かの内部抗争の末に王家は選出され、彼等を中心にして政治は行われていた。だがそれと同等のものとして将軍の家系も存在し、政治は王家、軍事は将軍家によって管理されていた。だが双方の仲は良いとは言えず、概念戦争時代に王サルバが平定するまで双方は反目し合っていた。将軍家と和解したサルバは開発途上の土壌開発用大機竜ザッハークの再開発を開始した。それはより住み易い世界を開発すると同時に、他Gの移民達を募るためであった。概念戦争時代に他Gの移民を迎えようとした事が明言されているのは9th-GとTop-Gのみである。 王サルバは将軍家と和解し、土壌開発用大機竜ザッハークの再開発を開始した。しかしそれを良しとしなかった政治家達はサルバを暗殺し、王妃をザッハークの最終部品に組み込み、全てを諦めた大将軍に軍と恭順した3rd-Gを率いさせて概念戦争に勝利しようとした。だが9th-Gの調査に赴いたアブラム・メサムによってそれは阻止された。大将軍は重傷を負い、ザッハークは王妃ごと破壊され、ザッハークに内蔵されていた概念核の半分も、9th-Gのもう一つの概念核兵器ビルマーヤに統一されて持ち出されたため9th-Gは滅んだ。 詳細は不明だが、加護と治癒の効果を持つ概念を有していたと思われる世界。北欧神話の原型とされるGで、1st-Gが民話や伝説のGであるのに対し、こちらは本当に神々が住むGであった。神州世界対応論では近畿周辺に対応する。 概念核を保有する世界樹を主軸にして天上、地上、地底の3層からなる。天上に住む神々は人間達を管理し、天上と地上は繋がっていた。また地底には罪を得た死者と巨人達が住んでいた。おそらく地上には人間などが存在していたと思われる。 政治体系も一切が明らかになっていないが、主要となっていたのが神族であった事を鑑みるに、民主政治は行われていなかったと思われる。 全知全能の神々が住まう10th-Gはいずれ滅ぶ事が予言されおり、神々は世界樹から概念核を確保する事で治世を保とうとした。しかし内乱が勃発し、神々は内乱鎮圧のために雷神鉄槌を開発したが、地下組織の手引きを得た9th-Gによって奪取された。神々は当時調査に来ていた出雲・全に奪還を託し、彼はそれを取り戻した。その後雷神鉄槌は概念核を封じる保存器兼最強武器として神槍G-Spに改造され、世界樹から抽出された概念核が収められた。しかし雷神鉄槌から転じたG-Spには9th-Gに奪われている間にザッハークの遺伝子が組み込まれており、概念核は神焉竜に変貌し10th-Gを滅ぼした。神々はLow-Gに避難したが、概念戦争後に神焉竜がLow-Gに出現、ノアの逆封印の原型となった封印式によって衣笠・天恭を犠牲にした封印が成されてG-Spに収められた。 我々が住んでいる、概念に寄る如何なる長所も持たないマイナス概念の溜まり場とされる世界。『聖書』の原型であり、各Gが貯めた負荷を落とし込むために各Gの話が伝説や神話となって伝えられている。最低最弱のGとされていたが概念戦争に勝利し、現存する唯一のGとなっている。各Gの生き残りたちも流れ着いており、彼等は主にUCATに恭順するものとしないものの分けられる。 概念核が一種の原動力として認知されているGも多い時代において、概念さえ知らなかったLow-Gは非常に劣ったGであった。しかし衣笠・天恭が提唱した神州世界対応論により、護国課は地脈という形で概念に触れた。そして飛場・竜徹とジークフリード・ゾーンブルクの前に機竜と武神の残骸を落ちてきた事により、Low-Gは概念戦争とGの存在を知った。やがて護国課は日本UCATとなり、8人の対異G調査員が回収した異Gの技術、恭順した2nd-G、亡命してきた3rd-Gの女性レア、そして共同戦線を結んだショートル3を筆頭とする5th-Gの機竜群の協力を得て自分達の技術力を高めていった。そして8人の調査員達は各々の方法で10のGを滅ぼした。 太古において存在していたという全概念を有する「混沌」の飽和爆発によって10のGが生じ、プラス概念発生によるマイナス概念の対発生によって生じたGだとされていた。しかし「混沌」の飽和爆発から分散して発生した10のGとは別に、プラス概念を進化複製して修繕したTop-Gの劣化複製であり、そして概念戦争という全G崩壊の危機の原因となった事がハジによって明かされた。Top-Gとは文化や文明、歴史は相違が殆ど無く、人間もTop-Gの人間と対応していた。だが劣化複製であるが故に性別は反転しており、また世代を重ねる毎に対応は崩れており、対を持たない者も多かった。 しかしハジによるTop-Gの存在を持ってしても明かされない謎があった。それは「聖書の伝承がTop-GではなくLow-G自身のもの」という事、そして「マイナス概念しかない世界に人間達が存在し、しかもプラス概念が入り込んでも世界を維持出来ている事」という二つである。 「Low-GはTop-Gの劣化複製である」という事が真実だとされていたが、真実は異なる。1995年の関西大震災でマイナス概念を暴走させていたノアは、逆封印という「対象を何も存在していなかった時代までタイムスリップさせる儀式」によって原初の時代まで落とされた。そこで「何も存在していない世界にノアが存在した」という矛盾が発生し、ノアは矛盾許容概念を得た。そしてノアが所持したマイナス概念の対として10の概念核とGが発生した。またマイナス概念を持つノアから矛盾許容概念を有するLow-Gが発生し、プラス概念とマイナス概念の余剰反発力からTop-Gが生じた、というのが真実であった。つまり世界は一度ループしており、Low-GはTop-Gと同じく、全Gの母である。 Low-Gと隣り合う形で存在していた、知られざる12番目のG。全ての概念を有した最高位のGであり、世界の始まりに存在していたという「混沌」をGという形で再現した全Gの母とも言うべき世界である。 概念(がいねん)とは、あらゆる現象を突き詰めた先にある「それはそういうものだから」と言わざるを得ない部分の事である。作中では「AはBである」と概念が明確に文章化されており、これに当てはまるものは概念とみなされる。「重力は下に落ちる」「光は直進する」「音は振動する」「時間は有限である」すべて概念である。すべて当たり前であり、「もとからそういうふうになっているもの」である。しかし他のGでは当たり前でない。「文字は物質である」「鉄は生物である」「ベクトルは逆に働く」「水は上に昇る」「空は地面である」これが当たり前であったとしたらどうだろうか? その世界は自分たちの住む場所とはまったく異なる世界だろう。つまるところ「それがどんなGなのか?」を知るということは、そのGには「どんな概念が存在するのか」を探求するということと同義である。 各Gの概念はそのGを象る物理法則の根底である。対して「概念核(がいねんかく)」とは「母体概念(ぼたいがいねん)」とも呼ばれる、各Gに1つずつ存在する巨大かつ強力な概念の塊である。原始の「混沌」に生じたそれらは個々に世界を組み上げ、世界観も物理法則も全く異なる10のGが発生した。世界そのものとも言えるその能力は強大を極め、自我を持ち、担い手を自ら選定する。 概念を空間に放つことで、その特性に沿った異空間を発生、または発生済みの空間を変質させる。この際に概念の特性を示す言葉を叩き込む。意思に直接響くそれは「概念条文(がいねんじょうぶん)」と呼ばれる。また発生した空間は「概念空間(がいねんくうかん)」と呼ばれる。 ここまで記してきた概念は「プラス概念」と呼ばれる「特性を持ち、万物の存在維持を支えるプラス極の力」である。これらとは別に「マイナス概念」と呼ばれる「一切の特性を持たず、活性化すれば万物を毒して滅ぼす力」も存在している。プラス概念は10のGとTop-Gが持ち、マイナス概念はLow-Gが一身に持っている。 ギュエスが用いた3rd-Gの劣化概念。人間限定で、思いが通じている相手と人格が入れ替わる意思共通概念の一種。 7th-Gの母体概念の一つで、三明の固有概念。自分以外の全てが認識出来なくなる。ただし自分の五感の変化は「自分自身の変化」とされる為、影響されない。 7th-Gの母体概念の一つで、四吉の固有概念。自分と任意の相手の立ち位置と状態を、一瞬で入れ替える。 トールハンマーに搭載されている概念。他者や武装によって得ている能力が逆転する。本人が元来持つ能力には影響しない。 日本UCATで使われている概念。自身の足裏が触れている面を地面と設定し、足さえ着いていれば壁だろうが天井だろうが立ち、歩く事が出来る。 米国UCATが用いた尋問用の概念。影響下にある者は秘密を秘密として認識出来なり、受けた質問に対して自分が知る限りの全てを答える。 ノアが用いた概念。概念空間の土地の位置関係を改竄し、一本道に並び替える。空間を一周すると概念が否定されて解除される。 概念兵器とは、概念を内蔵する事によって戦闘力を発揮する武器の総称である。その系統は大きく分けて「機殻(カウル)」の名を冠するタイプと、そうでないタイプに分けられる。それとは別に概念核の有無によっても分けられ、概念核を収めた物は「概念核兵器」、または概念核入り兵器と呼ばれる。「概念を内封した戦闘用機械」を概念兵器と定義するならば、機竜や武神、戦闘用ならば自動人形も概念兵器の一種として含む事が出来る。 概念核を内蔵した概念兵器は概念核兵器と呼ばれ、その意思を示し、そして世界一つ分であるに相応しい強大な戦闘力を有している。 機殻の名を冠する概念兵器は武器の形状をとった物に限定され、完全な戦闘用である。しかし、ただ概念を内蔵しただけでは武器がその力に絶え切れず自壊してしまうため、機殻によって強度を高め、出力と能力の方向性を定める。 6th-Gの世界を維持する為、ヴァジュラと釣り合うように概念核と同量の概念を詰め込まれており、強力ではあったが概念核兵器ではなかった。しかし後に6th-G概念核であるヴァジュラの保存器とされた。 概念核を封印する為に作られた剣で、概念戦争中にジークフリート・ゾーンブルグの手でファブニールの原動力である1st-G概念核の半分が封印された。また1st-Gとの全竜交渉でファブニール改を撃破し、原動力である残り半分の概念核も封印したため、1st-G概念核全てを納める概念核兵器となった。 重量は3kgあるが全体のバランスがよく扱いやすい。また文字により内部の空洞を7000倍まで拡張し、そこに文字概念を書き込み納めている。 2nd-Gに存在する全姓名(八百万種)が打ち込まれた鉄片を束ねて造られている。暴走する炎竜八叉を封印するためにカシマと大城・宏昌が主導となって開発したもので、概念戦争後は荒王の艦橋部に放置されていた。 数年前の鹿島が技術の粋をかけて制作したもので、その攻撃力は高い。しかし造られた当時は試作型であり、不完全なままの試験運行で過剰な攻撃力を発揮し、鹿島・奈津(当時は高木・奈津)を巻き込む崩落事故を起こした。その後鹿島により壊れたまま封印されていたが、修復し完成型となって全竜交渉部隊との模擬戦に用いられる。 「フツ」とは「裁ち切る音」の表現、つまり「切断」の象徴であり、それを名とする事であらゆるものを切断する機殻剣となった。 月読・有人が開発し飛場・竜一が使用していたが、彼の死亡によって長田・竜美の手に渡り、本編では彼女が使用する。能力やエネルギーを刀身に吸収し、所有者の望んだ瞬間に解放する能力を持っている。 初登場時は試作型であったがその戦闘力は非常に高く、最高位の剣神の姓を持つ熱田でさえも両手を用いなければ扱えなかった、剣神と対等に在ることが出来る唯一の機殻剣。試作型は3回振るって大破したが、後に数度修復され「レヴァイアサン」の封印戦では回数制限の無い完成型になった。 所有者がクサナギの存在を明確にする事で力を発揮し、軌道上の物を切り裂くのではなく視界に入った空間そのものを刀身と化し、斬撃を与える。 普段は身の丈程もある長大な白い槍の形態をとっている。純粋無垢かつ従順な性格。風見を慕い、大事に思っているが、決して甘いという訳ではない。 如何なるものにも引火し、灰になるまで消える事の無い特殊な炎を放つ能力を持っており、炎を崇める9th-Gを象徴するものである。通常形態では極厚の穂先を有する槍だが、二双の槍に変形する事も出来る。戦闘時は炎熱を放ち、冷闇を操り対象を停止・破壊することが主要能力となる。 黒陽との対決時にリチャード・サンダーソンが眉間部に突き刺し、最終決戦時にダン・原川が黒陽を破壊する決め手として頭部を突き破り、砕け散った。 砲塔を交換し、砲撃の種類を変化させる事が出来る。砲撃はトリガーではなくボタン式で行うため、撃ち方次第ではかなりの速度での連射が可能である上に、ある程度の追尾性能も備えている。新庄・運切の要望で出力調整は所有者の意思によって決定する仕様になっている。 6th-G製の機殻鉄槌で、巨大な鉄槌の形状をとる。ロベルト・ボルトマンの専用武装で、強力な打撃力を誇る。 