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比べとは?/ マイワン

[ 408] 「戦闘糧食晩餐会」で世界中のレーションを食べ比べ!(前編)
[引用サイト]  http://ascii.jp/elem/000/000/078/78201/

むむ、レーション、つまり「ミリメシ」ですな。刺激的な文言もなにやら面白そうなイベントではありませんか。ということで、主催の東京キャロルへ連絡を取り、ASCII.jpミリタリー特別取材班として参加することに。さてさて今回はどんな取材になることやら……
戦闘糧食とは、米軍ではMRE(Meal, Ready-to-Eat)、あるいはレーションなどと呼ばれている。ひと言で言えば、兵士が作戦行動中に食べる食糧のことだ。例えば自衛隊だと、基地や駐屯地、護衛艦などにはきちんとした食堂があり、調理した温かい食事を取ることが出来る。しかし、数日間以上にも渡る野外での長期作戦行動などの場合は、全行程で弁当持参という訳にもいかず、どのような状況でも持ち運びやすく簡便かつ衛生的に、しかも温かく飽きの来ないバリエーションのある食事を取れるようなシステムが必要となる。長期作戦行動中で娯楽と言えば食べることだけ、そんな状況でも兵士を満足させるような食事を提供するのが、この戦闘糧食なのだ。通常は、一食分、あるいは一日分がパッケージングされていることが多い。
世界各国で用いられているレーションの元祖は米軍が作ったと言われている。すでに第一次世界大戦の時から様々なレーションが開発され、前線の兵士に供給されてきた。さすが兵士を飢えさせないことに関しては定評のある米軍、というところだ。
現在では、先進国の軍隊を中心に各国の国情に合わせたものが開発され、用いられている。ちなみに宗教の禁忌が考慮されているレーションもあり、例えば米軍ではユダヤ教とイスラム教対応レーション、ベジタリアン対応レーションも存在している。なお、自衛隊では1965年採用の「とり飯」を皮切りに、現在では22種類の戦闘糧食が使用されている。
これらレーションや戦闘糧食の入手方法だが、基本的には難しいと言えよう。例えば日本国内には自衛隊と米軍が存在している訳だが、どちらも直接の入手は不可能だ。基地祭などで訪れても、売店等では販売していない。自衛隊の戦闘糧食の場合は、知り合いの自衛官から配給されたものを個人的にお土産に貰う、もしくは何かのイベントでの配布物として入手、というような経路しかない。まあ、そういう意味で戦闘糧食とはかなりのレアモノということになる。
ただし自衛隊の戦闘糧食の場合は、製造会社がパッケージを変えて民生品として販売しているものもあるので、パッケージにさえこだわらなければ、同じ味を楽しむことは決して不可能ではない。自衛隊の戦闘糧食に関しては入手のし易さや賞味期限を考えると、同規格の民生品で楽しむのが無難かもしれない。
一方、米軍のレーションも入手困難なのは同様な状況で、決して潤沢に出回っているとは言い難い。ましてや各国軍のレーションは、基本的にお土産のお裾分けレベルでしか入手できないようで、今回の晩餐会もアメリカ在住のカメ一等兵氏から各国軍のレーションを提供して頂いたとのこと。ちなみに今回の主催者、軍装品店「東京キャロル」では、米軍を中心とした外国軍のレーションを常時販売している。興味のある方は一度覗いてみるといいだろう。同店については記事の最後(後編)で詳しく触れているので、そちらも参考にしてほしい。
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[ 409] ちょっと贅沢 「プレミアムビール」飲み比べ : 読売ウイークリー : 特集 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
[引用サイト]  http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/yw/yw07070801.htm

ビールがおいしい季節の到来だ。国内のビール市場は落ち込んでいるが、プレミアムという「上級」ビールの元気が良い。でも、従来のビールとはどう違うのか。本誌ビール党記者がビール工場などを訪ね、ビールを比べ飲みするとともに、各メーカーにも蘊蓄(うんちく)を語ってもらった。
まず訪れたのが、静岡県焼津市にあるサッポロビールの静岡工場。夏草の香りが漂い始め、桜エビが旬のシーズンだ。昼食では生の桜エビを堪能したが、「これをつまみにビールをグビグビやりたい」という欲望を何とか抑え、サッポロビールの工場に向かった。