G-Sp2の原型となった雷神鉄槌とほぼ同名だが、G-Sp2が別個に存在している以上、それとは別に造られた同形式の機体であると思われる。概念戦争後は10th-G居住区に預けられており、ノアの起動をめぐる戦いの中でヨルスに預けられ、風見・千里と出雲・覚との戦闘に用いられる。 月読の名のもと、月光を光の矢に変えて放つ。弦を引き続ける事により溜め撃ちが可能。対概念戦争用兵器とされる筈だったが、実際に使われる事は無かった。皇族の名と連携する事によって機竜すらも撃ち抜く破壊力を有する。 機殻が施されていない概念兵器の総括。概念兵器の機能は必ずしも戦闘に限定された物ではなく、本来は戦闘用で無かったものや応用次第で攻撃力を持つものも含まれている。そうした物の多くは特別な力を持っていたり癖のある機能を有している。機竜や武神に搭載する大型概念兵器もここに分類される。 プラスのメダルが嵌め込まれた左手用と、マイナスのメダルが嵌め込まれた右手用の一対で、メダルは脱着が可能。佐山・御言に渡された時点で残っていたのは片方のみで、もう片方は何処かに保管されている。佐山と新庄の眷属以外の人物による着用が不可能で、無理に着用するとその手を引き裂いて拒絶する。3rd-G概念とは異なる手段によって意思を持つ謎の概念兵器。 その正体はノア内部の鋳造施設で造られた、人間一人を材料として完成する概念兵器。作中で登場するものは、新庄・由起夫の身をもって制作された。彼の自我はもう残っていないがその遺志は残っており、ゲオルギウスが佐山と新庄の眷属以外を拒むのはそれに寄るものである。衣笠・天恭が持ち込んだものは、1995年にノア内部で由起夫を材料に鋳造されたものが佐山・浅犠と共に逆封印によって1940年代に過去に飛ばされた物である。その後浅犠は衣笠・天恭を名乗り、ゲオルギウスの片方を佐山・薫に渡し、もう片方を衣笠図書室の書斎に隠された。左右のメダルを逆にはめると、概念破壊の力を行使できる。 風見・千里が有する飛行用概念兵器。2nd-G概念の月読の姓を元にした概念を搭載している。自力で概念空間を展開する事が出来る稀少な機体(概念条文は「光は力となる」)。 ベルトで肩甲骨辺りに固定する。搭載した概念で光の翼を展開し所有者を飛行させる事が可能で、概念の流用であらゆる光に力を与える事も出来る。 3rd-G概念ではなく2nd-G概念によって造られている為、武神ではない。巨大だが行動力は著しく低い。十拳と共に炎竜八又封印用に開発され、飛場・美影を反射機構の中核として搭載していた。 世界最初の独逸製対戦車長銃を武神用に拡大製造した超大型狙撃銃。装弾数は三発で、有効射程距離である約1km以内なら、武神三体分の装甲も貫通する威力を発揮する。その機体を維持する上で概念を用いていると思われるが、明言されていない。 かつて佐山・浅犠が造るも強大過ぎる戦闘力の為に出雲UCATの奥に封印されていた概念兵器の一つ。一光が盗み出して用いる。 長大な青龍刀型だが機殻剣ではなく、材質は極普通の金属であり、搭載されている概念も戦闘用ではない。その概念とは無限複製とその応用による無限再生であり、刀身が壊れ易いのと引き換えに幾らでも代えの効く仕様となっている。複製は柄の根元にあるスイッチで発動する。 かつて佐山・浅犠が造るも強大過ぎる戦闘力の為に出雲UCATの奥に封印されていた概念兵器の一つ。三明が盗み出して用いる。 非常に長い巻物の形状をとり、元々は環境調整用に開発されたもの。「巻物内に疑似空間を創り、内外の物を出し入れする」機能を持ち、疑似空間内のものを外部に射出したり、通常空間のものを内部の疑似空間に取り込める。疑似空間は巻物に描かれた通り、天地創造から世界終末までを展開する。疑似空間に入ったものは世界終末までに出入り口を探し出さないと世界ごと滅ぶ。疑似空間の終末は巻物本体の対消滅を引き起こす為、都合その機能は一度しか使えない。 長い刃を持つ大鎌の形状をとる。冥府と現世の仕切りを切り裂き、死者達と対話する機能を持つ。また死者達の協力を得る事で優れた戦闘力を発揮する事も出来る。元々は当代冥府管理長だったレギンの所有物だったが、レギンがファブニール改と合一して使用不可となった為、現在はブレンヒルト・シルトの専用武装となっている。 3rd-Gが開発した武神専用武装で、冥府機構から抽出された概念核の半分が内蔵された概念兵器。ギリシャ神話において、テュポーンを封じる為にゼウスが放った雷を示唆する。 腕に装着される杭打ち機のような形状で、装填された槍に雷をまとわせて射出、相手を撃ち抜く。元々はテュポーンに搭載して事実上の最強武神とする予定だったが、クロノスによって荒帝に搭載される。飛場・美影の進化と共に槍を初めとした武装が追加される。 元々の宵星砲はショートル3が搭載していた巨大な砲塔で、単体攻撃で唯一黒陽の装甲を貫く事が出来た。概念戦争における黒陽との決戦後にショートル3を除く全ての機竜が合一した事によって巨大な砲塔へと進化、白創も合一したことで概念核兵器となる。その後ショートル3が姿を消した為、砲塔だけの状態で奥多摩UCATに回収、封印されていた。 ヴェスパーカノンは強大な威力を誇り、黒陽を完全に滅ぼす現存最強の5th-G概念兵器と目された。その形状は通常の機竜では搭載する事が出来なかったが、サンダーフェロウは自らが完成させた新機能によって搭載を可能としたため、ヴェスパーカノンとは事実上、サンダーフェロウの専用武装である。 7th-Gが誇る仙人達を合一・四分割して造り出した至高の肉体それぞれに概念核を分けて定着させられている。固定概念の力も相まって、並みならぬ戦闘力を誇る。その目的は「Low-Gが7th-G概念核を託すに相応しい世界か確かめる事」であり、「全力を出し切った末に破壊される事」を求めている。「退屈すると歳をとる」という老化条件を有しており、その末に老衰死すると概念核ごと消滅する。その正体は医務室所属として全竜交渉部隊に協力する四人の老人、一光・二順・三明・四吉である。 3mは下らない巨大な両腕の形をしており、肩甲骨に似たバックパックで繋がっている。浮遊しており、四吉の意思に応じて駆動、攻撃や防御、飛行手段にも用いられる。巨大化と空間破裂の能力を有し、近接戦には格闘、中・長距離戦は空間破裂による攻撃で対応する。普段は概念空間に収納されているが、小出力であれば概念空間から出ずとも空間破裂による攻撃が可能。 9th-G概念核の半分を内蔵していた槍。「聖槍」とも謳われる王家の秘宝で、王サルバが使用していた。アブラム・メサムがザッハークを破壊した際、内蔵されていたもう半分の概念核を吸収し完全な概念核兵器となる。 戸田・命刻が概念創造の練習としてノアに造らせた、賢石を刀身とする一対の日本刀。それぞれ全プラス概念と全マイナス概念を詰め込んだもので、右手用の刀身は青く、左手用の刀身は赤い。 賢石とは概念を封じ込めた結晶体の事であり、所有者の母体自弦振動を変えること無く概念の付加が可能である。所有者のみに概念の効果を与え、あるいは運用させる事が出来る。また概念兵器の燃料にも用いられる。以下に作中で使用される賢石の例を示す。 飛場・美影とシビュレに搭載されている賢石。「金属の生物化」を変質させた、「進化」という生物的な要素を起こす概念を宿している。搭載している自動人形が望めば、その機体を人間へと進化させていく。 ロジャー・シュリーが使う砂状の賢石。1st-G概念を劣化変質させたもので、「砂とは万物が長い年月の末に至るもの」として情報を保存、それを夢という形で対象に認識させる事が出来る。通常の砂を夢砂として加工するものらしく、その多くは素材となった砂の、夢砂に加工されるまでの周囲状況を見せるものである。 オドーが用いる賢石で、アンクレットに嵌め込まれた状態で肘に装備される。周囲の敵意を感知し、オドー自身の敵意を物理化して対象の頭にぶつけ、叩き伏せる。攻撃は指を鳴らす事で発動し、その攻撃は常に上から降って来る。 人型等身大のアンドロイドで、3rd-Gを象徴する機械の一種。3rd-G人類が身の回りの世話をさせる為に開発したものであり、そのほとんどは侍女の姿をしている。感情は持たないが自ら思考して行動し、人間達、特に主人と定めた人間を助ける事が存在意義であり、至上の目的とする。また共通記憶という同形式の自動人形のみが参加出来る一種のチャット能力を持っている。Low-G製自動人形はSfを作成した独国UCATと、英国UCATが先進している。厳密には自動人形ではないが、「軍」は自動人形のボディを使用した「遠隔操作人形」を開発した。 最も一般的な自動人形。全部で117体存在する。基本的に同一規格だが個体差があり、それは経験値の差による後天的要因もあるが、開発の時点で多少の差異が発生する。モイラシリーズは量産型の上位機種であり、共通記憶を共有出来る。3rd-G崩壊の際に3rd-G残党に連れ添ったもの達と、神田研究所に流れ着いたもの達の二手に別れている。3rd-G側の自動人形達は月読・京によって花とその名前を貰っている。Low-G側の自動人形の名前は「漢数字+号」で統一されている。 シビュレと飛場・美影の2体が存在する。3rd-G人類を増やす母体の不足を補う為、「出産可能な女性に成りうる自動人形」として開発された、非常に特殊な機種である。シビュレはその試作品で、彼女を元に美影の機体は作られた。 全高凡およそ8m前後の巨大な人型機械。3rd-Gを象徴する機械の一種。元々は単体での行動力を強化する為に造られたが、後に戦闘用と用いられる様になる。総じて遠距離兵器よりも剣等の近接兵器を主力としている。翼を有し、飛行能力を持つ物も多い。3rd-G純正品は搭乗者が機体と同化し一体化する事で操縦するが、何らかの装置によって遠隔操縦する形式も存在している。またヘカトンケイルシリーズのコットスのボディは武神の機体を用いている。機竜に比べて戦闘力は劣るが搭乗の危険性は少なく、汎用性も高い。 概念戦争では飛場・竜徹が用いていたが幾度となく大破と中破を繰り返し、遂に3rd-Gとの最終決戦で使用不能となった。その後日本UCATが回収、修理と改造を施して「荒人・改」となった。全竜交渉で飛場・竜司が搭乗したがテュポーンによって破壊される。再度修復されたがノア起動をめぐる戦いで再びテュポーンに破壊される。 飛場・御影が有する概念空間に収納されている黒い武神。美影の意思に応じて通常空間に出現、彼女と飛場・竜司と合一する。美影が進化するにつれて武装の追加や彼女一人で遠隔操縦も出来るようになる。3rd-G概念核兵器、神砕雷を装備している。 当初はアポルオンに使われるはずだったが、概念戦争中アルテミスがアポルオンと己の死を置換したことにより、アルテミスそのものが宿る機体となっている。ただし置換が不完全であったため、テュポーンが破壊されればアポルオンの肉体も破壊される。またアルテミスは概念核タルタロスの半分を操り、自分自身をテュポーンの外に出すことができる。彼女が自ら死んだ瞬間を思い出すと、テュポーンはアポルオンを搭乗させて暴走する。 合一しているアルテミスとアポルオンの能力を利用して小規模な時間制御が可能であり、「防御と回避の時間」を「相手の死角に回り込む時間と攻撃準備時間」に転化させる「瞬間攻撃」の能力を持つ(概念核が外れてからは使用出来なくなった)。 3rd-Gとの全竜交渉後は軍の手に渡り、遠隔操縦型に改造されて長田・竜美が用いた。その後レヴァイアサンとの戦いで大破する。 ギュエスが所有する武神で、肩は無いが六本の腕を有する。主要武器は腕それぞれに持つ六本の剣。遠隔操縦型で、普段は彼女が持つ概念空間で待機している。ギュエスがこれを操るのはかなりの負担がかかるため、長時間の稼動はできない。 元々はレアが所有していた武神。ゼウスによってレアごと大破したが、後に遠隔操縦型に改修され、シビュレが使用する。 アポルオンの専用機で、アルテミスの肉体を部品とし、彼女の意思をナビゲータとして副搭乗者としていた武神。概念戦争の際一度大破し、搭乗者席はテュポーンに移され、アポルオンの肉体を生かす為の器とされた。 全竜交渉後に再度テュポーンから搭乗者席を移し、アポルオンの再構成に使われている。その過程で機体は修復されており、レヴァイアサンとの最終決戦に参戦する。 ゼウスの搭乗する武神で、2本の剣を持つ。ゼウスの意思のコピーが動かしているとされていたが、実際はゼウス本人が動かしていた。 アポルオン達3rd-G残党が所有していた緑色の武神。同形式の物が複数存在しているが、全てモイラ2ndによって遠隔操縦されている。そのほとんどは飛場・竜司の操る荒人・改によって破壊された。 長田・竜美との戦闘で大破したヴァイオレットが、修復が終わるまでの間ボディとして使用していた武神。自動人形の侍女服を参考にしたカラーリングがされている。 操縦方法は機体との同化によるものだが、その際に強い拒絶反応を起こし、ほとんどの搭乗者は搭乗した段階で死亡する。更にそれに耐えたとしても二度と分離する事は出来なくなり、いつかは機体との誤差によって摩耗し、死亡する。 5th-G概念の特性を活かした航空型機竜。変形型と非変形型の2種類がある。量産型には機竜と合一すれば搭乗者は二度と分離できない欠陥がある。 内部の主骨格フレームに対して外装をほとんど変動させないタイプ。航空形態・格闘形態・汎用形態フレームのいずれかの形状を取る。 主軸となるフレームが形を変えないので耐久度は高い。しかし前二者の場合は戦況の変化に対応できず、また汎用形態の場合、航空・格闘形態双方の長短も引きずる為、性能はどっちつかずとなる欠点がある。 内部の主骨格フレーム自体を変形させて外装も変動する事で、航空形態と格闘形態の2形態を切り替えるタイプ。 形態を切り替える事によって機動力・攻撃力共に高いものとしているが、フレーム自体を変形させるため耐久度が低い。 非変形型と完全変形型の欠点を克服する為、概念空間に各種部品やフレームを収納し、状況に応じてフレームを交換する機能を得た。これによりサンダーフェロウは格闘形態・通常巡航形態・高速巡航形態およびヴェスパーカノン砲撃形態の4形態に己を組み替える。 単体では5th-G最強の戦闘力を持っていたが、概念戦争では大群で戦いを挑んできた5th-G旧式機竜群に敗北した。黒陽はそれを「個体数で劣った為」と解釈し、自らの部品から無数の子機を分裂・開発、大群と化す機構を得る事で欠点を克服しようとした。 黒陽本体は自らの現存を優先したため非変形型の進化をとり、外部に巨大で非常に重厚な双胴のフレームを装備している。 概念戦争時代には、完全変形型機竜ブランカと非変形型機竜サンダーバードの二種類が米国UCATの主力量産機の座を争っており、ブランカがその座を射止めた。全竜交渉時にはブランカ9というブランカの後継機体が量産・主力とされており、日本UCATや黒陽との戦いで戦線に投入された。 終わりのクロニクルの世界は親族としての関係が非常に重要である。しかしその系譜は非常に複雑であり、一読しただけでは解らない事が多い。その為、ここで一覧を記載する。尚時代の区分は劇中での視点に準ずる。 Top-Gにはサンダーソン家と対応する一族があるが、姓名は不明。アメリカ人の家系。現代(ヒオの代)にはアレックスが対応。Top-G側のサンダーソン家はアレックス以外、詳細不明。同名の人間が多い為ため、サンダーソン姓はT、ディビス姓はDで区別。 作中に登場しない為、Top-Gに対応する家系があるのかは不明。アメリカ人の家系。また同姓のセイル・ノースウィンドとの関係も明言されていない。 趙家は中国人の家系。四竜兄弟は肉親ではないが、晴が造った人造人間として作中では彼女の子として扱われるため、親族として表記。 概念の力を示す可変一定周期の震動波。大きく分けて母体自弦振動と子体自弦振動の二つが存在し、あらゆる存在はこの二種を有している。 自分の母体自弦振動を変化させ、異なる母体自弦振動のGに移動出来るようにする機能を有した空間の穴。簡略すれば「異なるGや概念空間の入り口」。かつては巨大な装置が必要であったが、現在は人間大の大きさなら腕時計型の小型装置で開ける様になった。 作中における人類とは、Low-Gにのみ存在する種族ではなく、生物の帰結として存在し、多くのGにも多少の差異はあっても存在している種族である。各Gの人類を以下に示す。 総じて白人系であるという事以外、特別な差異は明記されていない。だが1st-G生物の特色である、他G内での低すぎる適応力は有しているらしい。 その全てが生まれながらに3rd-G概念核の一部を宿しており、数千年単位の寿命と、宿した3rd-G概念核に由来した自然現象を操る能力を持っている。その個体数は種族を保つのに必要最低限であり、減る事はあってもそれ以上になる事は無い。母体の懐妊期間は非常に長いが、出産までの時間は非常に短い。 世界の特色として、機竜の開発に長けた技術者が多い。黒陽の暴走によって双惑星が破壊され、その被害と大気の急激な変動によって死滅したとされている。実際は9th-Gの細菌兵器によって多くが死滅、死を免れたもの達も機竜と合一したため、自分が人間であった事を忘れた。 その全てが仙人と呼ばれる肉体改造と人造生物の開発を専門とする技術者である。技術を極限まで発達させ、人の身でありながら神にも等しい万能性を得たとされている。しかしそれ故に生きる事に飽き、後継者として趙・晴を選出し、彼女に技術の全てを託した。趙・晴が全てを学んだ後は7th-G概念核と合一した。 我々の事。作中では何の特色も持たないため、異Gの人類の特色を解り易くする比較とされる事が多い。その全てはTop-Gで生じた人間の劣化複製であり、Top-Gには本物の自分とも言うべき人間が存在している。ちなみに劣化複製である為、Top-Gの対応している人間とは性別が逆転している。 あらゆるGの人類の長所を有し、またLow-G人類の複製元。Low-G人類がTop-G人類の劣化複製である為、Low-Gには偽物の自分とも言うべき対応する人間が存在したが長い年月の中で対応は崩れ始めており、対応する人間を持たない者も多かったらしい。生き残りは戸田・命刻、長田・竜美、田宮・詞乃、アレックス、新庄・運切の五人のみ。 来たる2005年12月25日のマイナス概念活性化に向け、異Gの生き残り達から概念核の使用権を得るにする交渉。佐山・薫によって提案され、その交渉役には彼の孫である佐山・御言が推薦されている。全竜交渉には5つの前提条件が存在する。 一、佐山・御言の探索に対し、同意する各G代表は自G以外の情報を漏洩せぬこと。また、G崩壊に関係する情報は原則として全竜交渉部隊が自ら調査、判断する者であり、他の何者かが指導する事をしてはならない 二、UCAT関係者は、全竜交渉の開始前提情報と、友好Gの代表紹介以外、全Gの情報と、崩壊に関する情報を指導、公開する事をしてはならない 全竜交渉を遂行する為に設立された特設部隊。選りすぐりの優秀な課員のみが所属される。監督には大城・至、交渉役は佐山・御言が勤めている。 術式という1st-G概念を元にした技術に優れたUCAT。魔女達が多く所属している為、装甲服は彼女等に添った魔女の服を模している。自動人形の開発にも長けており、Sfを開発したのも独逸UCATである。概念戦争時代はジークフリート・ゾーンブルクが護国課顧問を勤め、その後に姪にあたるディアナ・ゾーンブルクを派遣している。 機竜の開発と操縦に長けたUCAT。装甲服のカラーリングは青。機竜と戦闘機が多く、航空戦力が豊富である。戦勝国側UCATのリーダー格であったためか数あるUCATの上に立ち、指揮する立場にある。正義と自由を重要視し、自らに味方する者には須くそれを与えようとする。日本UCAT発足時にリチャード・サンダーソンを派遣、その後に孫にあたるジェームズ・サンダーソンとその妻が亡命している。 国民性からか様々な体技に溢れ、多種の道具の扱いに長けたUCAT。装甲服のカラーリングは緑。対応しているのが7th-Gの為か身体能力の強化に長け、高性能な概念符を多数開発、所有している。概念戦争時代に趙・晴を派遣しており、その後も逗留させている。だが7th-Gとの全竜交渉で趙・晴が死亡し、損害を与えられたとして一時は他のUCATを率い、日本UCATと敵対した。 イギリスに存在しているUCAT。レヴァイアサンとの最終決戦では第三区画の援護に現れた。独逸UCAT程ではないが自動人形の開発に長けている。 フランスに存在しているUCAT。レヴァイアサンとの最終決戦では第四区画、後に第一区画の援護に現れた。武神の開発に長けており、槍を使用する武神で大隊を組み参戦した。 東京都秋川市(現在のあきる野市)に存在する私立高校。佐山・御言や新庄・運切(新庄・切の名で在学)を始めとする全竜交渉部隊メンバーが通い、他にもブレンヒルト・シルトやジークフリート・ゾーンブルク、大樹・リール等日本UCAT関係者も多く所属している。過去に佐山の両親や新庄の母親も在籍していた。学生寮を備え、マラソン用のトラックもあるなど設備が整っている。設定ではJR五日市線秋川駅に近いとされている。 在籍者(職員、生徒を含む)には日本UCAT関係者が多く、他Gからの帰化者やその子供達、もしくは何らかの理由で巻き込まれた者達は基本的にこの学園に入学する。 尊秋多学院内にある図書室。創立者は衣笠・天恭で、現在はジークフリード・ゾーンブルクが司書を勤めている。非常に大規模で、尊秋多学院二年時普通校舎の一階の八教室分と更にその廊下、地下等にも広がっている。その何処かには衣笠・天恭の「書斎」がある。 出雲社の出雲航空技研が前身となっており、元々は航空技術を専攻する企業だった。だが神州世界対応論遂行の為に設立された護国課が概念戦争に関わる事となった為に他Gの技術を触れ、それを解析して製品に用いる事で数々の成果を上げ、世界有数の大企業にのし上がった。 手掛ける事業は幅広く、航空旅客事業(企業名はIAL)から自動車・家電製品等の製造、清涼飲料水販売まで取り扱っている。現社長は出雲・烈。息子である覚が次期社長候補である。 第二次世界大戦直後、衣笠・天恭が提唱した神州世界対応論を遂行する為に出雲社(後のIAI)に設立された部署。 衣笠・天恭を中心にして佐山・薫、新庄・要、出雲・全、大城・宏昌、飛場・竜徹が主要人物であり、ドイツから来たジークフリード・ゾーンブルクが顧問を勤めた。神州世界対応論によって世界中の地脈に干渉したことで概念に対する知識と技術を早い段階から取得していた。 衣笠・天恭が提唱した理論。その内容は「日本は世界の地形と対応する、世界全体の地脈の中心である。各国の地脈をそれと対応した日本の地脈と接続、そして日本側の地脈を活性化させれば接続先の国の地脈の活性化につながり、世界全体の情勢を左右出来る」とするものである。実際本編中では成功しており、日本は世界全体の情勢管理を担い、その災厄を一身に背負う事で占領を免れたとしている。 日本列島を世界大陸に当てはめており、この論によると東北沿岸部は中国大陸からロシアの東側沿岸、東京湾は黄海、伊豆半島はタイ、静岡はインド、伊勢湾はペルシャ湾、紀伊半島はアラビア半島。琵琶湖はカスピ海、大阪湾は黒海、児島半島はギリシャ、呉周辺がイタリア、対馬はイギリス、島根半島はノルウェー、四国がオーストラリア大陸、九州はアフリカ大陸、佐渡が北極の島々となる。北海道については、渡島半島がアラスカ、中部が北米、根室・北方領土が南米となる。この理論における日本は伊豆七島に、富士山はエベレストに相当する。 この理論は異GのLow-Gにおける勢力図にも関わっており、異Gは自らの世界に対応した国か、あるいは神州世界対応論で対応した地域に門を開いて亡命、居留地やUCATに従わない残党の拠点の位置もこれに寄る。 概念戦争において10のGを滅ぼした8人の総称で、護国課の中心人物5名と後の日本UCAT発足時に他のUCATからやって来た3名の事を言う。元々は他Gの調査員だったが、紆余曲折の果てに担当したGの崩壊に携わる事となる。佐山・薫と出雲・全がそれぞれ2つのGを担当していた為、Gの総数と同数ではない。 概念戦争時代に1名、本編開始までに2名が死亡しており、本編が始まった段階では5名が生存していた。だが期間中、更に2名が死亡したこと、1名が既に死んでいたことが判明したことで最終的に生きているのは2名のみである。以下に該当メンバーを示す。 同時期に発生した関西大震災が原因となっているのではないか、とされている。実際に震災の救助に出動した旧日本UCATや一部の海外UCATのメンバーの多くが二次災害によって失われており、情報漏洩の危険が発生した為に漏洩しかけた資料そのものを処分したのだ、という噂がある。実際はTop-Gの存在を秘匿するために、旧日本UCATがTop-Gに繋がりうる情報の全てを処分したことが原因である。 1995年12月25日に大阪で突如発生した大規模地震。その禍根は10年が経過した本編においても色濃く残っている。主要人物の親達の多くは救助隊として向かい、そこで死亡した。 その事実は広く知られているものと差異はないが、その核心部は大きく異なる。概念創造が不可能なTop-Gでマイナス概念の創造を行ったためにマイナス概念が活性化し、暴走したノアを旧日本UCATが抑えようとした戦いであった。真実の秘匿は新庄夫妻と佐山夫妻の間で結ばれた密約であり、佐山家が自らを悪役とするために隠されていた。 UCAT空白期に旧日本UCATに存在していた5人の総称。実際は最前線に立って戦い、平行して現場の指揮をとる臨時の部署であった。それぞれが機竜と正面から戦い、打ち勝つ程の実力者だったが、関西大震災でディアナ・ゾーンブルクを除く全員が死亡した。以下に該当メンバーを示す。 関西大震災というノア封印戦で全員が前線に出動、そこで逆封印を発動する為の礎となった。