工場では、4月に発売されたばかりの「ヱビス ザ・ホップ」を缶に入れ、箱に詰める作業が行われていた。1分間で1200個の500ミリ・リットル缶にビールが注ぎ込まれ、莫大な数の缶ビールがベルトコンベヤー上に整然と列をなしていた。好調なプレミアムビール市場を象徴する「現場」だ。
工場見学後に試飲タイム。今までのヱビスと「ザ・ホップ」、サッポロの定番「黒ラベル」を飲み比べると、味と香りの違いが鮮明になる。「ヱビス ザ・ホップ」は口に含むと香りが苦味を包み込むような感覚だ。仕事の後のビールもうまいが、仕事中のビールもまた格別。
「柔らかさと飲みやすさを追求しました。麦芽のでんぷんを糖に変える(麦汁を製造する)仕込み工程で、ビールのもととなる材料をじわじわと温度を上げて煮立て、麦芽のうま味をまんべんなく引き出しました。これにより金のヱビスよりもまろやかな苦味と香りになった」
と話す。さらにチェコ・ザーツ産のファインアロマホップが、スズランの花のような香りを与えており、グラスに注いだ瞬間に違いが分かる。
一方の金色ラベルでおなじみ「金のヱビス」は復活当初から、麦芽とホップと水だけを原料とするという本場ドイツのビール造りの理念をかたくなに守っており、麦芽100%をウリにしてきた。「ザ・ホップ」以上に、父親が飲んでいた「昔からのビール」らしい、しっかりした苦味と麦芽の香りだ。黒ラベルが薄く感じる。通常のビールより長い1か月以上という熟成期間を経ることで、かすかな甘味や香ばしさも加わり、それらのバランスがビールらしいはっきりとした輪郭を生むという。
次いで、ビール党記者が訪れたのは東京都府中市にあるサントリーの武蔵野ビール工場。ここでは、プレミアムビール市場でヱビスの独壇場を阻止したザ・プレミアム・モルツ(通称プレモル)が生まれ、今も製造されている。
麦芽からビールを造る「仕込み棟」には巨大なタンクがいくつも並び、轟々(ごうごう)と音を立てている。窓からタンク内をのぞくと、泡だった液体の「ビールの胎児」が見えてきた。ただ、高温で煮る工程があるため、室内は40度近くに達し、記者の広い額が大量の汗に覆われてきた。とにかく暑い。
「『日本人は苦味が苦手』などの先入観に迎合することなく、本当においしい世界一のビールを造ろうということだった。それが日本だけでなく、世界でも認められたのです」
と目を細める。何せ、世界の食品の品評会であるモンドセレクションで、05年度から3年連続で最高金賞を得ている。
見学後、クーラーの利いた部屋に通され、キンキンに冷えた出来立て生ビールをいただいた。汗をかいた後なのでうまいのは当然なのだが、まずグラスから華やかな香りが漂う。そして飲み干した後も花のような風味が余韻として口や鼻に残る。原料には苦味を出すホップは使わず、香り高いアロマホップだけを使用しているからだ。その量は主流ブランド「モルツ」の2倍。さらに、工程では、麦汁を煮立てる際に、まずアロマホップを入れ、煮立ての最後に香りがもっと華やかな「ファインアロマホップ」を投入する。これがプレミアム市場を開拓した香りへと結びついた。
アロマとはいえホップを通常より多く使っているため、苦味成分はモルツの1・5倍になるという。しかし、それほど強い苦味は感じられない。先ほどのホップの香りに加え、甘味など麦芽由来の味が複雑にからみつく。
麦汁をつくる工程で加熱を2回行い、麦芽のうま味を最大限引き出したためだ。十分な苦味と香りに負けないうま味の調和がプレミアムたるゆえんだ。
実際、日本のプレミアムビール市場は拡大している。民間調査会社の富士経済の推計では、06年の市場規模は783億円(推計値・出荷ベース)と前年比で23・5%も急増した。今年は8・2%増の847億円が見込まれるほか、今後、新たなプレミアムビールも投入され、さらに拡大する可能性もあるという。
プレミアムと名乗るだけあって、小売価格は各社の主力ビールよりも30〜50円ほど高い。物価が下がり続けるデフレ時代には、価格の安い発泡酒やサッポロのドラフトワンなど「第3のビール」が売れた。最近になって景気が上向き、個人所得が改善したことがプレミアムビール市場を牽引しているという。
「一般の消費者の生活にも、高い物と安い物を買い分ける『消費の二極化』が生じているということです。平日は今まで通り安い発泡酒を飲んでいても、週末や休日は頑張った自分への褒美として、多少高いプレミアムを購入する消費者が増えていると考えられます。生活に多少の余裕が生まれているのですね」