ディアナ・ゾーンブルクは重傷を追わず退避出来たが、飛場・竜一は長田・辰美によって重傷、アルベルト・ノースウィンドとチャールズ・サンダーソンも何らかの要因で重傷を負ったため動けなくなり死亡、逆封印に呑み込まれた。佐山・浅犠は逆封印達成後、新庄・運切と佐山・愉命と共に退避しようとしたが一歩間に合わず、逆封印に呑まれて過去へと落ちた。そして1940年代に飛ばされ、衣笠・天恭と名乗る。 近畿地方の何処かに聳える謎の超巨大塔型施設。内部にはマイナス概念が収められており、関西大震災の震源地となったとされる。侵入者を拒むが、衣笠・天恭、佐山・浅犠、新庄・由起緒の3人だけは内部に入る事が出来、3人はそれぞれ中から概念関係の技術を持ち出した。 超古代に造られたマイナス概念抑制施設だと目されていたが、実は古代においてTop-Gがマイナス概念を押さえ込むために建造した、対マイナス概念用格納庫であるとされている。 その正体は虚無空間によって世界が発生する以前の時代に送られたノアである。原初の時代まで落ち込んだノアは内部のマイナス概念から十のプラス概念を対発生させ、矛盾許容概念を得た事でプラスとマイナス概念を宿しながらも存在し続けられるLow-Gを生み出した。そしてノアはLow-Gの大地に突き刺さる形で残り、それがあたかも塔の様であった為、バベルと呼ばれた。 人間と同等かそれ以上の知能を持つ、人間とは異なる生物の総称。1st-Gは文字が遺伝子の役割を果たしているため如何なる存在も存在可能であり、異種族が非常に多かった。 竜の容姿と人間の形態を併せ持った1st-Gの異種族の一種。1st-G概念を宿した概念空間の中でしか生きる事が出来ない、異種族問題の代表格的な存在。非常に長命で記憶力もあり、文字関係の文化が発展しなかった1st-Gでは語り部の役につく事が多かった。また全身が鱗で覆われた頑丈な体とそれを支える強靭な身体能力を有し、ちょっとやそっとの攻撃では傷つかない。そのため彼等の喧嘩はかなり壮絶なものである。 1st-Gにおける最強の白色の機竜で、出力炉に1st-G概念核の半分を搭載する。陸上戦闘用であり、射撃や高速機動ではなく格闘による戦闘を行う。ファブニールは出力炉が一つしかなく、出力炉を破壊されて動けなくなる。ファブニール改は複製概念を積んだ二つ目の出力炉を搭載し、どちらかが壊れても即座に停止する事が無い様になっている。 1st-Gにおける死後の世界。観念的なものではなく、肉体を失った魂が移送する異次元空間である。また冥界管理長という役職も存在し、それに与えられる概念兵器「鎮魂の曲刃」は冥界を一時的に開いて冥界の死者と対話する事が出来る。 ファーゾルトを長としたUCATに恭順した者達で、普段は居住区内で自給自足の生活を送っている。1st-Gから脱出する際、王城側と市街側に発生した門の内、王城側の門から脱出した者達で構成されている。基本的に争いを好まない性格だが、攻撃的な者達は王城派に分裂し、ファーフナーが市街派に移っている。 ファブニール改ことハーゲン翁を長に据え、若手達のリーダーのファーフナーと王族の庇護者・ブレンヒルトを中心とする過激派で、概念核を有するが故に強い勢力を持つ。「軍」との繋がりがあり、彼等によって資材や拠点を確保する事が出来た。 和平派から概念空間技術を持って分離した武闘派。戦闘意欲と意思は強いが、これといった特徴を持たず勢力は弱い。 2nd-Gに存在する姓名の総称。多種多様な能力と役目を持っており、それら全てを記録したり書き込んだりした物は強い力を持つ。日本神話では「神々は無限に存在する」事の暗喩だが、こちらでは文字通り「八百万種の姓名(神、又はそれを示唆する名)」である。 剣を扱う能力を示す姓の総称で、熱田はその最高位に位置する。姓名が宿す力の度合いにも寄るが、「剣で戦う」という事に関しては軍神を抜く能力を持つ。剣でこそ最大の力を発揮するが、メスの様な小型の刃物でもかなりの能力を発揮する。 戦いを司る姓の総称で、武器は戦いの道具であることから転じて剣工の力を持つ。鹿島はその最高位に位置する。如何なる刃にも傷付けられず、自在に使いこなす事が出来るが、剣で戦うという一点では剣神に劣る。 テュポーン内に出力炉として内蔵されているが、概念戦争の中で大破している。その制御は誰にも出来ないとされていたが、アルテミスは冥府機構を搭載しているテュポーンを乗っ取る事で、制御を可能とした。 3rd-Gが概念戦争の中で得た罪業。多くは、同胞や捕虜への人体改造や機械の部品化、近親相姦や子孫を増やす為の母体をクローンで増産しようとした事を指す。しかし個人的な「第二の穢れ」、そしてそれを解消しようとすると発生する「第三の穢れ」が存在する。 第二の穢れとは3rd-G概念核を得ようとすると概念核によって擬似的に死を免れているアポルオンに殺す事になるということ、つまり「大義を優先して人を殺す事」である。そして第三の穢れとはアポルオンの死回避を行っているテュポーン内のアルテミスを消し身代わりを立てて死をすべて引き継がせる、つまり「罪を逃れる為に死者を再び殺し、そして逃れる為に費やした人物をも殺す事」である。 概念戦争において、佐山・薫が4th-Gの協力を得る為に彼等と結んだ約束。その約束とは「佐山が知る中で最も信頼し、また治療が必要な者」を「4th-Gの治癒力によって癒す事」であった。薫は治療が必要な者に新庄・要を選び、4th-Gに治癒を願おうとしたが要は治療を受ける前に亡くなり、約束は果たされなかった。だがムキチは「後世の佐山の眷属が新庄の眷属を連れてくれば良い」として、Low-Gに亡命した。 手の平大の猪に似た姿をしている7th-Gの獣。7th-Gが滅びた事で絶滅の危機に瀕しているが、Low-Gの中でも普通に行動する事が可能で、結構のんびりと悠々自適に暮らしている。1体が全竜交渉を進める助力として佐山・御言に与えられた。ある条件が満たされると過去を夢として周囲の人間に見せる能力を持っている。 7th-Gが持っていた二つの目的の内の片方、「自分達の技術を誰かに受け継がせる」を果たす為に選ばれた人間のことで、該当者は趙・晴。 新庄・由起緒とワムナビの遣い達の間で結ばれた約束。それは「このG(Low-G)にあってこのGに無いものとは何?」というなぞなぞであった。ワムナビの遣い達はこれを考え、悩み続ける限り新庄の姓を持つ者達にまた会えると考え、新庄・運切と出会うまでずっと考え続けていた。 9th-Gを二分して統治する一族。多くの政治家や家臣を持ち、政治関係の統治を担当する。サルバはこちら側の出身だが、史上初王家と将軍家を一つにまとめた人間である。 9th-Gを二分して統治する一族。屈強な武人達が集い、軍事関係の統治を担当する。ハジはこちら側の出身で、将軍家の最上位に立つ大将軍を担っていた。 10th-Gにのみ存在する、全G中最高の種族。強大にして崇高な力を持ち、自らもあらゆる種族の上に立つ種族という自負とプライドを持っている。そのため人間には理解し難い行動基準で動く事が多く、10th-Gも「人間の世話にはならない」として最終的には自ら捨てる形となっている。その体は10th-Gの清浄な大気の中でしか健康を維持出来ないが、リヴァイアサンとの最終決戦には出陣する。 植物に由来する体を有した10th-Gの異種族の一種。耳が長く尖っている以外は人間と遜色がない。その姿は長い年月を生きる事で作れる様になる対話用の分身であり、本体は樹木である。樹木内は自らが望む様な部屋を作る事が出来、媒体の方はそこを家として使う。本体の樹木が倒れる事は生命の危機であり、媒体の方にも深刻な影響がある。同名の種族が1st-Gに存在している。 新庄夫妻を中心とした開発・運営スタッフが住んでおり、多種多様な概念を創造する事で、Top-Gの全G最高位という地位を不動のものとする事が目的とされていた。内部には10の概念核の複製と対発生したそれらのマイナス概念が収められており、またゲオルギウスの鋳造施設もあった。1995年に内蔵されていたマイナス概念が暴走し、旧日本UCATとの戦いで逆封印を受け、消滅した。 未だかつて如何なるGもなし得なかった、既存の概念核を劣化変質させたものではなく、根本的から異なる全くの新概念を創造する技術。Top-Gは全G最高の世界としてこれを実現させようとしており、その第一人者として新庄・由起緒を招待している。 概念創造は、矛盾許容概念を有するLow-Gでしか行う事は出来ず、それを知らずにノアはTop-Gで概念創造を行ったため、マイナス概念の活性化による暴走を起こしてしまう。 銭湯「永世─ひまわり」にて新庄・運切の尻に「丸く、そしてエロい」と感想を抱いた佐山が、その美を一語で言い表そうとして生み出した言葉。気に入ったらしく、この後も運切を表す語として幾度となく使用している。その延長線上でIAIに「まロ茶」を開発。 佐山・御言を知る人間全てが「彼が所属している筈だ」と一様に話す謎の世界。御言の頭の中は「佐山・御言を中心に全てが動いている」という点で共通認識が取れているためである。御言本人も否定せず、しかし「佐山宇宙は既に地動説を取り入れた。ただし自分が太陽で、他が地球だ」としている。 佐山・御言が新庄・運切を「可笑しくも有り難い人」と称し、それを一言で表そうとした造語。運切からは非常に不評で2度目の発言を禁止されたが、後に再度発言される。 将来の夢は悪役になること。それは総会屋であった彼の祖父、佐山・薫の影響であり具体的に言えば祖父を越える悪役を目指している。 幼い頃から祖父の総会屋としての教育を受けていたのでかなり頭が良い(日本語以外に15の言語を操り、テストは常に学年トップ、概念のルールの抜け穴を見ぬきその応用方法を瞬時に見つける等)。 また祖父と現実離れした勝負をしていた(風呂に潜って100数えるまで我慢する、一週間どちらかが寝ようとしたら殴る、家の壁や屋根裏に潜んでいる田宮家の住人を槍でさして点数を競う等)り、飛場道場へ通っていたため身体能力は一般人よりはるかに高い。 空手の大会では全国まで楽々と勝ち登っているが、その際に利き腕である左拳の骨が砕けている(原因は幼い頃に田宮・遼子に抱かれて急激に背が伸び、骨がもろくなったため)。 両親はすでに他界。父、浅儀は関西大震災の救援にIAIの職員として赴き、二次災害にあって死亡。母親、諭命は佐山とともに無理心中を図り死亡。また祖父である薫も寿命により死亡し、他の親類はいない。 全竜交渉部隊菌、佐山ウィルス、佐山菌、佐山G、佐山空間、天動形佐山宇宙、尻神様の信仰など訳のわからない奇怪なものの原因である。 夢はないが小説を書いている(7巻中盤で完成)。またUCATで育ってきたため、現代より10年から20年ほど昔の常識が最新だと思い込んでいる(テレビゲームは白黒、CDは音楽だけを聴くもの、テレビのチャンネルはスイッチで変える、ビデオカメラは全てテープ式など)。 朝と夕方の5:30から6:00の間に性別が入れ替わり、昼は男性である切(せつ)として、夜は女性である運(さだめ)として生活している。佐山と出会った当初は体の秘密を明かさず、姉弟であると説明していた。 全竜交渉部隊のいじられキャラであるが、終盤では佐山の奇行に慣れたためか、対佐山ツッコミ要員となった。 また病死した母親から防御の加護が与えられており、異常な頑丈さを誇る(屋上から落下しても軽症、起こすのに鈍器で殴打しても平気など)。 悩んだり迷ったりという描写があまりないことや、要所での鋭さを見るに実はチーム内でも一番の大人だったりするのかもしれない。 学生寮の一室で出雲と同居中である。その件についてはPTAと大揉めしたが、風見の両親の了承があることと出雲が御曹司であることから黙認されている。 元一般人とは思えないほど高い戦闘力の持ち主であり、月読の月天弓よりも強い砲撃力をもち、弾幕ではコットスと同等であり、機動力ではアレックスと同等という、まったくバケモノクラスの強さである。 荒帝の搭乗者。元々は独自にテュポーンと戦闘を行っていたが、3rd-Gとの全竜交渉時に全竜交渉部隊に参加する。 全竜交渉部隊のいじられキャラの一人でマゾヒスト。後に扱いが適当になり、無視されるか視線を逸らされるかの対応が多くなった。 飛場道場で鍛えられているため格闘戦/武器戦が特化されている。Top-Gとの全竜交渉では7th-Gの概念核を使用し、力量において圧倒的に勝るハジに勝利した。 3rd-Gのレアの娘であった美影は他の3rd-Gの女性と同様、子供が作れない存在であった。ゆえに子供を作れるよう、クロノスが開発した人に進化する自動人形に意識を移植された。 飛場と一緒にお風呂に入るのが好き。元々は人への進化の状況を確認するためのものだったが、進化が完了した後も習慣として残った。 ヒオを拾った事により、全竜交渉へと足を踏み入れる。ヒオが呼び出したサンダーフェロウのパイロットになってからその適性を示した。 ニヒルでシニカルな少年。全竜交渉部隊では比較的正常な人格をもつ(本人曰く、全竜交渉部隊ウィルスに罹患していないとの事)。ただし全竜交渉部隊ウィルスに罹患(重度)しているヒオの自爆に巻き込まれ、周囲から誤解されることが多く、結局は同じ穴の狢と見られる。 幼い頃からショートル3(サンダーフェロウ)に守護されていたが、その気配を嗅ぎつけた黒陽に襲撃され、母親を殺される。その事件によって『悪魔憑き』との誤解を受け、何度も転校を繰り返した。 日本が嫌いといってはいるが、流暢に日本語を話す。しかしまだ完全に話せるわけではないようで時々噛む、そしてなんでもない事を誤解の生じる発言にする。 飛場、新庄以上のいじられキャラ。また、何かと裸になる天運に恵まれている。大抵の場合、その裸体は原川に目撃される。 佐山・御言とは付き合いの長い、丸眼鏡をかけた老人。IAI局長にして日本UCAT全部長であり、そして人類史上稀に見る変態。全世界のUCAT関係者及び各G住人から虐げられ続ける稀有な存在。 趣味はエロゲーで、市販品は勿論、自作したエロゲーを連日深夜までプレイしており、そのせいかPC内のデータの大半がエロゲーである。その他にもフィギュアやプラモの製作、果てにはカメラ(盗撮)趣味など、世に居るオタク達を煮詰めて年を取らせた最悪の場合を体現したような、色んな意味で凄い人。しかし、そのくせ反射神経は良い。少年時代から今のような役割だったらしい。 関西大震災では至が戻ってきていないにも関わらず殲滅を継続する等、厳格で冷酷な一面もみせたが、現在はその片鱗さえも見せない。 痩せぎすな初老の男で、足に障害があり鉄製の杖を使わないと歩けない。全竜交渉部隊監督を勤めるが、表立って全竜交渉を仕切る事は無い。常に侍女のSfを帯同させる。 史上稀に見る不平屋で、口を開けば誰かを貶す言葉や反論しか喋らない。旧日本UCATから現日本UCATに残る唯一の人間で、関西大震災の真相を初めとした様々な事実を知るが、それらは語らずに墓の中まで持っていく事を決めている。十年前のTop-G戦で撤退が間に合わず、マイナス概念による不治の病にかかる。また足の障害はその時に負った傷の後遺症である。ディアナ・ゾーンブルクやロジャー・シュリーとは旧知だが仲が良い訳ではない。 レヴァイアサン起動による奥多摩UCAT襲撃の際、言詞塔砲を起動させて迎え撃つが破壊する事は出来なかった。砲撃により奥多摩UCATにいたもの達の脱出時間を稼ぎ、レヴァイアサンの主砲によって奥多摩UCAT諸共葬られる。 大城・至専用の自動人形で、常時彼に帯同する侍女。ドイツ語で「在るべき婦人(ザインフラウ)」の名を有する。 独逸UCATが量産型自動人形を参考に造ったもので、様々なオプションを有している。感情は持たず、至に関する事以外は公平。ただしソ連は嫌い。スカートの中にはガトリング等の重火器が分解された状態で常に詰まっており、必要時は重力制御によってそれを一瞬で組み上げて用いる。 レヴァイアサン襲撃の際、瀕死から回復した新庄・運切を逃がす事を至に命令され至の側を離れた。そして至の死後、彼の言葉が記録されたテープを尊秋多学院で放送して全竜交渉部隊を鼓舞させた後、自らの機能を停止させた。 尊秋多学院の教員を勤める外国人女性。英語を担当する他に生徒会顧問も担う。佐山・御言と新庄・運切のクラスの担任。その正体はLow-Gに帰化した10th-Gの木霊であり、また全竜交渉部隊の隊員で概念探知・解析を担う。 極度の天然ボケで、遅刻や教科書の覚え間違いは日常茶飯事、自分が何を書いたのか読めず、そもそも英語や日本語を読めない問題教師。その事に生徒達が危機感を感じて自主的に勉強をするので逆に生徒達の成績は良い反面教師役を担う。 ギリシャ神話の「キュベレイ」に通じる名を持つ、長い金髪の少女。全竜交渉部隊の隊員で担当は整備役だが、通信管理も行う。 風見・千里や出雲・覚とは付き合いの長い友人同士で、特に千里とは行動を共にする事が多い。高い情報収集・分析能力を有し、それを誰かの為に役立たせる事を喜びとする純粋な性格で、かなり健気。しかし誰かへの助力をほぼ強引に行ってしまう性分で、悪い言い方では押し付けがましい性格。UCAT内では人気が高く、多くのファンを持つ。概念戦争時代に大破したレアの武神を改修し遠隔操縦用にしたものを専用武装として用いる。その操作方法はシビュレの外見や性格に似合わず荒々しい。 元は人間ではなく、3rd-G製の人間に進化する自動人形の試作品。飛場・美影の体のプロトタイプであり、彼女にとっては母とも姉とも言える存在であり、また共通記憶を共有出来る唯一の相手。シビュレ自身も美影に対して非常に愛着を持っており、妹の様に可愛がっている。人間への進化を完了しているが、無理をすると自動人形としての部分が表に出る。 名前(ボルドは英語で禿の意)の通り、一切の毛根が無い禿頭で、周囲からそのハゲ頭をネタに散々な扱いを受ける。UCATに所属する人間にしては正常な精神を持っている。 赤いショートカットの髪と左目の泣き黒子が特徴的な侍女で、神田研究所に身を寄せる3rd-G製自動人形の一体。四号の停止後はUCATに所属する自動人形達の代表となる。当初は佐山・御言に敵対するが、3rd-Gの全竜交渉後は日本UCATに転属、大城・一夫の世話を任される。 戦闘用ではないが冷静な判断力から瞬時の対応力や武器の選択センスが良く、数百体の自動人形を相手に単体での戦闘を行う事も出来る。 佐山・御言を主と設定しており、彼のために体を張る覚悟も持つ。しかし彼には新庄・運切がいる為、表立ってその意思や覚悟を御言に伝える事は無い。御言にお姫様抱っこをされた時の記憶を独り占めし、運切第一主義の彼を見て表情を得たりする等、彼に対する彼女の行動は健気。軍襲撃時に犬に感染され一夫殺害を試みられたことがある。 マイナス概念活性化に伴う10の概念核流出によって関西大震災後に起動し、同胞と共に自分達を回収・研究していた神田研究所を占拠した事がある。しかし人間に対する対応で行動不能になっていた所、交渉役としてやって来た佐山・薫と出会い、交渉の末にUCATを暫定的な主とする事で自らを保つ事が出来た。以降薫を主として設定し、慕い続けている。そして彼の死後、3rd-Gとの全竜交渉を進める佐山・御言と出会い、交渉後に「薫からの命令を全うした」として機能を停止した。 1940年代に神州対応論を提唱し、護国課を設立させた隻腕の老人。助言役として護国課から日本UCATに所属し続け、八大竜王の長として彼等を導いていた。 また衣笠書庫を作り、ゲオルギウスの制作技術を考案している。その過去は一切謎に包まれている。突如として現れ、出雲航空技研や日本政府に神州対応論や地脈を教え、第二次世界大戦を予言し、そしてGの存在が判明した後は様々な概念技術を考案している。神焉竜封印の際、それを維持する為の人柱となって死亡した。 その正体は1995年のノア逆封印に巻き込まれて過去に落ちた佐山・浅犠である。衣笠・天恭という名は佐山・浅犠をスペルに置き換えて逆から読んだ、鏡像名である。 佐山・浅犠の養父で佐山・御言の祖父にあたる、総会屋の老人。若い頃は護国課に所属し、4th-Gと8th-Gを滅ぼした人物として八大竜王の一人に数えられている。本編が始まる少し前に亡くなっている。 生前より御言が全竜交渉交渉役に相応しい実力を持つ様に様々な教育を施しており、異国語等といった通常の知識に留まらず、瞬間下着外しや目を開けて喋り続ける寝方等、珍奇な技術まで伝授した。Low-Gの死後の世界の川辺で生前の知人達がやってくるのを楽しみに待ち続けていた。 尊秋多学院は衣笠書庫の司書を勤めるドイツ老人。元護国課顧問を勤め、「魔法使い」と謳われた術式の使い手。1st-Gを滅ぼした人物として八大竜王の一人に数えられている。 護国課時代は飛場・竜徹と付き合いが濃く、概念戦争以降も時折電話で話す仲。リチャード・サンダーソンが大嫌い。長命化手術を受けている。概念戦争中共に暮らしていたブレンヒルト・シルトとは1st-G滅亡によって遺恨が生じ敵対していたが、1st-Gとの全竜交渉を終えた後は和解し共にいる事が多くなった。 幼い頃の佐山・御言に飛場流格闘術を教え込んだが、鉈を振り回して奥多摩山中を三日間追い掛け回し、出会い頭に御言を頭が下になる様に投げ飛ばしたりと、かなりアグレッシブな特訓をしていた。 過去に護国課に所属しており、3rd-Gを滅ぼした人物として八大竜王に数えられている。概念戦争では荒人に搭乗し、レアと美影を奪おうとする3rd-G勢力と戦ったがレアは殺され、美影は奪われる。その後大城・宏昌と3rd-Gを裏切ったクロノスの協力によって完成した荒人・改に乗り、3rd-GがUCATを襲撃した際に開けた門を使って3rd-Gに乗り込む。赤い右目は死亡したレアの目を移植したもので、彼が元々持っていた右目はゼウスとアポルオンとの戦いで潰れた。 3rd-Gとの全竜交渉では竜司に穢れを祓わせる為、荒人・改の譲渡と引き換えに全竜交渉部隊が竜司に関与しない様にした。飛場道場は戦いに巻き込まれて幾度となく破壊されるが、竜徹本人は至って無視、戦闘にも一切参加しない。 日本UCAT医療班長を勤める少女。しかしその外見は延命技術と不老技術の賜物であり、実際はかなりの高齢。7th-Gを滅ぼした人物として八大竜王の一人に数えられている。 アグレッシブな性格に反して医術に優れ、様々な概念を用いてどんな重傷も半月以内に治療している。一光たち四兄弟と行動を共にしている。その肉体は延命や不老も追い付かない程老朽化している。 概念戦争時代に7th-Gの仙人達と共通する楽しみを持つ人間として7th-Gに招待されており、彼等の後継者として全ての技術を教え込まれた。そして全ての集大成として時間の流れも不安定な異空間の中で、仙人達と概念核を用いて四竜兄弟という人造人間を造った。7th-Gとの全竜交渉で四竜兄弟と全竜交渉部隊の対戦を手配し、全てが終わった後に息を引き取った。 日本UCAT実働部部長を勤める褐色の肌をした巨躯の老人。9th-Gを滅ぼした八大竜王の一人に数えられているが、自らを偽りの八大竜王と称している。 その正体は当代9th-G王のサルバであり、本物のアブラム・メサムは概念戦争の中で亡くなっている。サルバは家臣達の裏切りによって重傷を負い、医師であった本物のアブラムによって助けられた。その後に本人は死亡、サルバはアブラムの名を継いで9th-Gを滅ぼし、そして彼の婚約者であったアルナズを娶った。 米国UCATではエースパイロットだったが、日本UCATでは機竜を全く乗りこなせていなかった。飛場・竜徹は彼を「いつも何かいじけた奴」と称しており、ジークフリード・ゾーンブルクは話題にするのも厭う程嫌っていた。米国UCAT所属時代に友人であったジェームズ・ディビスと機竜の飛行実験中に黒陽に襲われ、先行したジェームスを喪い、黒陽打倒に執念を燃やしていた。そして後にショートル3に搭乗し、5th-G機竜群を引き連れて黒陽を北海道近海に沈める。 ジェームス・ディビスの双子の子であったジェシカ・ディビスを養女とするが、もう片方の双子を保護する事が出来なかった。以来双子の片割を探し続けている。ジェシカの娘であるマリア・サンダーソンの死後は、彼女の娘であるヒオ・サンダーソンを曾祖父として引き取り、育てていた。 大城・一夫の父で、優秀な技術者だった男性。2nd-Gを滅ぼした人物として八大竜王の一人に数えられる。 本編が始まるよりも以前に亡くなっており、回想にも一切登場しないので詳細は不明。だが出雲の血筋から外れずエロ根性全開な人物だったらしく、彼の墓にはエロ本が供えられている。 日本UCATが発足する以前、護国課時代に所属していた男性。8th-Gの担当であったが、八大竜王結成前に病に伏したために脱退、東京の病院に入院したので八大竜王には含まれていない。 薫が行った4th-Gの交渉で病は治されようとしていたがそれに先んじて東京大空襲が勃発、産気づいた田宮・遼を先んじて避難させた為に逃げ遅れ、約束が果たされる前に空襲に巻き込まれて死亡している。新庄・運切の曽祖父。 Low-Gにて子を出産し、3rd-GではなくLow-Gとしての子として美影という名をつける。護国課とは幾度かの衝突があったが、美影を産んだ事を切っ掛けに和解する。美影を奪うために乗り込んできたゼウスとアポルオンと戦闘となり、その際に死亡する。その片目は右目を失った飛場・竜徹に移植された。 五大頂の長にして旧日本UCATを指揮していた男性。佐山・薫の養子で、佐山・愉命との間に佐山・御言をもうける。 愉命と新庄・由起緒とは尊秋多学院の同級生で、友人として行動を共にする事が多かった。後に三人がUCATに所属した際もそれは変わらなかったようだ。優れた指導者であると同時に開発者でもあり、強力すぎて使用者を害する程の概念兵器を幾つも開発した。またマイナス方向に偏ったTop-Gの破壊や逆封印による虚無空間落としを考案したのも彼である。 