と分析する。ビール会社にしても、量販店でたたき売りされてきた通常のビールよりも、利益率の高いビールが売れるのは魅力だ。だから、各社こぞってプレミアムビールに力を入れ、それがさらに市場を活性化させているのだ。
ビール業界で熾烈(しれつ)な首位争いを演じるキリンビールとアサヒビールも手をこまぬいてはいない。まずはキリン。
和牛に代表されるように、日本人は「和」や「国産」という言葉に弱い。漠然(ばくぜん)とした高級感や安心感を持っている。キリンはビールでありながら、「和」と正面に向き合うことで日本人の心を突くプレミアム感を描き出した。名称はニッポンプレミアムと言い、発売は7月11日だ。
輸入ものが多い主原料のなかで、麦芽の大半を九州、関東から、ホップの100%を東北地方の契約農家から仕入れている。なるほど、分かりやすい「和」へのこだわりだが、味はどうか。
まずは香り。晴れた日の草原のような香りがした後に、しばらくすると甘い香りを感じる。草原といっても青臭さとは違う。標準的なビールよりも香り高いが、強烈な香りを放つというより、あくまで自然で、国産ホップの風味が生きている。
口当たりは主力のラガーと比べると柔らかい。その一方で、キリンのビールらしさが主張されている。使用する国産麦芽はラガーに比べて、2倍ものアミノ酸が含まれており、これによりビールのうま味が舌に定着し、のどに流し込んだ後も苦味やコクがゆっくり、しっかり押し寄せてくる。この奥深さ、繊細さも「和」のテイストということなのだ。刺し身など素材そのものを味わう料理の良さを邪魔しない味と香りは、「和食にも合うように」というキリン開発陣の心意気が読める。
日本で一番飲まれているビール「スーパードライ」を有するアサヒが送り出したプライムタイムは、ドライとは対極にある、まったり感が特徴だ。舌を刺激する炭酸や、苦味を醸し出す原料のビターホップの使用量を抑えめにした。麦汁を煮立てる工程で、最初に投入するホップに加え、煮立て終える直前にも多くのファインアロマホップを投入した。これにより舌触りが優しく、ほのかな苦味とともに果実酒のような香りが口の中に広がるビールとなった。ちなみに、記者は桃に近い香りを感じた。
泡立ちにもこだわっている。泡はビールを空気から守り、味が劣化するのを防ぐ役割がある。長時間、ゆったりとビールを味わうのに適した泡を目指し、高温で麦芽を煮立てて仕込みの時間を短縮。これにより泡の成分である麦芽のたんぱく質が適度に残り、きめ細かな泡が出来る。泡一粒の直径はスーパードライの半分に過ぎず、唇や舌に触れる感覚はムースに似ている。
これまで定番だったサッポロの「ヱビス」とは異なる高級感だ。「ゴクゴクとのどを鳴らして豪快に飲む」というより、舌で転がし、香りを楽しむといった飲み方が合っているかもしれない。休日の夜、冷房の利いた自室で、洋画のDVDを見ながらゆっくり、地道に楽しむというイメージだ。
ビール評論家の田村功氏に、5種類のプレミアムビールを評価してもらった。田村氏は国内外の地ビール大会で審査員などを務めているプロの味覚人だ。
「バランスの良い、きれいな味です。苦味はしっかり感じるが、それほど強くもない。香りは麦が主体で、それをホップが支えている。麦芽の甘味など風味が複雑でビールの醍醐味(だいごみ)が味わえます」
「口の中に入れる前からほのかなホップの香りがし、実際に飲むとより鮮明になってきます。例えるなら、バラやゼラニウムといった花ですね。風味全体としてはヱビスよりもシンプルなので、たくさん飲めそうです」
「ザ・ホップよりも、よりホップの香りが強調されていますね。バラのような華やかな香りがグラスに注いだ時点から漂ってくる。苦味はほかのビールよりも強調されていますが、ピルスナーとしての苦味の許容範囲にピッタリと入っていて、瑞々(みずみず)しさがあります」
「非常に苦味が弱いビールで、口当たりが柔らかい。ふっくらしています。発酵や熟成の過程で生じるフルーティーな味と香りが感じられます。『ランチでおしゃべりしながら、ワイン代わりに楽しむ』という感じですね」
「ヱビス系統ですが、苦味はヱビスよりも強く感じます。本来、苦味は甘味と相殺するものですが、麦芽の甘味も強い。味のボディーがはっきりしていますね。飲み込んだ後も苦味や甘味が余韻として残ります」
「大切なのは、缶の裏などにある製造時期を確認すること。なるべく製造から1か月以内のものを探すことです。また、暑い場所に箱に入ったまま積まれているようなものは、どんなに製造日が最近でも劣化している可能性があるので注意が必要」
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