関西大震災の救助活動(実際はノアを暴走させたTop-Gとの戦い)に向かい、そこで死亡したとされている。 ノア逆封印の際、由起夫から新庄・運切とゲオルギウスの入ったアルミケースを預けられ、妻の諭命とともに結界確定前に脱出しようとしたが間に合わず、愉命と運切は突き飛ばして助けたものの本人は左腕とゲオルギウスの片方を残して虚無空間に呑まれた。そして封印結界の端にいた為に虚無空間が広がる時代まで落ちず、途中の1940年代に残ったゲオルギウスと共に落ちる。そこで彼は衣笠・天恭を名乗り、神州世界対応論を考案してLow-Gが概念戦争に生き残る様に仕向けた 浅犠と新庄・由起緒とは尊秋多学院の同級生で、行動を良く共にしていた。特に由起緒とは寮が同室だった。両親は定食屋を営むが愉命が学生だった頃に何者かに惨殺されている。どうやら両親もUCAT関係者だったらしく、異Gの勢力に襲われたらしい。彼女の指輪には「諭命」と名前が彫ってあり、2nd-G概念下では命を守る力を持つ。 御言と無理心中しようとしたとされているが、実際は粛正前の血気に逸った軍の刺客から御言を護ろうと庇い、それによって亡くなっている。 元々は独自で無作為な復讐を繰り返す異G残党の対処を行う、表向きは「化物退治」と呼ばれる仕事をしていた人物で、後の佐山・浅犠の勧誘で「気が向いたときだけ」という条件で日本UCATに協力していた。 関西大震災で機殻剣「美明」を持って戦闘に参加、Top-G側生存者の救出とノアの逆封印に尽力した。しかしその中で錯乱した長田・辰美によって重傷を負い、手当もしないまま逆封印形成を行ったので死に至り、アルベルト・ノースウィンド、ジェームス・サンダーソン両名と共に虚無空間に呑み込まれた。竜司曰く「エロいお父さん」との事で、美影を託す際にも「男ならエロい事は大人になるまで待て」と言い残している。 表向きは米軍所属の狙撃兵となっているが、実際は米国UCATから転属してきた日本UCATの所属者だった。他の五大頂と共に関西大震災に参戦、生き残りの救助や逆封印形成に尽力した。しかしそこで死亡し、飛場・竜一、ジェームズ・サンダーソンと共に虚無空間に呑み込まれた。死ぬ直前、ジェームズとお互いの子供(ダンとヒオ・サンダーソン)を会わせようと約束していた。ダンからは「家族も顧みず勝手に他人を助けに行って、勝手に現場で死んだ男」として嫌われている。 祖父(厳密には違うが)であるリチャード・サンダーソンの眷属である事に誇りを持ち、米国UCATから日本UCATに亡命してきた人物。機竜のエースパイロットとして名を馳せ、関西大震災にも生き残りの救助や逆封印形成の為に参戦していた。だがそこで大城・至を死なせない為に機竜を手放して死亡、虚無空間に呑み込まれた。アルベルト・ノースウィンドと共にお互いの子供(ダン・原川とヒオ)を会わせようと約束していた。 全の息子である以上、彼も覚と同じくLow-G人類と10th-G神族のミックスである。また覚以上のエロさとアバウトさを見せる破天荒な性格を見せる。また覚は裂を初めとした家族の事を露骨なまでに避けている。 彼女もまた旧日本UCATに所属していた人物で、関西大震災にも参戦している。だがその場でマイナス概念による病を煩い、以降はUCATを抜けて病院で療養している。賢石の開発と操作の達人で、新庄・運切が陥った瀕死の危機の際には日本UCATが持つ全賢石を一瞬で調整した。温和な人物かと思いきやそうでもなく、結構ゴーイングマイウェイな性格をしている(ロジャー・シュリー曰く「平静トンデモ女」)。 全竜交渉を行うにあたり、独逸UCAT監査(階級的には大佐)としてやって来た灰色髪の女性。現存する唯一の五大頂で「母猫」の異名を持つ。ジークフリード・ゾーンブルクの姪にあたり、またオドーの妻でもある。 趙・青と同じく全身を賢石で加工した不老技術を施しており、またそれを利用して整形や豊胸を行っているようだが、本人は否定している。ちなみに延命処置はしていない。現存最高と謳われる優れた女性の術式使い、「魔女」である。その為か術式の基礎となった技術を使う真性の魔女、ブレンヒルト・シルトとは妙に仲が悪く、剣呑な会話や戦闘を利用した術式の競い合いを行おうとする。かつては尊秋多学院に在学していた事もあり、当時の愛読書は「どきどきバロンちゃん」だったとか。その頃の性格は今からは想像もつかない程純粋無垢だったらしく、よく他人の為に憤って泣いていたらしい。また日本にやって来た理由も、偉大過ぎる叔父(ジークフリード)への反発だったらしい。大城・至、ロジャー・シュリー、原川・唯とは旧日本UCATに所属していた生き残りとして馴染みが深い(決して仲が良い訳ではない)。 オドーとは夫婦だがそれはあくまでも書類上のものであり、本人達は「互いの末期を見届け合う」という意味合いで結婚した。どうも二人は戦場で知り合い、意気投合し、そういう結論に至ったらしい。そのため一切の手付かずであり、出雲・覚と飛場・竜司曰く「巨乳手付かず人妻外人」。が更にその後ヒオ・サンダーソンによって彼女の家庭教師をしていたという事実が明らかになり、それを持って大城・一夫に「人妻巨乳外人女教師」とジャンルを改められた。 話すときに最初の一語を二度言う癖がある。生粋の米国至上主義者で、あらゆる国と人間は米国の下に一つになり、そして米国が織り成す自由と正義と保護を一身に受けるべきだと考えている。その為力なき者は有無を言わさず保護し、力ある者は叩き伏せ、愛国心を試されればたとえ旅客機の中でも大声で米国国歌を斉唱するガチンコな性格。かつて親を失い、遠縁に引き取られたがそこで虐待を受けている。特に右腕には未だに残る色濃い傷痕がある。オドー(悪臭)という名はその頃の呼び名であり、それ以後は本名を隠す意味も含めてそれを名乗り続けた。戦闘能力はあらゆる敵意を察知し、そして自分の敵意を攻撃力に換算して上から叩き付ける「悪臭」であり、それはアンクレットとして身につけている。5th-Gとの全竜交渉を終えた後は横田米軍基地に駐留している。ちなみにディアナ・ゾーンブルクとは書類上の夫婦である。ディアナ曰く「他人を拒絶して、孤高を気取って、そして自分の意見は正しいと思っていて、それでいて尚かつ、そうではない事を本心では求めている人」。 本名はリチャード・デイビス。ジェシカ・サンダーソンの双子、つまりヒオ・サンダーソンにとっては祖叔父にあたる人物であった。その名は虐待を受けていた頃、虐待による傷以上の深さで腕に刻まれている。そして本人は最早その過去を捨てており、リチャード・サンダーソンを前にしてもその事実は明かさなかった。だがヒオがダン・原川と共にサンダーフェロウを駆る姿を見て考えを改め、本名を名乗り出た。その際に「自身を看取る者が出来た」としてディアナと離婚しようとしたが、ディアナは「こんな可愛い人から離れられない」とか言ってそれを認めず、結婚は継続中。名を明かしてからはヒオを溺愛しており、ヒオを突き放して自分の過去を探りに来た原川を叩きのめした。 情報の収集・知覚用概念兵器「夢砂」の使い手。旧日本UCATに所属していた経験があり、その頃のツテを持ってオドーを補佐する。また大城・至や原川・唯とはその頃に面識があった。が、生来なのか妙に腰が低い為、少佐となった今でも彼等には頭が上がらない様子。本人は「一兵士に過ぎない」と自称しているが、実際は空白期の中心人物達に近しかったらしく、日本UCATを去る際に佐山・浅犠が制作したゲオルギウス企画書を預けられている。またTop-Gや関西大震災の事実を知る数少ない人物の一人でもある。しかし日本文化を微妙に誤って理解しており「通勤ラッシュを参勤交代」「裸Tシャツを乾布摩擦という「呪術的風習」」等と語っている。ただしわざとオドーに間違った知識を植え付けている可能性も否定できない。 尊秋多学院の生徒で、美術部部長を勤める少女。かなりの幼児体型で、本人もやや気にしている様子。常に黒猫と鳥を引き連れている。 アグレッシブかつヴァイオレンスな性格で、かなり沸点が低い。常に無表情なので一見して感情を察する事が難しい。その突発的な行動から会話のイニシアチブをとる事が多いが、幼少時代を知るジークフリード・ゾーンブルクにだけは頭が上がらないらしく、彼に対しては他には見せない一面を見せる。 その正体は1st-G長寿族最後の一人で、齢60年を超える年配者。市街派に属し、1st-Gを滅ぼしたとするジークフリードの監視役として尊秋多学院に入学した。幼少時代はナインという名前で、グートルーネやレギン、そしてジークフリードと共に暮らしていた。そのためジークフリードに対して裏切られたという恨みを持ちながら、慕う感情を捨てられずにいた。 1st-G崩壊後にハーゲンがファフニール改と合一した為、彼から鎮魂の曲刃を預けられており、専用武装としている。また術式の元となった1st-G技術を用いる真性の魔女で、それらを解析して完成させた術式を使うLow-Gの魔女、ディアナ・ゾーンブルクとは事あるごとに衝突する。 幼児体型、ツインテール、魔女、小動物連れ、外見年齢と実年齢の大差、極めつけはツンデレと、かなりのハイスペックだったりする。 妙に一言多い所があり、常にブレンヒルトに虐待すれすれの憂き目にあわされている(といっても、ブレンヒルトの場合は何も言わなくても憂き目にあっていただろうが)。しかし必要に迫られた際の行動力と決断力はブレンヒルトの比ではなく、硬直しがちなブレンヒルトを導く場面が多い。が、やはり普段はどうにも肉体派芸人と言わざるを得ないギャグ的不遇っぷりである。 一時は瀕死となったが、それがブレンヒルトとジークフリード・ゾーンブルクの繋がりを取り戻すきっかけとなった。その後も時折はジークフリードの世話になっているようだが、基本的にブレンヒルトの頭頂部を定位置にして常に同行している。黒猫との食物連鎖はブレンヒルトによって止められている(主に黒猫の虐待によって)。黒猫に比べて彼女の寵愛を受けている幸いな身の上である。 元々は1st-G冥界管理局長を勤め、鎮魂の曲刃も本来はハーゲンの持ち物だった。しかしLow-Gで市街派を維持する為に概念核の半分を搭載したファブニール改と合一、搭乗には成功したが以後一切の離脱が出来なくなり、市街派を維持する為にファブニール改として行動した。そのため鎮魂の曲刃も使用出来なくなり、故にブレンヒルトに託した。 過激派ともいうべき市街派の長だが、本人自体は至って温和な性格をしている。しかし1st-Gとの全竜交渉では運搬されるグラムを1st-Gの誇り、そして今後の行く末に必要な物として全軍を率いて襲撃した。そしてそれには、60年以上の継続搭乗による機体と搭乗者のずれ、つまりは寿命が近付いている事を察していた為でもある。 佐山・御言の対1st-G全竜交渉における事前交渉の相手となった。基本的に穏やかな性格で、身の安全の為に1st-Gを裏切ったと市街派や息子のファーフナーからは厭われているが、本人は未だに1st-Gとしての誇りを見失っておらず、御言との事前交渉ではLow-Gが非を認め、1st-Gに対する全面的な支援をするように要求した。彼の背には半竜が本来持つ翼はなく、それは恭順してきた1st-Gの者達がLow-Gに対して牙を剥かないという保証を示す為、過去に自ら断ったらしい。 かなり長生きしており、幼い頃の大城・一夫や新庄・運切の事を知っている。またその言によれば、一夫の性格はその頃から変わっていないらしい。また穏やかではあるものの行動は過激であり、人の話を聞かない相手には反省が必要として、それを促す為に縄で縛って崖から数日間逆さ吊りにする「反省の儀」なる奇習の持ち主である。また、ファーフナーとは親子喧嘩で家や居住地町内を壊してしまう怪獣っぷりを良く見せるらしい。 彼の息子にしては裏表共に苛烈な性格をしている。1st-G種族である事に誇りを感じ、しかし概念戦争後に生まれた帰化二世である為に1st-Gという故郷を知らない事に憤りを抱き、市街派へと身を移す。以降はその強引なまでの行動力から市街派若手の中心となり、彼等のリーダー格となっていた。 グラムを巡る戦いでは出雲・覚との戦闘で両の翼は切り落とされて敗北、以降は全竜交渉での決着によってファーフナーの元に戻る。が、生ゴミのリサイクルを巡って父親と対立して敗北、「反省の儀」に処される。そしてノアを巡る最終決戦では闇渡りの半竜達を率いて御言の援護に現れる。 概念戦争によって傷心した父、1st-G王によってその側から離され、賢者レギンの元で暮らしていた。やがて長寿族最後の生き残りを保護、ナインと名付け(後のブレンヒルト・シルト)、更にその後に侵略者である筈のジークフリード・ゾーンブルクを匿う。そして自分も含めた四人で一種の家族を形成し、絆を結ぶ事となるが、しかし1st-G王崩壊によってそれは終わる。暴走したファブニールによって致命傷を負うも、生き残った民をLow-Gへ避難する様に指揮した。 傷心によって親元を離されたグートルーネの身元を引き受け、更にはナインやジークフリード・ゾーンブルクも保護する事となる。当初は侵略者であるジークフリードに疑心を抱いたが、やがては家族として繋がっていく。しかし裏切ったジークフリードから1st-Gを護る為にファブニールに搭乗、防衛しようとしたが殺されて概念核を奪われたとされている。 「鹿島」とはタケミカヅチを意味する「軍神」としての名であり、それ故に下位の武器・防具をほぼ無効化する加護を持っており、また自身は一切の武芸を学んでいないが、刀さえ持てばそれを学んだ者達と対等に渡り合う実力を発揮する。また初対面の相手に対しても歩法を発動出来る、熱田・雪人と同等の達人である。 過去に最強の機殻剣を造ろうとし、それを焦る余り未完成のフツノを振るって災害を起こし、その果てに鹿島・奈津(当時は高木・奈津)に指二本を失わせ、降雨恐怖症を抱かせる大惨事を巻き起こした過去がある。以降彼は自らの力を厭う様になってそれを封印、試作型概念兵器のアドバイザーや出力調整に徹する。そして責任をとる為、昭緒が起こした事さえ知らない奈津を妻に迎える。そして彼女との間に鹿島・晴美をもうけて幸いを育むが、その過去が彼の心の楔となって拭えぬ悔恨となり続けていた。だがそれは2nd-Gの全竜交渉を切っ掛けにしてある種の見切りを得て、強大な力である名前も犯した罪もそれによって得た幸いも、全て込みで生きていく覚悟を得る。 そしてそれ以降はまるで抑制されていた分が溢れ出たかの様に、超の付く愛妻家兼親バカと化す。動画属性の持ち主である為、常時形態しているカメラで晴美や奈津の姿を記録し、ホームページを作ったりDVDを作成したり隙あらばそれらを他人に見せようとする。そうでなくても平時・非常時を問わず惚気話を垂れ流し、悶える一見すると危険人物以外の何者でもない性格となる。 神そのものの名であるツクヨミの姓により月光を操る能力を持っており、それも含めて機殻弓・月天弓を操る、現存する中では2nd-G最大戦力。彼女は当初UCATに入る事を拒んでいたが、亡夫、月読・有人の調査を条件に参加した。そのため彼女自身はUCAT空白期以後からの加入であり、以前の事は佐山・御言達同様知らない。 車の運転は実に荒っぽく、その性格は娘の京に受け継がれている。また京に対する対応も放任主義で一貫しており、彼女がテュポーンと合一して死ぬかもしれない瀬戸際になっても一切動じず、むしろそれも一つの結果として受け入れるつもりでいるかの様な覚悟を見せた。 劇中でも突出したアグレッシブとヴァイオレンスを持つ性格で、その戦闘力も物理的な勝敗では一度も負けた事の無い程強い(彼が負ける時は、常に勝敗に何らかのルールがある場合だった)。そのせいか、何かと歩法を多用する癖がある。登場の際はほぼ必ず自作の奇怪なアニメソング、演歌、ラップ等々を唄いながら現れ、その奇行から日本UCAT内では「秘密(にしておきたかった)兵器」と呼ばれている。また田宮・詩乃襲撃の際に出向き、そこでの言い争いでキレ、思わず「ぅ犯すぞ!」と叫んで以来、「レイパー」が通称となっている。 学生時代に田宮・遼子と同級生で、その頃から彼女に惚れているが遼子本人には気づいてもらえていない。彼女からは「会えば何かお菓子をくれる人」との認識を受けており、それをくれないと無価値男扱いをされる。そして遼子が執心している佐山・御言を余り好いてはいない様だ。ちなみに佐山・浅犠と面識がある。 過去に土砂崩れ(実際は昭緒が慢心から引き起こした事故)に巻き込まれ、左手の薬指と小指を失う重傷を得た。しかも更には救助が来るまでの間、長時間土砂とバスの残骸に押し潰されながら雨ざらしにされ、雨に対して異常に怖がる様になっている。 父は日本神話を専攻する学者であり、自身も又、学生時代に日本神話を研究していた。父の出版した八岐大蛇の絵本を持っており、それは晴美によく読み聞かせている様だ。彼女自身はGも概念戦争も知らないLow-Gの一般人であり、夫がUCATで働いている事も、自分の巻き込まれた事故の原因が夫によるものだという事も知らない。 料理に関しては一級品であり、熱田・雪人やパート仲間からは好評らしい。だが昭緒と結婚する前はお米も研げなかったと自嘲しており、料理は結婚後に鹿島の母親から習い、上達したものらしい。 非常に穏健な性格で、良妻賢母を絵に描いたような性格をしている。しかし本人は自分を嘘つきのはしたない女であると考えている。それは自身が土砂崩れに巻き込まれる原因、彼女がその現場を通って目的に向かおうとしていた理由による。実は彼女自身は学生時代から昭緒に対して好意を抱いており、それはお互いが卒業した後も抱いていた。そして彼の事を忘れられず、会おうと向かうその途中で土砂崩れに巻き込まれたのだ。しかもそれが要因となって昭緒との結婚が決まり、彼女は「卒業して繋がりの無くなった男に会おうとした罰が土砂崩れなのではないか、そしてそれを利用して彼を夫に縛りつける自分はなんてはしたない女か」と考える様になっていた。 鹿島・昭緒と鹿島・奈津の間に生まれた娘で、2nd-GとLow-Gの帰化二世にあたる。まだ言葉どころか歩くのもままならない幼児であるが、親バカである昭緒にとっては大切な愛娘である。 学生時代はかなりのワル(レディース)だったらしく、本人の性格もかなり粗野だが堂々としており、相手と真っ向からぶつかっていくその姿勢と行動で3rd-G残党の面々と対話していく。 本人は元々2nd-Gの事を知らず、一般人として生活していた。しかし就職活動の帰り道、暴走したテュポーンと荒帝の戦いに巻き込まれ、そしてアポルオンの計らいによって3rd-G残党の本拠地に連れ去られる。その後アポルオン達が思いもしなかった行動の数々によって次第に受けいられ、認められ、やがてはアポルオンを支えてその子を身ごもり、3rd-G王の后となる。 3rd-Gの次代を継ぐ者として多くの民に期待され、概念戦争時代に圧政を強いるゼウスに反抗する穏健派だった。しかしゼウスの指揮で自らを信じる家臣の人民も、果てには妹であるアルテミスすら失い、反抗する事を諦めてゼウスに従っていた。そして概念戦争で殺されるもアルテミスの計らいによってそれを免れ、そして現代に復活する。以降全ての事に諦め、何も考えていない振りをしながらただ漫然の生活していた。しかし荒帝との戦いで月読・京と出会い、連れ帰った事が彼の意思を大きく変える事となる。 太陽(朝?昼までの時間)を司る能力を有している。概念戦争では二人乗り仕様の水色の武神に、アルテミスと共に搭乗していた。しかし飛場・竜徹によって破壊され、テュポーンに移し替えられたので、全竜交渉では3rd-G概念核を収めた武神、テュポーンを操る。 3rd-Gの全竜交渉の末にテュポーンの呪いから解放されるが、肉体を再構成の為に武神の搭乗席から出られなくなり、完了して出られる様になるまでどれ程かかるか解らない、と診断される。そしてレヴァイアサンとの最終決戦では概念核解放によって冥府が活性化し、その恩恵によって再構成を完了して京達に加勢する。 ちなみに結構エロい性格で、初対面の女性に結婚を申し込み、ベッドでは相手の服を先んじて脱がすタイプ。そして京曰く「お前はあてる、絶対あてる」との推測を受けた男でもある。 概念戦争次代に生殖能力が欠如していると診断され、拒否を受け入れられる事も無く武神の部品としてアポルオンの水色の武神の服座席に搭載され、オペレーターとなっていた。そして飛場・竜徹との戦いでアポルオンと共に武神ごと破壊されて死ぬ筈だったが、アポルオンを生かす為にテュポーンを乗っ取り、その意思を殺して概念核の力を借りる事によってアポルオンを不完全ながらも生き長らえさせる。テュポーンにその精神を残しており、時折自らの死の瞬間を思い出してはアポルオンの意識を奪い、暴走していた。 月(夜?深夜までの時間)を司る能力を有しており、アポルオンの能力と合わせる事で短い間ながらも時間を制御する事が出来る。 3rd-Gの全竜交渉の末に、アポルオンの完全な蘇生を実現した後に冥府に入り、完全に死亡した。だがノアとの最終決戦ではアポルオンと共に一時的に現世に戻り、戦場に水色の武神を届ける。そこでは全竜交渉の時に見せた悲鳴と悲しみはなく、彼女本来の笑みを見せた。 王である以前に優れた技術者であり、モイラシリーズやヘカトンケイルシリーズを初めとした自動人形や武神の開発に携わり、荒帝の開発にも関わっていた。幽閉された後も武神等の兵器開発には駆り出されており、飛場・美影を合一させる自動人形ボディも開発した。だが美影が奪われた後にゼウスの目を盗んで護国課に現れ、荒人を荒人・改へとの修理し、飛場・竜徹とゼウス達の戦いさえも享楽として3rd-Gの滅びを助長させた。ちなみにシビュレはその際に荒人改を修理する助手として連れてこられており、その後護国課に預けられた。 自分達が生き残る為に概念戦争において悪政ともいうべき政策をとり、「穢れ」と呼ばれる罪の数々を作る事となる。そしてレアを殺して飛場・美影を奪い、9th-Gと共にLow-Gを侵攻した。だがその後、決着をつける為にやってきた飛場・竜徹と戦い、荒帝を喚び出した彼によって死亡する。その際に死にかけたアポルオンを自動人形達に渡し、どんな手段でも生き長らえさせようとした。 概念戦争末期には自らは冥府に落ちて息子のアポルオンに王を継がせ、自分の意思を複製定着させた武神を相談役として残した。しかし実際は冥府に落ちずに武神に搭乗し続けており、武神の意思は当人のものだった。 人間管理という役目の一端として記憶偽造の能力を持ち、モイラ3rdの記憶封印と組み合わせて人間の記憶管理を行う。別系統のヘカトンケイルシリーズは異なるが、自動人形の指導者として他よりも判断基準が高く設定されている。しかもアポルオンが頼りにならない状態が続いた為、製造から京が現れるまで誰にも頼る事無く自動人形達を指揮してきた。その為か京が3rd-Gの主となる事を認めた際は、微妙に暴走した。 人間管理の内、記憶や体調といった人間の機微を感知する能力に長けている。そしてそれ三姉妹の中で人間の最も側にあるべきものであるが、しかし出会ってきた人間(Gも何も知らないLow-Gの一般人)は誰も自動人形を恐がり、モイラ2ndを認めようとしなかった。そして1st-Gとの抗戦によって異Gの者を得る事も出来なくなり、「主」も「客」も得る事が出来なくなったとして絶望し、表情も言葉も失っていた。しかし月読・京との出会いでそれは少しだけ変わった様だ。 戦闘ではその精密制御能力を活かした多重並列での重力制御を行い、最大8体の遠隔操縦型武神を同時に操る。 人間管理の一環として記憶封印の能力を持ち、モイラ1stの記憶偽造と組み合わせて人間の記憶管理を行う。モイラ1st曰く「アッパーな性格」で、その言動は幼く、また無意味にハイテンションで人間味があると言えない事も無い。よく粗相を起こし、モイラ1stからお仕置きとして股関節のボルトを外されたり(何処かを)へっこまされたりするらしい。 他に比べて能力が劣る為、京が現れる前は誰に対しても遠慮する内向的な性格だった。しかし京との出会いによってそれはある程度改善され、当初に比べて明るくなっている。ボディとの相性が芳しくないらしく、絵に描いたような典型的なドジっ子だが、逆にそれが固有の特性となって高い戦闘力を弾き出している。日頃の失敗や長田・竜美との戦闘によりスペアボディを全て壊してしまった為、武神用のボディになった事もある。 普段は袖に軟質金属の剣を仕込んでおり、重力制御によってそれを硬化・制御して戦う。また専用の赤い遠隔操縦武神を持っており、短時間だが操る事が出来る。ヘカトンケイルシリーズで唯一3rd-Gの全竜交渉後も残っている機体で、その後は月読・京と共に出雲UCATの所属となる。感情こそ無いが使命感の強い性格をしており、京が3rd-G残党の本拠地に入ってきた当初は信用せず、京とぶつかり合う事も多かった。そしてそれ故に京を認めた後は一途に慕う事となり、京が子を宿した際は多大な世話を焼いており、「母ちゃんが二人って事にはならねえよな?」と京に心配させた。 八百屋装束をした巨漢の姿をしたヘカトンケイルシリーズの1体で、精密で高出力な重力制御能力を持ち、中距離・広域戦闘を担当する。 普段は情報収集の意味も込めて八百屋で働いていおり、そこの家族達とは縁が深い(勿論八百屋側はアイガイオンが自動人形だとは知らない)。中々好戦的な性格で、戦闘を数少ない娯楽の一つとし、手加減は出来ないがなるべく長く続けていたいと思っている。また面倒見の良い面もあり、自動人形達の侍女服や花を揃えてきた。 武神ボディを持つ自動人形で、ヘカトンケイルシリーズの1体。無数の砲台を装備しており、長距離戦闘を担当する。 概念戦争中クロノスが唯一完成させた「自動人形による武神の搭乗技術」を採用した機体で、その弊害なのか会話能力が低い。普段は武神同然に格納庫に収納さえており、テュポーンとも常に近い位置にいる。外見に反して純粋な性格らしく、今回の姫(月読・京)を初めて見た事を自慢したりした。また自分が格納庫から出る場面を戦闘以外に知らず、京の単純に「外に出てみたくないのか?」という質問を戦闘要請かと勘違いした。 風見・千里との戦闘で大破寸前まで破壊され、後にアイガイオンと共に長田・竜美とアレックスに挑んで破壊される。 4th-Gの概念によって動物化した植物達。六脚のトカゲに似た外見であり、個体それぞれに意思はない。彼等は複数あるように見えて一つであり、現出する「草の獣」という体も、外部との対話を円滑に進めるために地面から生えている植物から捻出した、一種のインターフェイスである。そのため草の獣もその形状は自在に変化させる事が可能で、作中では椅子の形をした草の獣も確認されている。 彼等の食料は熱エネルギーであり、それは主に生物が運動する事によって体内に生じる余剰熱、つまりは疲労である。ある程度の草の獣が密集すると大きな自重が発生し、それを支える為に自然と熱が発生するため、彼等は大多数でさえあれば動いたり考えたりしなくても、生きていくことが出来る。 4th-G概念核を有し、草の獣達を指揮する存在。その正体は謎に包まれており、概念戦争時代に解き明かしたのは佐山・薫だけだった。その正体は水を体とする概念竜であり、ムキチは草の獣の内部に宿りその身を調整すると同時に情報を共有する事が出来た。しかしあくまでも身の内に宿るだけであるため草の獣とは別個体である。 5th-Gの概念戦争にて宵星砲を受けて大破、北海道近海に沈んだ。60年間で我が身に修復と改造を施し、全竜交渉時には双胴ボディの非変形型機竜へと進化して現れたが、悠久の時と大破によって概念戦争時代の記憶を殆ど失っていた。サンダーフェロウとの戦いの中で記憶を取り戻し、内蔵していた概念核の片割をサンダーフェロウに受け渡し、その後北極星へ向かう様に天に昇って完全に崩壊する。 黒陽が得た能力とは自らの機体を分化させて中型・小型の機竜群を造ると言うものだった。また全身の武装と装甲を離脱させる事で本来の中型サイズに戻る能力も隠していた。そして概念戦争における真相は異なっており、黒陽が惑星を破壊し、人類を死滅させた理由は「9th-Gが放った細菌兵器によって苦しむ5th-Gを見かねて」というものであり、暴走した本当の理由は「護るべき者達を想うばかりに彼等を殺した」というものだった。 全長300m超過の巨体に六枚羽を有し、黒陽同様に概念核の片割を有しており、自己進化する事も出来る。元々は黒陽と共に人類を護る為開発された、5th-Gの気象管理用機竜だった。だが自らの半身、双子とも言うべき黒陽が心故に暴走し、そして導くべき機竜達が現れてからは彼等を導く機竜の長となった。概念戦争における黒陽との最終決戦で、ショートル3を除く他の全機竜と共に宵星砲と合一、ヴェスパーカノンとなった。 単体では唯一黒陽の装甲を穿てる武装、宵星砲を持っていた。当時はリチャード・サンダーソンが搭乗し、彼を5th-Gに導いた。そして人間であるリチャードに5th-Gの全権を預け、自分達を率いさせた。概念戦争における黒陽との最終決戦で宵星砲による直射砲撃で黒陽を大破させたが自らも大破し、その存在は失われたと思われていた。 ヒオ・サンダーソンを幼少の頃より護り続けていた名無しの機竜。名前を失った為に以前の記憶も失っており、機体性能もまともに引き出せず、姿も光学迷彩で完全に隠されていた。それ故にヒオの側にありながらも一度として姿を見せる事が出来ずにいた。 5th-Gの全竜交渉で黒陽からヒオを護る為に現れ、そこで初めて自分の存在を知らしめる。そこで一度は拒絶されるがダン・原川の諭しがあってヒオと和解、「雷の眷属の同志(サンダーフェロウ)」の名を与えられて完全に覚醒する。 機体は青と白にカラーリングされている。その正体は60年間の対黒陽戦で失われたと思われていたショートル3が、全く別の機体と言っても良い程に我が身を改造し、かつての名を放棄した姿である。そして改造によって得られたのは合一搭乗技術の完成と、自らのフレームも含めた部品を換装して根本的に機体を組み替えるという異例の能力だった。サンダーフェロウはこの能力により、唯一ヴェスパーカノンを搭載する事が出来る機体である。 単独でも活動できるが自分はヒオの能力であるとしている為、彼女が呼ぶ、もしくはその身に危険が迫った場合以外は自律行動をとらない。操縦はダン・原川、機体制御はヒオ・サンダーソンが行う。 物理的な体は持たず、共有されたワムナビの遣い達の意識から漏れ出した余剰分の意識から生じた、意識生命体とも言うべき存在。ワムナビの遣い達の中では熱量と情報としてしか存在しておらず、ワムナビを一部でも手に入れるためにはワムナビが実在出来る程度までワムナビの遣いを集める必要がある。概念核もワムナビが保有しているため、ワムナビが発生したところにしか現れない。そのため8th-Gの概念核を得る事は非常に難しい。 8th-Gに存在する、概念の力によって意思と行動力を得た熱エネルギーであり、一種のエネルギー生命体である。当初はエネルギー剥き出しだったが、長い年月の中で鉱物に宿る事で無駄な熱の発散を抑える手段を手に入れた、意思を持つ石の形を取る。彼等は思考でも熱量を稼ぐ様になり、自らの思考によって発生した熱を自らの糧とする。思考する事は彼等にとって生きる事であり、彼等はより速い思考を求め、周囲のワムナビの遣いと意思を共有する事によって莫大な計算速度を獲得する能力を得た。 4th-Gの草の獣達が完全に一つの意思であったのに対し、ワムナビの遣いは個性を持って分化しつつ、しかし意識の共有も出来る一つの生物にもなる事が出来る。 10th-Gの神族で出雲・覚の祖母。通称は「期待はずれ」のヨルス。「期待はずれ」は彼女のもつ固有概念でもあり、その効果は「相手の期待したこととまったく逆のことが必ず起きる」というものである。 何事にも一生懸命な性格のため命令には疑問を持たない。単身で日本UCATに乗り込んだ際にひどい目に会う。 対リヴァイアサン戦時に壊れたフレームの代わりにサンダーフェロウの通常巡航フレームと合体し、ノア搭載の機竜に特攻した。 遼子の弟で姉へのツッコミ担当。姉とは対照的にしっかりした人物である。包丁さばきの腕は確かで、熱田・雪人にも認められている。 遼子・孝司の先祖。東京大空襲の際に身重で入院していたが、新庄・要が避難用のバスの席を譲ってくれたおかげで助かった。その恩義として、以来田宮家は佐山家に仕えている。 飛場・竜徹の妻。竜司の祖母。八大竜王時代から現在に至るまで、変わらず竜徹のエロ行動に制裁を続けている。 元売れない昭和アイドル。現在は専業主婦。出した曲は人々の記憶に残っているが、本人を知るものは少ない。 関西大震災の折にチャリティーコンサートを企画したが、自分へのこだわりから結局唄えず、以来唄う事を封じていた。 |
[ 454] 2ちゃんねるの「終わり」とブログの今後 - nikkeibp.jp - from ガ島通信 メディア崩壊の現場を歩く
[引用サイト] http://nikkeibp.weblogs.jp/gato/2005/06/2channel.html
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前回の「ブログの終わりと始まり」に、たくさんのブロガーからトラックバックを頂きました。いろいろな視点があり参考になりました。何度も言いますが、物事は複雑です。この連載もある物事を一面的に切り取っているに過ぎませんが、ブログの双方向性がその一面性をフォローしてくれていると考えています。私の「視界」が狭くても、皆さんの意見を聞きながら考え方を見直し、整理することができるのは大変ありがたいことです。 「終わり」(ここでの「終わり」は前回とは意味が異なっています)と言っても、2ちゃんねるが閉鎖されたわけでも、消え去ったわけでもありません。私はこの「終わり」の意味を、2ちゃんがオルタナティブなマスメディアに成長できなかったと捉えています。 既存マスメディアでは、「怪しげなネットコミュニティの代表格」、「オタクやネット右翼の集う場所」などのレッテルを張られていますが、2ちゃんの魅力は真偽ではなく言葉遊びにあります。真実なのかウソなのか分からない面白そうなネタで言葉遊びをする。矛盾を突っ込んだり、応援したり、批判したりしながら書き込みが展開していくサイバーコミュニケーションです。 このような言論は一見無秩序に見えますが、そうではありません。広告やスパムコメントは、ボランティアの削除人が巡回して消去していますし、スレッドの話題と異なる書き込みやローカルルールを無視すれば2ちゃんの先輩たちによるアドバイスがあったりします。西村氏は「真偽は読者が判断すること」と発言していますし、2ちゃんねらーの「ソースを示せ」にも代表されるように、ある種のリテラシーも存在しています。 一時期猛烈に輝き、存在感を示した2ちゃんですが、なぜ「終わった」のか。なぜマスになり得なかったのかを解明するひとつのキーワードがリアルであると考えています。 ised@glocomでは、『オフ板は2ちゃんねらーが最後に行き着く場所だ』というコメントが紹介されています。このコメントは、「マトリックスオフ(公共の場所で、映画マトリックスに登場するネオをエージェントスミスが追いかけるという趣向)」を主催していたある人の発言です。 これは、2ちゃんがリアルへつながるコミュニケーションを模索していたことを示しています。他にも「うまい棒を持って選挙に行こう」、「湘南ゴミ拾いオフ」など、いろいろな試みが行われ、話題にもなりましたが定着しませんでした。リアルな行動すらネタ化されてしまいました。 これを最終的に決定付けたのが「電車男」です。「真偽不明」のネタだったはずのものが、本となって印刷され書店に積み上げられ、ワイドショーで語られ、人々の間で「確からしい」ものになっていく。次々と電車男関連本が出版され、映画、テレビドラマ化…。2ちゃんが紡ぎだした物語は、既存メディアに取り込まれ、消費されていきました。 ネタ物語のリアル化。この逆説によって、リアルを模索していた人たちは、既存マスメディアの軽薄さと、リアル世界のくだらなさを改めて思い知らされることになりました。「ウソから出たマコト」のような状況を冷ややかに見ていた2ちゃんねらーは、再びサイバーへ「引き篭もって」(決して否定的な意味ではありません。リアルを意識することが絶対善であるとは考えていません。あくまでマスメディアとしてどうなのかという視点ですのでご注意ください)いきます。 現在、2ちゃんは、細分化された各スレッドで「マターリ」とする場となっています。巨大な掲示板にもかかわらず、横のつながりを持たない小さなコミュニティの集合体になってしまい、マスメディアにはなり得ませんでした(リアルへ影響力を持ちすぎた2ちゃんを制御するため、西村氏らが電車男を「わざと消費させ」、リアルへの模索を失敗させたのかもしれない、とうがった見方が頭をよぎりましたが、これこそネタ文化2ちゃんの思うツボなのかもしれません…)。 ちなみに、2ちゃんは依然として大きな存在であるように見えますが、これは常に取り上げるものが一歩時代遅れである既存マスメディアの特性によるもので、消費の最終段階に入っているだけです。現状の「マターリ」が続く限り、2ちゃんがこれ以上社会的存在感を増すことはないでしょう。 では、2ちゃんとブログの違いはどこにあるのでしょう。ブログは「@名無しさん」が大半の2ちゃんに比べて、匿名にせよハンドル名(HN)にせよ、一定期間書き続けることによって管理人や運営主体の同一性が担保される構造となっています。そして、ほとんどのブロガーが、イベントや旅行、買い物など身の回りの出来事や家族や友人との付き合いや悩みなど、リアルに根ざしたエントリーを立てています。 それらは、アクセスも少なく、コメント欄もレスがないか、友人や家族からのものですが、そのようなブログが今後はさらに増えていくでしょう。ブログの普及は「匿名と実名」や「サイバーとリアル」論争をあっさり乗り越えていく可能性があります。「ブログ終焉」論争でも、「リアル」と言う言葉がかなり使われています。私には、この反応こそが、ブログがリアルに根ざしたコミュニティツールへ変貌を遂げようとしていることへの、リアルとサイバーを切り分けたいネットワーカーたちの反発、不安の表れではないかと思えるのです。 新聞社では、事件事故、漁業補償交渉や合併・地方自治などを取材する一方、中高生向け紙面のリニューアルを担当し、「紙」媒体の価値と限界を認識。2004年9月にブログ「ガ島通信」をスタートする。既存メディアの問題点と意識改革、新しいメディアと参加型ジャーナリズムについて議論している。 |
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